RAKU/8月8日 1面
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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

   
円盤投げ日本歴代2位 成瀬さん

▲生徒を指導する成瀬さん=松阪市久保町の三重高グラウンドで

成瀬さん(三重高教諭)通訳で世界陸上へ
ドイツ陸上界に恩返し 指導法など知識の吸収も

  日独の陸上の架け橋に-。選手時代に留学するなど、陸上王国・ドイツに親交の深い円盤投げ日本歴代2位の記録保持者、三重高校教諭・成瀬美代子さん(32)=松阪市山室町在住=が、恩返しの意味も込め、8月25日から大阪で開幕する第11回世界陸上選手権に参加するドイツ選手団を通訳としてサポートする。
  成瀬さんは中京大学2年時にアジア大会3位に入った実力者。卒業後、実業団入りしドイツに留学。ナショナルコーチのゲルハルド・ブッチャー氏に師事し、2000年の富山国体では日本歴代2位の記録を樹立するなど、華々しい活躍をした。
  「研究を重ね、多くのデータを持つ彼らについて行けば必ず強くなれる」と信じ、練習を続けた結果、日本を代表する選手としてさらに成長した。
  4年前に現役引退後、ハンマー投げ選手だった夫・真一郎さん(32)と、ドイツでともにコーチングを学んだ。
  「年齢や体の成長に合わせた指導をするドイツ。日本にいたころは『今日は何をしよう?』と迷ったが、長期的視野に立った練習法に感心した」と成瀬さん。
  昨春、中京大学講師・本田陽氏を通し、世界陸上の視察に来日したドイツヘッドコーチのフランク・ヘンゼル氏を紹介され、アテネ五輪調整合宿のスタッフ経験の実績も買われ、今回、大役を務める。
  成瀬さんは、8月15日からドイツチームの北海道合宿に参加。通訳として選手が安心して競技に臨めるよう、精神面をサポートする。29日に世界陸上の開催地・大阪入りし、9月2日まで選手団に帯同する。
  前回の女子円盤優勝者、フランカ・ディーチュ選手などトップアスリートにブッチャー氏らがどのように指導していくのか、一言一言を聞き漏らさず、新たな知識を吸収し三重高の生徒にも伝えたいと考える。また、かつての練習仲間や指導したことのある選手との再会も楽しみにする。
  成瀬さんは「8年間携わったドイツ陸上界に再び関われる幸せをかみしめ、世界の陸上を生徒に伝えるためにも、精いっぱい自分の仕事に取り組みたい」と目を輝かせた。

 
 
待望の本州ジカ誕生 愛らしいしぐさ振りまく

▲6月に生まれたバンビ=多気町五桂の五桂池ふるさと村動物園で
五桂池ふるさと村動物園
  夏休みのアイドルはバンビで決まり-。多気郡多気町五桂の五桂池ふるさと村動物園(川合好己園長)にこのほど、待望の本州ジカの赤ちゃんが誕生した。ニンジンやキャベツを食べるしぐさや敷地内を飛び跳ねる姿は何とも愛らしい。同園関係者は「2年前にも子どもが生まれたが数カ月後に急死している。何とか順調に育ってくれれば」と期待を寄せている。
  母親・ベル(4才)とジーニー(同)の間に生まれた雄のバンビ。6月27日午前10時ごろに掃除に訪れた男性飼育員が偶然、発見した。体長約50センチで体には子どものころの特徴でもある真っ白な斑毛がついている。
  現在では、ジーニーについて回っている。夕方になると必ずというくらい岩山の頂上にキョトンと座る。また、母乳を求めてベルに甘えることもあり、一つひとつの行動がかわいらしい。人見知りもしないことから、生後わずか1か月で園のアイドルになっている。
 
 
英虞湾守る地酒登場 売り上げ一部を寄付 志摩市

▲「作〜然理己繋」を手にする竹内さん=志摩市志摩町和具で
  売上げの一部を英虞湾の保全活動費として役立てたい−。志摩市志摩町和具の「べんのや酒店」(竹内伸樹取締役)はこのほど、英虞湾を守る地酒として「作〜然理己繋」の販売を始めた。
  竹内さんは、今年3月に地元で開かれた環境イベントにスタッフとして参加し、環境汚染が進む英虞湾の現状を初めて知り、「ヘドロが溜まって海中の酸素が不足し生物が育たないという現状を打破するため、何か手伝えることはないか」と、商品を企画した。
  今回企画した酒は、鈴鹿市の清水醸造が製造したオリジナルブランドの三重の地酒「作」をベースにしたもの。自然のしくみと自分は繋がっている」との意味を込めてネーミング。ラベルには、リアス式海岸の広がる英虞湾のカラー写真や、「あなたの想いが英虞を守る」とのメッセージを添えている。
  売上げの10%は、英虞湾の保全活動に取り組むNPOへ寄付し、志摩市が運営する「志摩自然学校」(同市大王町)にラベルを持参すれば、シーカヤック体験などが、10%引きで受けられる。
  竹内さんは、「一見きれいに見える英虞湾でも潜って見ると状況は切実。環境に目を向けてもらえるきっかけになれば」と話す。
  純米酒で味はやや辛口。240ミリリットル450円。
  問い合わせは「べんのや酒店」電話TEL0599(85)0420まで。
 
 
桑名市の三林くん 長編年表作成に奮闘

▲歴史年表作りに励む三林君=桑名市新西方で
毎年校内注目の的に楽しみながら課題取り組む
  桑名市立藤が丘小学校(伊藤新司校長、児童数四百二十六人)の5年生、三林誠治君(11)=桑名市新西方=が夏休みの自由課題で、小学生レベルではまねできない大がかりな長編年表の制作にとりかかっている。何十冊もの歴史本を読んできただけに、作品は大作になりそう。昨年も、都道府県の特産物を紙粘土などで製作した縦160センチ、横110センチの立体日本地図を仕上げ、校内の注目を集めた。三林君は「今年も楽しみながら作りたい」と意欲的だ。
  三林君が作成しているのは、日本の始まりから現代に至るまでをつづった長い歴史年表だ。「農民から天下をとった豊臣秀吉が好き」と話す三林君は、普段から歴史の本を愛読。暇さえあると、広告紙の裏を使い、年表を書いてきた。今年の作品は言わば、これまでの集大成だ。
  「あまり知られていない出来事をたくさん、書き込みたい」という三林君。図書館に通い、高校生レベルの歴史本を借りるなどして、小学校の教科書にも載っていない内容を多く盛り込んでいる。自宅のリビングに巻物のように長い年表を広げて、連日、作品作りに奮闘中だ。
  大きなものを仕上げるだけでなく、中身の充実度も必見。昨年、作成した日本地図でも、各県の特産品を紙粘土で作成。麺やネギにこだわった讃岐うどんや、わらに包まれた水戸納豆。葉っぱを一枚一枚つなぎ合わせたキャベツなど、細部にこだわった作品は、校内の注目の的だった。
  三林君は「楽しみながら作る、それが自由課題に取り組む何よりのコツ」と笑顔で語った。
 
 
猫の表情 焼き物で表現 四日市の服部さん 全国各地で活動

▲猫を抱く服部さんと作品=四日市市みゆきヶ丘で
  企画展や個展など、全国各地で活動している服部京子さん(51)=四日市市みゆきヶ丘=は、猫の焼き物を制作するW猫作家W。「招き猫って言うけど、猫は本当に人の縁を招くんですよ」と、愛情あふれる作品を作り続ける。9月29日の「招き猫の日」に合わせ、伊勢市宇治館町のおかげ横丁など全国各地で開催の「招き猫展」への出品に向けて、作品づくりを進めている。
  猫をモデルに焼き物を作り始めたのは10年前。転居した家に迷い込んだ猫をペットとして飼いはじめたところ、そのしぐさの可愛らしさにたちまちとりことなった。
  制作場所は自宅内のアトリエ。30センチ四方の陶芸用電気窯で1200度の高温で、10時間以上かけて焼き、丸1日かけ冷ます。友人宅の猫や、通りすがりで一目ぼれした猫などをモデルに、これまで大小さまざまなポーズの作品を作ってきた。
  服部さんが作品づくりでこだわっているのは猫の表情。特に目が重要で、その色や形が思い通りに出来たかどうかは、窯を開けるまで分からない。窯開けの瞬間は、緊張もするが楽しみでもあるという。
  現在は、飼っている3匹の猫がモデル。作品は、一瞬見せる愛らしい表情を題材に、ほのぼのとした雰囲気のものばかり。服部さんは「個展で新しい作家と知り合ったり、お客さんと友人になるなど、とにかく猫のおかげで人の縁がどんどん広がっていく感じ」と笑顔で語った。
 
 
年に1度のご開帳 鈴鹿市林光寺 千手観音菩薩 8月9日

▲千手観世音菩薩仏像(鈴鹿市提供)
  鈴鹿市神戸の通称えんまの寺で知られる厄除け観音「林光寺」(内田景康和尚)で、1年に1度、数時間だけ開催する恒例の千手観世音菩薩御開帳が、8月9日(木)午後10時半から10日午前1時まで同所で行う。
  同寺は740(天平12)年に聖武天皇勅願所として、僧侶・行基(668−749)が開創。本尊の千手観世音菩薩は高さ1・27メートル、ヒノキの一木造りで、平安時代の定朝派仏師の作で1916年、国の重要文化財(旧国宝)に指定されている。
  御開帳は江戸時代より始まったとされ、子年の守り本尊であったことから、子の刻(現在の午前0時)から参拝、子の刻参りともいわれる。
  当日は午後10時半からの法要後に開扉。参拝者には観音菩薩と縁を結ぶ結縁加持が施される。個別の諸祈願希望者は、遠方の場合等事前申し込みも可。祈祷料、詳細は問い合わせる。問い合わせは同寺TEL059(382)0610まで。
 
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