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市民ボランティア 「語り部」と巡る
公募で集まった「語り部」、水野さんの案内で
四日市市出身の作家丹羽文雄氏(1904?2005)を顕彰する施設「丹羽文雄記念室」が昨年末、同市立博物館3階にオープンした。この記念室と丹羽氏ゆかりの地を、市民ボランティアの「語り部」が案内している。「語り部」は昨年8月に公募で集まった男女十一人。その一人、同市伊倉の水野信治さん(67)の案内で、丹羽氏ゆかりの地を巡った。(ライター・加藤真理)
公園の中に句碑が
同博物館を出発し南に5分ほど歩いた場所にある鵜の森公園。その南西の一角に丹羽氏の句碑があり「古里は 菜の花もあり 父の顔」と刻まれている。「菜の花は丹羽さんの原点。当時は菜の花畑が多かった四日市を懐かしむ句で、36歳の作品です」と水野さん。力強い筆跡は本人の自筆という。句碑の前には菜の花が咲いていた。
生家の崇顕寺
公園からさらに東へ5分ほど歩くと、丹羽氏の生家、真宗高田派佛法山崇顕寺(浜田町)に着いた。丹羽氏はこの寺の長男として生まれ、市立浜田小学校、県立富田中学校(現四日市高校)に通った。
この寺の鐘は「現住職で、93歳になる丹羽さんの実弟、丹羽房雄さんが、作家の吉川英治さんに頼んで鐘銘を書いてもらい、文雄さんが『しあわせの鐘』と命名したもの」だという。
再び鵜の森公園に向かう。鵜の森神社を通り、水野さんは「落ち着きますよ」と、園内にある茶室「泗翠庵」に案内してくれた。立礼席もあり、椅子に座って気軽に抹茶を一服出来る(400円)。お菓子と抹茶を頂き、ゆったりとした気分で足跡巡りが終わった。
今回案内してもらったのは60分コース。句碑と崇顕寺だけを巡る30分コースもある。水野さんは「まずは記念室を見て頂き、足跡をたどってほしいですね」と話し、「語り部として、もっと勉強して丹羽さんについて伝えていきたい」と熱く語った。
申込みは2週間前に
同記念室の入場は無料。開館時間は午前9時半から午後5時。月曜休館。「語り部」による案内も無料だが、2週間前までに同市市民文化部市民文化課に二人以上のグループで申し込む。
申し込み、問い合わせは同課TEL059(354)8239まで。
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