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▲個展での左京さんとチノエ夫人=鈴鹿市市役所一階の市民ギャラリーで
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半身まひと失語症今を大切に生きる リハビリ兼ね制作
鈴鹿市白子4丁目の左京晁さん(69)は、4年前に脳出血を患い、右半身まひと失語症というハンディを背負った。希望を失いかけたころ、言語聴覚士の高岡由美さんに励まされて1枚の絵を描いた。これをきっかけに「今を大切に生きよう」と思い直し、リハビリを兼ねた油絵制作に打ち込むようになった。
左京さんは退院後、20年間ほど公民館で習っていた油絵に再び挑戦した。筆を左手に持ち替えての作業で思うようなタッチが描けず、作品もなかなか進まなかった。
そのころ高岡さんから言語聴覚室に飾る絵が欲しいと頼まれて、描いた絵がチノエ夫人と銀婚式記念に旅行した函館の絵「北の街」だった。残された機能を最大限に活用し、「無理せず、焦らず、決して諦めない」と自分に言い聞かせながら、数か月かけて「北の街」を仕上げた。
これが契機になって、「やればできる」という自信がわき、リハビリに励んだ効果もあり、今は車椅子が無くても歩けるまでに回復した。
デイサービスに通う途中の風景や夫人の運転で出かけた先のスケッチなど、これまでに左手で描いた作品は「北の街」を含めて13点。左京さんは、「色々な所に出かけ、これからも風景を描きたい」と意欲を見せている。
3月初旬には、鈴鹿市役所1階の市民ギャラリーで個展を開き、左手で描いた6点を含む20点を展示した。
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