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Home > バックナンバー > 2007.9.20> 2面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【2面】

   
町の過疎化に待った 第1回阪内を語る会まちづくり委員会

▲町の活性化目指し、先人たちから聞き取り調査したまちづくり委員会=松阪市阪内町で

先人から昔の様子聞き取り 松阪市阪内町
  過疎が深刻化する松阪市阪内町に活気を取り戻そうと町内の有志で活動する阪内まちづくり委員会(沢口弘文会長)は9日、昔を知った上で今後のまちづくりにつなげるために同町の防災センターで町内の高齢者を集めて「第1回阪内の昔を語る会」を開き、明治から昭和初期にかけての産業や生活などの聞き取りを実施した。
  高度経済成長を境に著しく人口減少に陥った町の立て直しを図るため、4年半前に発足した同委員会。阪内を元気づけ、次世代の若者の生活を良くするためには、「まず、今の生活を維持してきた先人の話に耳を傾け新たな町づくりをしていこう」と考え、今回の開催となった。
  語る会には、まちづくり委員会の役員はじめ70代から80代の男女十人の計十七人が出席。阪内の主産業であった林業と農業について意見を出し合った。
  林業について、「明治時代は杉やヒノキ、松、ケヤキなどは藩から切るなという指示があった」、「今のように山を見捨てるような状況でなく山は大切にされてきた」「山中から木を運び出す土しゅらが今でも残っている」。
  また農業では「牛は農耕には欠かせない存在で町内で60頭ほど飼われていた。牛に餌をやる前にご飯を食べて親に怒られた経験がある」「多くの家に(水稲用の)水車があった」など、エピソードが語られた。
  沢口会長は「若い人や嫁いできた人たちに町の姿を知ってもらうことが活性化への第一歩。今後、4回ほど会を開催し、文集にするとともに活性化に向けたヒントになれば」と期待を膨らませていた。
  第1回の内容については、阪内町内で発行している里山新聞でも紹介するという。

 
 
ポルトガル語通訳酒徳和代さん 度会郡玉城町在住33歳

子どもたちに引っ張りだこ
  度会郡玉城町の酒徳和代さんは、松阪市東町の市立東保育園(村田みどり園長)で、ポルトガル語の通訳として、不安を抱える外国籍の親子をサポートしている。
  酒徳さんは、高校時代、ブラジル音楽であるボサノバを聞き、ポルトガル語の言葉の流れの美しさに引かれ、大阪外国語大でポルトガル語を専攻。主語や時制によって動詞の活用が変わるなど、難しい文法に苦労した。
  卒業後はポルトガル語とは離れた仕事をしていたが、2002年の秋、知人である同園の保育士から、通訳が辞めるので後任にと誘われた。その準備として、翌03年に3か月間、自費で渡伯。家族のきずなを大切にし、時間におおらかなお国柄を肌で感じた。
  同年5月、通訳として着任以来、外国籍の園児や保護者との対応に心を配る。保護者向けの書類はもちろん、教室に置く絵本の翻訳も。4年前から、医療通訳研修(県国際交流財団主催)も受講し、勉強を重ねる。最近は園児の通院に付き添うこともあるそうだ。
  その他、他園の通信の翻訳や巡回など多忙を極めるが、「保護者からの感謝の気持ちが伝わってくるのが励み」と酒徳さん。教室に顔を出すと、「カズヨ、隣に座って」と、園児からも引っ張りだこの酒徳さんは「子どもたちと過ごすのが何より楽しい」と笑顔で話した。

 
 
交友関係語る資料 松浦武四郎記念館

▲武四郎に送られた掛け軸=松阪市小野江町で

  北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818〜1888)にゆかりのある資料を集めた松浦武四郎記念館(松阪市小野江町)は、画家や書家国学者など交流のあった人々が送った絵画や手紙など23点を展示した企画展「武四郎をめぐる人びと」を開いている。11月25日まで。
  周囲を取り巻いた人々から武四郎の魅力にせまろうと企画された同展。半数が初公開のもので、すべて県指定有形文化財に指定されている。
  画家・富岡鉄斎が木曽川の流れの様子を描いて送った絵や伊勢の国学者松田雪柯の掛け軸などさまざまなジャンルの人たちが送ったものを紹介。展示物の中には送り主が、北海道の開拓に大きな功績を残したことに敬意を示して書いた「北海翁」や「北海翁松浦」という文字が書かれたものもある。
  同館の山本命学芸員は「ジャンルを問わずいろんな人との交流のあった武四郎が魅力的な人物であったことがわかります」と話していた。
  開館時間は午前9時半から午後4時半。月曜休館。
  問い合わせは同館TEL0598(56)6847まで。

 
 
温泉付き施設建設中 松阪市やまゆりの里 来春完成予定

  社会福祉法人明合乃里会(武内純四郎会長)は、松阪市嬉野中川町の同グループの施設「やまゆりの里」に隣接した場所に、来春開設予定の温泉付介護老人保健施設の建設を進めている。
  同会で昨年末に付近の土地調査を専門家に依頼し、地下1500bから温泉が出ることを確認。地元農家の栗林だった土地を買い取り、3月末から工事を開始した。
  施設は延床面積6028・05平方b、総工費は約12億円。温泉は1階に一度に五人が入浴できるものと、3階に展望風呂を作る。利用者が利用するだけでなく、近隣住民への開放も予定。普段から、施設の盆踊りや花火大会のときにボランティアとして参加してもらうことも多く、よりいっそう交流を深める場として期待されている。
  泉質は現在、県の温泉協議会に検査を依頼、10月中には結果が出るそうだ。
  同会の庄村芳樹顧問兼事業部長は「利用者の人に癒しを与え、近所の人との交流を深める場になれば」と話している。
 
 
フィナーレに風船舞う 第2回音しゃい祭り 23日 伊勢

  伊勢の地域活性化一大イベントの「第2回音しゃい祭り」(同祭り実行委員会主催)が、23日(日)午前10時から午後5時まで伊勢市朝熊町の県営サンアリーナで開かれる。今回のテーマ「心のバリアフリー」をコンセプトに各種催しが繰り広げられる。
  「おとしゃい」とは伊勢の方言で「びっくりする」という意味。地域と人が活気づくよう願いを込め、「音」の漢字に置き換え、タイトルとした。
  昨年の第1回のテーマは「町に活気を取り戻そう」。第2回となる今回は「心のバリアフリー」をテーマに行う。音、舞い、アート、スポーツの4エリアで、肩書きや世代によるしがらみを取り除いたつきあいを促すイベントを企画。
  中でも今年の目玉イベントは、アートエリアで催す「みんなで咲かさへん?虹の花」。直径15mの白いキャンバスの中心につぼみを見たてたオブジェを配置し、その中に思いおもいのメッセージが書かれた8色の風船を入れ、フィナーレで空へ飛ばす。
  そのほか、猿田彦神社の「さだひこ太鼓」生演奏などの伝統文化の紹介、ヨガ体験など盛りだくさんの内容で誰もが楽しめる。
  田中信也実行委員会会長は「来場者の皆さんが終始笑顔で過ごして欲しい」と話していた。入場無料。
  問い合わせは音しゃい祭り実行委TEL0598(59)1222まで。
 
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