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Home > バックナンバー > 2007.10.11> 1面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

   
鈴鹿市の内田一美さん 美人画の模写が話題に

▲作品を手にする内田一美さんと春子夫人=鈴鹿市中江島町の自宅で

独学で技術を習得友人らに贈り好評
  鈴鹿市中江島町の内田一美さん(91)は、現役時代のデザインの経験を生かして独学で絵画の模写技術を習得、趣味で始めた日本画や美人画の模写が地域で話題になっている。
  内田さんは伊勢型紙や浴衣、ネクタイなどのデザインを仕事にしていたが、85歳で引退したのを機に、前から描きたかった上村松園や小倉遊亀、伊東深水らの日本画や美人画の模写を始めた。それまで培った技は、年齢を感じさせない確かさがあり、抜群の集中力で、細部まで繊細に描く。
  描く大きさを決めたら、下絵を写し取り、顔彩やポスターカラーで色をつける。絵の具は60色近くあるが、いつも使うのは限られた色で、混ぜ合わせて使うという。いつも絵に話しかけながら描く。気が向くと1日で1枚描き上げる。長くても数日で仕上げる。
  作品は「模写」なので個展などで公開するつもりはないが、友人らには贈って喜ばれている。旅先で知り合った人にも住所を聞いて贈り、友人らを通してアメリカや台湾など、5か国の知人にもプレゼントした。
  内田さんは「この夏は東京・両国町で老人会会長を務める友人を通し、色紙60枚を描いて会員らに贈った。これからは、自分の心に思う美人画を描いてみたい」と意欲をみせている。

 
 
高齢者の介護予防に NPO法人「うらら」

▲講演を熱心に聴く参加者ら=白子駅前会館で
看護師らで運営 鈴鹿市
  高齢者が介護を受けずに過ごせるように勉強したり、仲間と触れ合ったりするNPO法人「うらら」が、鈴鹿市の白子駅前会館で事業を始めてから3年目に入った。
  「うらら」は看護師四人を含む十四人の役員で運営。白子駅前地区の人を対象に、毎週金曜日午前9時から正午まで、血圧測定や健康相談、介護予防体操、講演会、栄養改善教室など多彩な行事を催しており、毎回六、七十歳台を中心に三十数人が参加するという。
  先月末は身体障がいを乗り越えて生活する、伊藤良一さん(41)を招いて講演を聴き、残された機能を最大限に使い、希望を持って生活する心構えを学んだ。地区自治連合会長でもある北川正敏理事長(73)は「まだこの地区には、独り暮らしのお年寄りが大勢おられる。一人でも多くの人に出てきて欲しい。他の地区でもこういう仕組みがあればよいと思っている」と話していた。
  参加費は無料だが、内容により一部自己負担金が必要。問い合わせは市長寿社会課TEL059(382)7935まで。
 
 
互いに教え合うサロン子連れで参加が魅力 桑名市

▲着崩れないよう、美しく着こなすポイントをアドバイスする山口さん(左)
▲終わった後のティータイムも楽しみなひととき
  友人に誘われて、ゆかたの着付け教室に参加した。3歳のやんちゃ娘の同伴も大丈夫だというからうれしい。実はこの教室、気の合う仲間ばかりが集まったもの。これまでにも料理やビーズアクセサリー作りなど、それぞれの得意分野を生かして互いに教え合ってきたサロンで、子ども同伴で開いてきたそうだ。(ライター小谷尚子)
  会場は桑名市上野の山口慶子さん(33)の自宅。着付け指導の資格をもつ山口さんがこの日の「先生」。「生徒」は山口さんの子育て仲間ら六人。私を含む三人が子連れ参加だった。
  ひっつきむしの娘は、レッスン開始早々、「抱っこ、抱っこー」。が、必死の形相で、ゆかたと格闘する母の姿におそれをなしたのか、いつの間にかおもちゃに夢中。ほかの子どもたちも、時々お母さんに甘えながら、折り紙やブロック遊びをして、待っていてくれた。
  多い時は十人ぐらいの子どもがいて、廊下を三輪車が走り回ることもあったそうだ。お母さんたちが「サロン」とよぶこの教室は、4年前から始まった。最初は「子連れ」が基本だったが、子どもが学校や幼稚園に入って、子どもが減り、サロンはそれだけ静かになった。
  この日の「生徒」がある時には「先生」になる。高橋淑子さん(37)はビーズアクセサリーをはじめとした雑貨作りの担当で、自宅でも教室を開いている。松原和代さん(36)はフラワーアレンジメントの「先生」。このほか、料理教室も数多く開いてきた。
  山口さんは「子育ての真っ最中だけど、せっかく取った資格や特技を眠らせておくのはもったいない。だったら、友だち同士で腕を磨き合おうって」と、サロンを始めたいきさつを語る。
  自分の得意なことを、認めてもらえる場があるのはうれしいこと。「母」である前に、自分自身も大切にしたい、というのがメンバーの共通の思いだ。
 
 
松阪市櫛田町の関岡さん(87) 50年間で成立カップル100組

▲お見合いチェックノートに書き込んだ男女のプロフィールを手にする関岡さん=松阪市櫛田町で
ボランティアでお見合い 人柄の良さと人脈活用
  知る人ぞ知る縁結びの神様──。50年前からボランティアでお見合い活動を行っている松阪市櫛田地区老人会長の農業・関岡幸之助さん(87)=同市櫛田町=がこのほど、延べ100組目のカップルを成立させる快挙を樹立した。関岡さんは「現在、少子高齢化社会が深刻化している。今後の日本の将来のために、力になり続けたい。次の目標は200組かな」と目を輝かせる。
  もともとは、自宅の隣に住む人から「うちの娘の嫁ぎ先を探してくれませんか」と頼まれ、間を取り持ったのがきっかけ。以後、この成功例や関岡さんの人柄の良さが口コミで周囲に広がり、「結婚相手を見つけてほしい」「うちの息子にお嫁さんを」との相談が増え、辞めるに辞められないようになった。
  関岡さんはまず、相談相手の松阪市内の有無、生年月日、最終学歴、職業を自前のお見合いノートにチェック。次に希望する相手の条件を聞き取り、これまで積み重ねてきた交友関係を駆使し相手を探す。そして、喫茶店で2人を引き合わせる。とにかく暇さえあればカップル成立への戦略を練っている。
  「恋愛は、相手を好きになったら回りが見えなくなり、冷静な判断ができなくなる。お見合いは本人同士がじっくりと話をして心をうち解け合うことで、冷静な判断ができる。成立したカップルの離婚率も2%と少ない。実は俺もお見合い結婚なんさ」と自慢げに語る関岡さん。
  結婚相手を探してほしいとの要望は、年間50件近くに上る。松阪市内の人にとどまらず、多気郡や伊勢、津、四日市からも「相手を探して」と願う男女から写真入りの封筒が関岡さん宅に届く。やはり、子どもの幸せを願う親からの要望が一番多い。そのほか、友人や上司、直接、本人からもあるらしい。
  関岡さんは「昔は、『20歳代前半で何が何でも結婚せな』という男女が多く、成功率は5割だったが、今は『結婚しないと』と分かっていても行動に移さない人が多く、成功率は1割程度かな。でも生きている限り、幸せになってもらうよう頑張りたい」と笑顔で話していた。
 
 
小ぶりも身はぎっしり 解禁初日の水揚げは300キロ

▲水揚げされた伊勢エビ=志摩市浜島町の志摩の国漁協浜島支所で
志摩で伊勢エビ漁
  10月1日に伊勢エビ漁が解禁となり、志摩市浜島町の志摩の国漁協浜島支所でも伊勢エビ漁で活気付いている。
  今シーズン初の水揚げとなった2日には、支所内にある伊勢エビ刺し網組合の組合員約30人が午前4時ごろ、船30隻を出して前日夕方に網を仕掛けた沖合い50〜100メートルのポイントで漁を行った。
  この日は、昨年の初日に比べ2倍の300キロを超える水揚げとなり、市場では漁協職員らが活きのいい伊勢エビをグラム別に「大」「中」「小」と手際よく分けていた。
  組合員によると「1匹の平均重量は約200グラムと少々小ぶりだが、身がぎっしり詰まっており味は最高。初日から豊漁ですわ」と目を細めていた。
  値段は浜値で、キロ当たり4500〜5200円程度と例年並みで、仲買人を通じておもに市内のホテルに卸されるという。伊勢エビ漁は4月30日まで続く。
 
 
重厚で格調高い音色 津でことのリサイタル

▲おことの前でほほ笑む菅生さん=津市丸之内で
伊賀市の菅生さん
  伊賀市や津市でそう曲奏者として活躍し、2002年に三重県文化奨励賞を受賞した菅生三千代さん(61)=伊賀市山出=の第2回そう曲リサイタルが、21日午後2時から津市西丸之内のリージョンプラザお城ホールで開かれる。
  菅生さんは幼いころから母の教えることの音を聴いて育ち、本格的には大学生になってから故・川辺幸子先生に入門し師事してきた。その間、中国、オーストラリア両親善演奏会や奈良長谷寺奉納演奏、三重県邦楽祭などで演奏。
  1978年からは、県立名張桔梗が丘高校そう曲部の講師として、同部を三重県高等学校日本音楽演奏会で9度の優勝に導くなど、幅広い活動を続ける。
  2002年に蕉門ホール(伊賀市)での第1回コンサートの後、
さらに磨きのかかった演奏を追究、仲間の応援もあり今回のリサイタルを開くこととなった。手事物の大曲で雅楽や神楽などを取り入れた重厚で格調高い「尾上の松」など宮城道雄作曲の6曲を演奏予定している。
  菅生さんは、「津市でのおことの仲間津奈乃会、尺八の永田憲山先生などたくさんの方の応援のおかげで2回目のリサイタルができ感謝している。普段邦楽に馴染みのない方もぜひお聞きください」と話す。
  チケットは前売り1700円(高校生以下800円)、問い合わせは津市の楽器店・三味恒TEL059(225)3468まで。
 
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