RAKU/4月19日 3面
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Home > バックナンバー > 2007.4.19> 3面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

   
松阪の手織りセンター はた織りに挑戦 布に描く「藍の物語」

▲大小のはた織機が並ぶ=松阪市魚町の手織りセンターで
▲完成した松阪木綿

意外と重労働 昔の人の苦労も
伝統の「松阪木綿」

 三重県の伝統工芸品の1つ「松阪木綿」。深い藍色の縞模様は江戸時代の庶民の最大のオシャレだったというが、現代でも人気は衰えない。その美しい布を自分の手で織れるという。友人二人と松阪市魚町の「手織りセンター」(田畑美穂代表)を訪れた。(ライター・菅原潤子)

4種から横糸を
中に入ると、左手に大小6台のはた織機、右手には販売用の木綿製品が数多く並んでいる。職員の坂梨律子さんの案内で受付を済ませ、水谷陽子さんの指導で体験開始。
まず、柄と色を選ぶ。この日は異なる縦糸を掛けた4台の機械が用意されていた。見本の布を見て、機械を決め、濃淡4種類の中から横糸を選ぶ。迷う私たちに、水谷さんが「好みですが、はっきりした柄が良ければ濃い糸を選ぶとくっきりします」とアドバイス。
  続いて糸巻き。糸車にかかった藍染めの糸を「小管(こくだ)」という小さな棒に巻き付けていく。左手で糸を調節しながら、右手で機械を回す。糸にはのりがしっかり付いていてなかなかスムーズに回らない。右腕が疲れてきた私に、水谷さんは「疲れるのは早いですよ。全部で10本ぐらい巻くことになりますから」。

リズミカルに
  いよいよ、はた織り。横に渡された腰掛け板をはずし、中に座る。横糸を通すための道具「杼」に小管をセット。足元にある踏木で縦糸を開口し、その間に杼を滑らせ、筬で打ち込む。「2回打ち込んだら、足を踏み変えて、また2回打ち込みます」との説明に、「あ、これが昔話に出てくるトントンカラリのリズムだ」と気付き、楽しい気分。
  が、なかなかリズミカルには行かない。力の入れ具合も分からず、ちゃんと織れているのか心配で動きがぎこちない。時々、杼が滑りすぎて、下に落ちてしまうことも。
  とにかく手元に集中。無意識のうちに奥歯に力が入っている。同じ姿勢が続くので首や背中が痛い。はた織りって重労働だったのだなと昔の人の苦労も少し分かってくる。

達成感いっぱい
  だが、徐々に慣れてくると、織れてきているのが見えるので面白くなってくる。友人は買物客に「本当に初めて?上手だね」と感心されていた。
  約5時間で目標の1メートルを織り上げた。やった!という達成感でいっぱいになる。三人それぞれのしま模様、どれも素敵。さあ、この布で何を作ろうと笑顔がこぼれた。
  私たちが体験した「1日織姫」は初心者向けで、午前10時から午後6時までに1メートルを織り、料金は2100円。多い時は月に四十人が体験するという。修了すると、1週間で6メートルの「半反コース」、2週間で13メートルの「1反コース」へ進むこともできる。要予約で、木曜定休。
  問い合わせは同センターTEL0598(26)6355まで。

 
 
段ボール箱で生ごみ処理 〈 松阪友の会 〉

  家庭ごみの3分の1を占める生ごみの減量と資源化・再利用は、環境を守るための緊急課題です。「友の会」ではダンボール箱で堆肥作りをしています。
  ダンボール箱堆肥は室内に置けるので、すぐ処理できる手軽さがあります。初めは「本当にダンボール箱で大丈夫?」「家の中でにおわないの?」と言っていた人たちも、実際に始めると「ごみはどこに消えたの?」というほどです。
  箱からは土の良いにおいがし、黒くさらっとした土の上には細かな卵の殻などが見えるだけ。入れても入れてもあふれないのは不思議です。箱の中の温度は40度を越え、ゴム手袋をはめて底から大きくかき混ぜると温かさが伝わってきます。
  みかん箱の底を二重にして園芸用の土「ピートモス」ともみ殻を炭にした「もみ殻くん炭」を入れ、生ゴミを加えてかき混ぜていきます。ダマになってきたら終了、1か月熟成して堆肥のできあがり。水切りの必要はありません。ダンボールから水が漏れることもなく、収集に出すごみが軽くなります。
  毎日かき混ぜないと温度が下がること、野菜くずだけでは温度が上がりにくいこと(そんなときは糠を入れる)、などの手間はありますが、会員同士で情報交換しつつ、今日は何度かな?とペットを飼っている気分で楽しんでいます。
  問い合わせは長島TEL0598(22)2124まで。
  全国友の会は1930年、ジャーナリストの羽仁もと子を中心に月刊誌「婦人之友」の愛読者から生まれた団体です。国内・海外合わせて179の友の会があります。

 
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