|
||||
国道を渡り北へ歩いて行くと中町の家並みが見えてきた。格子窓や白い土壁が目を引く家並みは、今なお江戸の昔を思わせる。 少し歩くと、「百六里庭(ひゃくろくりてい)・眺関亭(ちょうかんてい)」があった。案内図には、関宿が江戸から百六里余りにあることから名付けられたと書いてある。2階に上がると、関宿の町並みが展望できる。午後の日差しが穏やかに屋根瓦を照らし、時折吹いてくる風も肌に心地いい。散策には良い季節だ。 この辺りは、銀行や郵便局も町並みに配慮した建築で、よく似合う。近くで中の様子を見学している人垣を見つけた。家の看板には「明治15年・桶重」とある。どうやらおけの職人らしい。中に入って見せてもらうと、大小の手おけが並んでいる。大きいものは、仕上げるのに3日もかかると話す職人の後ろには、かんなやたくさんの道具が掛けてある。四代目と言う気さくな職人に、半時間程話を聞いた。 次に見つけたのは、店先にまちかど博物館の立て札が置いてある店。以前は薬局だったらしく、古くは、江戸時代からの物だと言う小さな薬ビンが、多数陳列してある。興味深く見せてもらい店をでた。 店頭に和菓子を並べた店を見つけ、ひと休みすることに。「名物志ら玉」とある和菓子は、上新粉で作った皮でこしあんを包み、黄と赤と緑の小さい飾りがのせてある。お茶を出してもらいほっと一息。 最後に、東海道を行く旅人が、道中の無事を祈り参ったであろう地蔵院に参拝し、帰途についた。 |
||||