三重県の地域情報応援サイト RAKU(北勢版)/2008年4月10日 5面
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Home > バックナンバー > 2008.4.10> 北勢版 5面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【北勢版 5面】

   
YOUグループ・RAKU共同企画 2008年ピンクリボンサポート
マンモグラフィ検診で乳がん ストップ

▲乳がんを乗り越えてリンパマッサージのサロンを開く徳山さん=四日市市笹川で

乳がん乗り越えて14年 「すずらんの会」会長 徳山直子さん
 37歳で乳がんの手術をした四日市市笹川の徳山直子さん(51)は、手術後に乳腺患者友の会「すずらんの会」を発足させた。その会長として活動するかたわら、リハビリや体質改善に効果のあるリンパマッサージの技術を取得してサロンを開いた。病気を乗り越えて社会復帰し、前向きな生活を続ける徳山さんに話を聞いた。
  徳山さんが右乳房に異常を感じたのは31歳の時。3人目の子どもを断乳した直後のことだった。「お風呂で2歳だった娘が乳首を触ったら青黒いヨーグルト状の分泌物が出てきた。硬くて痛いし、これは変だと感じました」
  病院で検査を繰り返し受けるようになった。手術の前年、がんと診断され、右乳房を切るようにと告知。「まだおしゃれも楽しみたい女盛りの37歳で、胸を切るなんて許せなかった」。半年ほど切らないでと言い続けたが、「主治医と何度も話し合ううちに信頼感が生まれ、切ってもらう決心をしました」。
  手術後、右手に力が入らず、家事や子育てが思うようにならず、涙もろくなった。「転移して、もう生きられないかも知れない、だが生きなければならない、という葛藤が続きました。そんな時、支えになったのは家族でした」

患者の会を発足
  「同じ経験をした人と話がしたい」と思ったが、当時、三重県には乳がん患者の会がなかった。子育て中の身では遠方に出掛けることは無理。それならつくってしまおうと、主治医の協力を得て始めたのが「すずらんの会」。
  1997年の発足時に10人だった会員は、現在約50人になった。会報を発行し、年に4回ほど、勉強会や温泉旅行をする。乳がん患者同士が励まし合い、情報交換をして交流を深めている。
  「すずらんの会」では、乳房に関する不安や悩みの相談を電話でも受け付けている。
  問い合わせは同事務局TEL059・373・7783へ。

社会復帰できた喜び
 手術のあと、腕がむくんで、重く、痛くてならなかった。サプリメントを飲んだり、運動を試みたが、痛みは消えなかった。術後10年目の48歳の時、ハーブオイル(植物精油)を使ったリンパマッサージに出会った。体内から老廃物のたまった水分を出すというマッサージ法だ。「こんなに易しい方法で楽になれる」と知り、他の人にもぜひすすめたいと思った。技術を身につけるために大阪まで勉強に通い、資格をとって自ら施術者となった。
  サロンを開いて5年目。病院の紹介や口コミなどで知られるようになった。がんでリンパ浮腫となった患者をはじめ、疲労回復や体質改善を図りたいという人らが月に100人ほど訪れる。東海4県だけでなく、もっと遠方から来る人もいるという。
  それまでずっと「家族の重荷になりたくない」と思ってきたが、リンパマッサージのサロンを開いて、それが解消された。「がんを患っても仕事を持て、社会復帰できたことが喜びです」
検診はぜひ受けて
  「私は早期発見し、納得するまで検査を繰り返したのがよかったと思います。少しでも気になることがある人はすぐに検診に行ってほしい。検診を受けたことのない人はまずは体験と思って、検診を受けてほしいですね」と徳山さんは呼び掛けている。


スタッフの技術向上を図る マンモグラフィ講習会
 乳がんの早期発見に有効だといわれるマンモグラフィ検診。受診率の向上と共に求められるのは、医療サイドの画像診断能力だ。三重乳がん検診ネットワークでは、先月1日と2日、三重大医学部附属病院で、マンモグラフィ読影認定資格のための講習会を開き、医療スタッフのレベルアップを図った。
  同講習会は、NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会との共催。2日にわたる講習の後、検診マンモグラフィ読影医師の認定試験を実施し、結果を5段階で評価。上位3ランクまでが認定医の資格を取得する。合格率は約50%。技術力維持のため、資格は5年ごとの更新だ。検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師・医師認定についても、同様の講習と試験を受けなければならない。
  三重乳がん検診ネットワーク理事長の竹田寛三重大学医学部教授は「今後も精度の高いマンモグラフィ検診の普及のために医療スタッフの育成に力を入れていく」と話していた。

読者からのお便り
◆保育園のお母さんの間で乳がん検診について話題になっていた時に記事を見て、皆で受けに行こうという気になりました。若い年齢の人には、検診についての情報が少ないと思います。
セルフチェックもやってみました。(四日市市・伊達美智子)

◆30代ではまだ敷居が高いような気がして、検診には行ったことがありません。料金が高いので負担が大きいので、補助金額をもっと上げてほしいと思います。(四日市市・Y.S.)

◆身近な人が乳がんで亡くなったので、関心があります。市の検診で、マンモグラフィ検診を何度か受けました。セルフチェックも鏡を見ながらやっています。県内で乳がんに詳しい医療機関があれば教えてほしいです。(四日市市・Y.T.)

◆定期健診は受けるようにしていますが、セルフチェックはできていなかったのでこの記事をきっかけに始めたいと思います。記事を読んでセルフチェックの時期や仕方がよくわかりました。 (松阪市・濱田加代)

◆乳がんのことがよく分かり私も検診に行こうと思います。これからも乳がんについて詳しく紹介していただければ、ありがたいです。(伊賀市・北田文江)


現在
3万4547(2008年3月31日現在)
ネットワークに登録できる医療機関は下記ホームページ参照。問い合わせは、
三重乳がん検診ネットワーク
http://mie-mmgnet.jp/ TEL059・231・5029
E-mail:mmg@clin.medic.mie-u.ac.jp
※三重乳がん検診ネットワークは専門医と放射線技師によるマンモグラフィ検診をしている病院の集合体。検診後に登録すると、個人の検診ファイルが作成され、今後の検診に役立てられる。

 
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