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Home > バックナンバー > 2007.10.4> 1面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

   
スポーツで社会参加を スペシャルオリンピックス

▲サッカーのトレーニングをするアスリートたち=四日市市下海老町で

県内でも活動盛ん 四日市の主婦らが発起 陸上など5競技を実施
  知的発達障がいのある人アスリートたちに、スポーツトレーニングをしたり、競技会へ出たりする機会を提供し、社会参加や自立につなげようという「スペシャルオリンピックス(SO)」の活動が、県内でも盛んになってきた。
  SOはケネディ大統領の妹シュライバー夫人がアスリートたちに自宅を開放して開いたデイ・キャンプから始まった。国際的なスポーツ組織で、世界大会も4年に一度開催されている。スポーツを通して可能性を伸ばし、体と心を成長させ、社会参加と自立を促すのが狙い。
  「SO日本・三重」は、四日市市の主婦らが2003年に設立準備を始め、翌年承認された。現在、陸上(松阪、鈴鹿)、サッカー(四日市)、水泳(津、四日市)、アルペンスキー、スノーシューイング(鈴鹿)のプログラム(トレーニング)を実施し、国内大会に選手団を派遣している。
  四日市市下海老町の北勢きらら学園で開かれているサッカープログラムをのぞいてみた。6歳から36歳の二十四人のアスリートが参加。ボランティアのコーチ七人や家族らが、横についてドリブルなどの練習を繰り返していた。
  コーチらの話では、トレーニングを続けるうちに、それまで自分の殻に閉じこもっていた子が、他の子に教えたり、積極的に人前に出るようになったり、目に見えて効果があるそうだ。
  広報委員長の秦野あかねさんも「人とかかわることの少ない人がスポーツを通して社会性を育んでほしい」と期待している。
  「SO日本・三重」では、アスリートと共にスポーツトレーニングを楽しむボランティアのコーチを募集している。
  問い合わせは事務局TEL080・3623・8228まで。

 
 
夜空に流れる尺八の音

▲ローソクの火や竹灯に浮かび上がる野外舞台での尺八演奏=四日市市坂部町の心印館弓道場で(昨年の「ともしびコンサート」で)
四日市市西坂部町 8日夕「ともしびコンサート」
  幽玄な尺八の音が流れ、矢庭に設えた舞台を竹灯やローソクが照らし出す──。8日午後5時から四日市市西坂部町の心印館弓道場で「ともしびコンサート」が開かれる。
  今年は「尺八アンサンブルの夕べ」と題して、三重県出身の尺八演奏家野村峰山さんが率いる「坊ちゃんS」というアンサンブルが、独奏曲「甲乙」をはじめ二重奏曲「風吹く」や四重奏曲「竹韻Vol2嵯峨野遊歩」などを演奏する。このほか柳瀬寿子さんらの二胡の演奏もある。
  毎年体育の日に開いてきた催しで、今年は13回目。会場は大池中学校の東、二つある御池沼沢の中間で、山の木々や田んぼに囲まれた自然いっぱいの芝生の上が観客席になる。会場周辺には計3千本のローソクが灯され、道場主の三浦太郎さんが考案した、絶妙な赤色の「竹灯」や大きな行灯数個にも火が入る。
  ローソクを灯す作業は午後2時ごろから取り掛かるが、三浦さんはこの作業を手伝ってくれるボランティアを募っている。
  「お代は観てのお帰り」としているものの、入場料は原則無料。
  問い合わせは「太郎銘尺八工房」TEL059(331)8491へ。
 
 
松阪市市場庄町 駆け込み開発が激増

▲不動産業者の駆け込み開発の影響を受けると思われる旧伊勢街道の市場庄の町並み=松阪市市場庄町で
旧伊勢街道の住民に危機感 市街化区域決定近づき反応 排水や景観問題で懸念
  松阪市が2010年度を目標に市街化区域の決定に向けた作業を進める三雲地区(旧三雲町)で、不動産業者の駆け込み開発が激しさを増している。特に際立つのが、江戸時代に旅人たちでにぎわいを見せた伊勢街道の面影を色濃く残す同市市場庄町の町並み周辺の空き地や田園地帯。住民たちは「景観が損われる上、排水事情や住民間での連携にも支障をきたす」と頭を抱えている。
  三雲地区は1950年代に旧松阪市、旧嬉野町、多気郡明和町が一つの都市計画区域を設定した。その後、松阪市は1972年8月に用途地域による建築物の用途制限を開始。さらに旧嬉野町も1980年代に近鉄伊勢中川駅周辺地域の土地区画整理事業のため、市街化区域と用途地域に分けた。
  そうした中、三雲地区では総合計画で都市計画マスタープランの策定を掲げていたが、実現に至らず。結局、農地整備に関する制限のみで、いわば"無法地帯"が現在まで続いていた。しかし、市街化区域決定に向けて市が本格的に動き始めたため、善は急げ≠ニばかりに不動産業者が開発に乗り出した。
  中でも開発の動きが活発なのは、国道42号線と旧参宮街道を挟む市場庄町の水田地帯。アパート建設用地にしたいと考える複数の不動産業者が連日、街道沿いの地権者宅一軒々々に出向き、営業活動を行う。
  この地域には、70代から80代の高齢者が多く住んでおり、「休耕田にするなら、土地を売りアパートの家賃で少しでも収入を得られれば」と考える人も少なくない。
市現状では打つ手なし
  ただ、多くの住民の間では、土地売却に異論を唱える。市場庄の姿を語り部として伝えるボランティアグループ・格子戸の会の中村文恵会長は「市場庄では排水ポンプを使い水をくみ上げているが、排水機能の整わないアパートが立つことで水害が起こった場合、町が水浸しになる。市には早急に市街化区域と景観条例の制定に尽力してほしい」と不安視する。
  中西義生自治会長も「近年、旧参宮街道沿いにも空き地が目立ち始めており、そこへアパートを建てられると景観的にも風紀的にも、良くない」と話す。市都市計画課・高橋正樹技術吏員は「三雲地区では現在、都市計画マスタープランの説明を住民にしている段階。来年度から用途地域の区分けに入るが、区域決定まで最低3年はかかる。現状ではどうしようもない。住民の意識に任せるしかない」と本音を漏らしていた。
 
 
満点の星空のように ソバの花が見ごろ 松阪市野村町

▲一面に広がるソバの花=松阪市野村町で
  松阪の車の玄関口・伊勢自動車道松阪インターチェンジからほど近い松阪市野村町の田園地帯の一角に、ソバの白い花が咲き誇り、近所の住民や市内外のドライバーたちの目を楽しませている。
  畑は、広さ約2万3千平方メートル。松阪市八重田町の農業・古御門正佑さん(49)が3年前に、地元の休耕田の活用ができないかと地権者である近くに住む男性公務員に了解を得て、ソバの栽培を始めた。
  8月中旬に約20キロ分の種をまき、9月中旬ころから花が咲き始めた。1本に10個ほど咲く直径約5ミリの白い花が広大な畑に広がり、まるで秋の空に輝く満天の星のよう。また、風にゆれる様子も涼しさを演出している。
  「はじめは収穫だけが目的だったが、花も楽しんでもらえるようになったのはうれしい」と笑顔の古御門さん。11月中旬には、実を付け、同月末に収穫。県内の業者に向け、出荷される。
 
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