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必要性を実感
セントヨゼフ学園の生徒たち
貧困が続くという西アフリカのシエラレオネ共和国で活動するシスター、根岸美智子さんとの交流を通じて、津市半田のセントヨゼフ学園の生徒たちが同国への支援活動に取り組んでいる。生徒たちの募金は、現地にある女子校の奨学制度設立にも役立てられ、現地の子どもたちの学ぶ意欲を高める手助けになっている。
同学園では1986年から、生徒で組織する「学園会」を中心に、歩いた距離に対して保護者や友人らから募金を受ける「ウォーカソン」運動を年に1回続けている。3年前の2004年、その募金の送金先を同国に決めた時、たまたま同国から一時的に帰国していた根岸さんから講演の申し入れがあり、それをきっかけに根岸さんとの交流が始まったそうだ。
同国は1992年から02年までの10年に及ぶ内戦で、多くの犠牲を払ったという。根岸さんは同国ルンサにあるOLG女子校に20年以上勤務し、反政府軍の襲撃から間一髪逃れるなどの体験をしながらも、内戦後は学校の復興に力を注いできた。そうした現状を根岸さんとの交流で知った生徒たちは、同国への支援を続けることを決めた。
今年度の取り組みとしては学園会が中心となり、生徒たちが積極的に支援活動に参加できるよう、一人ひとりの小さな行動の必要性をテーマにした絵本をスライド上映。さらに、生徒からの質問をまとめたメールを根岸さんへ送り、同国の情勢をより深く理解するなどの努力を重ねた。
その結果、昨年11月に行ったウォーカソン参加者からは、自主的に取り組めたとの感想が多く、募金も約170万円集まった。そのうち、チェルノブイリに送った80万円を除く90万円を同国に送金。その募金を使って同女子校内での教室増設が決まったそうだ。
また、04年からの募金で設立された同女子校の奨学制度では、毎年十人の生徒が学ぶ。今年度は同制度継続のために、同学園の奉仕部が学園内で集めた募金30万円を送り、来年度以降の支援も決まっている。
同学園2年生で学園会長の宮村陽子さんは「活動を通し、私たちが必要とされていることを実感した。支援は続けていくことが大切」と話した。
根岸さんと現地の子どもたち(写真=根岸さん提供)
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