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知れば納得★お金の Do How
〜きちんと考えたい これからのお金のこと〜
 
【監修】野村證券株式会社津支店 社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員 齋藤雅幸さん

よく耳にする「債券」って?
 
  国や事業会社などが投資家からお金を借りる際に、支払う利子や借りる期間などの約束を明示して発行される証券のことを「債券」といいます。ただし現在では「社債等の振替に関する法律」に基づいて発行されるので、証券そのものは発行されないこと(ペーパーレス)になっています。
  一般に国や地方自治体などが発行するものは「公共債」、事業会社が発行するものを「社債」と呼ぶことから債券は「公社債」とも呼ばれています。
  資産運用にとって、債券は受け取る利子も満期(償還といいます)もあらかじめ決まっているので、証券投資の中ではリスクの少ない金融商品というイメージがあります。
  このような「債券」への投資で「安全性」を重視する場合に、一番大切なのは、借り手(債券の発行体)の信用度を確かめることです。
  安全性重視の魅力的な金融商品としては「個人向け国債」があげられます。日本国の発行ですから元金の返済も利子の支払いも日本国が約束しており、信用度は申し分なく、安全性はとても高いといえます。
  しかも「5年・固定金利型」と「10年・変動金利型」と2つのタイプがあり、投資家それぞれの資産運用計画の工夫を凝らすことができます。何年か先に使う計画のあるお金、金融資産の基礎部分としてしっかり残しておきたいお金の運用などにピッタリです。

投資信託の利用には目論見書
 
  「投資=証券投資」には株式、債券といった個別銘柄を単品で購入するものや、さまざまな金融商品(株式、債券など)を複数組み入れた「投資信託」を購入するものがあります。今回は「投資信託」をすでに持っている人や、これから購入を考えている人に、商品内容について少し踏み込んで理解することが資産運用にとても役立つ、というお話をします。

  株式や債券は一般にそれらを発行する企業名や団体名(国や地方自治体を含む)がそのまま銘柄名とされています。
  一方「投資信託」の場合は、運用対象の金融商品、運用方法、収益の分配方法などをひとまとめにしたものが商品名。コンセプトを「愛称」にして商品名とするケースもあります。
  「投資信託」の広告や商品の概略説明には「お申込みの際には必ず投資信託説明書(交付目論見書)をご覧下さい」という文言が常に記載されています。商品の設定者や商品の内容について、説明するもので、投資信託会社が作成することが法律で義務付けされ、一見するとパソコンや携帯電話などの「取扱説明書」のような印象を受けます。そこには、お金の運用を託すにあたり、ぜひ知っておきたいことが詳細に説明されています。
  項目は「ファンドの基本情報」「特色・運用の内容」「投資リスク」「しくみ・運用体制」「申込手続きの概要」「費用・税金」など。よく読んで納得したうえで「投資信託」を購入してください。
  購入後は、投資信託会社の月次報告や運用報告書をみて、運用状況のチェックをこまめにしましょう。


株式投資の魅力を投資信託で
 
  日銀が今年3月に発表した2006年末の家計の金融資産残高は約1541兆円と、03年以降増加が続き、過去最高となりました。景気回復による家計所得の改善、証券投資を中心とした保有資産の値上がりなどが理由とされています。
  内容を見ると「現金・預金」の割合が50%以上を占めますが、「投資信託」や個人向け国債などの「債券」が増えるなど、「貯蓄から投資へ」の流れが定着してきたことが分かります。
  金融商品には「株式」「債券」「リート(不動産投信)」「金融派生商品(デリバティブ)」などさまざまなものがありますが、株式投資の魅力に絞ると、 「値上がり益」は株式投資の最大の魅力。株式の値段、すなわち株価はその株式を発行している企業の業績予測に加え、社会や政治の動き、金利情勢などが複雑にからみ合って形成され、証券市場での取引には投資家それぞれの判断や思惑が加わります。
  株式を発行している企業は、原則として決算時の業績に応じて「配当金」を株主に支払います。今、世界的に企業は経営をスムーズに行うため、株主の存在を重視し、株主に報いる主要手段として配当政策に力を入れています。
  投資信託を通して、個人のレベルでは難しい投資手法に加え、世界的に注目を集めている新興国の株式や、日本より高い水準にある海外の金利など世界をステージにした資産運用も手軽にご利用になれます。
  あなたにとって、より充実したライフプランづくりにバラエティに富んだ「投資信託」を検討されてはいかがでしょうか?

預金と投資のちがい
 

  ペイオフ解禁、少子高齢化社会の到来、政治や経済を取り巻く状況などを考えると私たちの将来は何かと不安。自分の資産・財産を頼りになる存在にしておく必要があります。
  これからの自分たちの生活をゆとりあるものにしたい。そのためにはどのようにすれば効果が得られるのでしょうか?野村證券株式会社津支店(津市羽所町)、お客様サービス課の坂井美絵さんと鈴木歩さんに聞いてみました。

 「今、時代は貯蓄から投資への流れになっています」と話す坂井さんと鈴木さん。「安定した収益の確保とできるだけ高い収益を求めるという2点がポイントだと思います」。

◆それはどういうことなんですか?
  「たとえば、低金利の続いている日本ではお金を持っているだけではなく、運用していくことが必要です。貯めるだけでなく増やすという発想を大切にするということですね」

◆なるほど。それには具体的にはどうすればいいのでしょうか?
  「値上がりが期待される株式、不動産関連商品、利息が受け取れる債券、さらに広く海外に目を向けた外貨建て資産などに目をむける必要があります」

◆うーん、なんだか難しそうですね。
  「これらの商品は価格変動リスクや為替変動リスクがあります。初めての人には少し入りにくいところもあるかもしれません。そのような方には固有のリスクを軽減させる分散投資という方法もあります」。

◆分散投資?いきなり難しい言葉が…。初めての人は事前に勉強が必要な気がしますね。
  「最近は金融機関各社がセミナーなどを多く開催しています。安心して始めるためにまずはセミナーなどに参加して考えてみるということも一つの方法ですね」


投資の基礎知識
 
  現在のような低金利のもとで資産を増やそうと思えば、預貯金以外の資産(株式、債券など値動きのある資産)に投資する必要があると思われます。
  では、値動きのある資産に投資する場合には何にポイントをおけば良いのでしょうか?野村證券株式会社津支店(津市羽所町)、お客様サービス課の坂井美絵さんと鈴木歩さんに聞いてみました。

 「投資では、1か所におカネを集中させないことが肝心です。つまり、値動きのある資産に投資する場合、異なる値動きをする資産を組み合わせて保有する分散投資が重要です」と話す坂井さんと鈴木さん。

ところで分散とは?
  投資における“分散”とは、「複数の異なる資産をあわせもつ」という意味です。例えば、タイプが異なる複数の会社の株式を買う、また株式だけでなく債券も買うなどいろいろなタイプの資産に資金を振り分けるということです。

でもどうして分散投資が必要なのでしょうか?
  分散投資によってリスクの軽減を図ることができるからです。異なる動きをする複数の銘柄を組み合わせて保有すれば、ひとつだけに投資するよりも資産を安定的に運用することができます。

では分散投資で利益を確保できるのでしょうか?
  残念ながらそういうわけではありません。金融商品には「リスクとリターンの関係」があります。リスクが高いものはリターンも大きく、リスクが少ないものはリターンも小さい。将来の動きが予測できない度合いが大きいものは、値下がりする可能性がある反面、予想以上に値上がりする可能性もあるわけです。株式や債券などの動きを正しく予測することはほぼ不可能ですが、リスクとリターンのバランスを上手にとるために用いられる方法が、複数の異なる資産に分散して投資するというものです。


預金と投資のちがい
 
  毎日の生活の中で、これからのお金について考える。めまぐるしく変化する社会情勢により、お金そのものの価値もどんどん変わってきました。
将来に向け、財産の基礎となる資金づくりについて考えてみましょう。

  いまや経済面でも、将来に対する不安をすっきりとはぬぐえない時代になりました。それだけに、今後の「生活設計=ライフプラン」をより真剣に考えている方が増えてきています。
金融広報中央委員会(事務局・日銀)の行った世論調査でも、「現在生活設計を立てている」「今後は立てるつもりである」と回答された方が8割近くを占めています。また、その回答を年齢別にみてみると、「生活設計を立てている」という回答は、なんと20歳代の若年層が最も多いという結果が出ており、各世代とも将来の暮らしに対し、プラン作りを始める必要がある、と考えているようです。
  これは、とくに資金的な面で自分の将来を“国や会社まかせ”にはできなくなったという意識が定着してきたためだと考えられます。
  「具体的な生活設計といっても、社会人としてのスタートを切ったばかりの若い方や、30歳代・40歳代といった働き盛りの方は、まず将来の財産の基礎となる『資金づくり』から始めなければなりません。資金づくりにはさまざまな方法があると思いますが近年では『貯蓄から投資へ』の働きになってきているようです。それはお金を寝かせておかずに、働かせてみるといったこともひとつだと思います。

 
 
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