RAKU/12月14・5日 4面
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Home > バックナンバー > 2006.12.14> 4・5面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【4・5面】

   
年末の交通安全県民運動 11日〜20日 県下各地で展開中

地域・職場から飲酒運転根絶へ
  今年8月25日夜、福岡市内の路上で一家5人の家族が乗った乗用車が橋を通過する際、飲酒運転の車に追突され川に転落、3人の幼児が死亡したという悲惨な事故が発生した。
  今年は、この種の無謀な飲酒運転による交通事故が全国で後を絶たず、大きな社会問題となっている。平成18年も残すところあと半月。一段と慌ただしさが増しており、忘年会などお酒を飲む機会も増えている。そんな中、悲惨な交通事故を繰り返さないためにも、11日から20日までの10日間、地域社会で、会社・職場で、三重県を挙げての「年末の交通安全県民運動」が取り組まれている。
  今年の交通安全運動の重点は
1.飲酒運転の根絶 2. 高齢者の交通事故防止 3. 後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底?の3項目。
  今こそ県民がこぞって交通安全運動に立ち上がり、悲惨な交通事故の防止へ真剣に取り組み、日頃からの安全運転の実践が求められている。

  年末の交通安全県民運動の重点として、根絶に向けて取り組まれている飲酒運転は、交通関係で今最も大きな社会問題となっている悪質な交通違反だ。このため飲酒運転をしたドライバーはもちろんのこと、一緒に飲酒した同乗者や車を貸した人、酒類を提供した飲食店も処罰の対象となっている。
  8月末の県内統計によると、飲酒運転による死亡事故は急増している。人身事故が132件発生しており、このうち死亡事故は15件に上っている。前年の17年は1年間で180件であったが、今年はこのままのペースで推移すれば200件に迫る勢いだ。
  また飲酒運転は「ひき逃げ」などの異常心理を招くことから、1.お酒を飲んだら絶対に車を運転しない 2.お酒を飲んだ人に車を運転させない 3.車を運転する人にはお酒をすすめない?を必ず守って、飲酒運転の根絶を徹底するよう、交通安全運動では強く県民に訴えている。
  さらに具体的な推進事項を対象者別に 1.運転者・同乗者 2.家庭・地域 3.職場・学校など?の3つに分けて細かく設定し、交通安全運動への取り組み強化を呼びかけている。
  運転者・同乗者に対する推進事項は▽飲酒運転は絶対にしない▽酒類が出ることが予想されている会合などには、車を運転して出かけない▽飲酒運転の危険性・責任の重大性を十分認識する。
  家庭・地域に対しては▽行楽などのレジャーや外食時においても、家族に飲酒運転をさせない▽飲食店などでは車を運転する人に酒類を提供しない。
  職場・学校などに対しては▽事業所では朝礼、点呼時や会合の場で飲酒運転の危険性や法令を守ることについて指導を徹底する▽学校ではPTA活動などを通じて家族で飲酒運転の防止について話し合うよう指導する?を推進事項として挙げている。

 
 
高齢者の交通事故を防止

シートベルト・チャイルドシートの着用徹底
  交通安全運動の重点として2つ目に挙げられている「高齢者の交通事故防止」は、高齢者の交通死者が全体の44%を占めている現状を踏まえて、抑止を狙いに取り組んでいる。
  県内の高齢者の状態別死者(今年1月?8月状況)は歩行中22人(46%)、自動車乗車中14人(29%)、二輪車乗車中10人(21%)、自転車乗車中2人(4%)の順で多い。最も多い歩行中は、横断歩道外での横断、車両の直前直後の横断、斜め横断、信号無視が事故の原因となっている。
  重点の3つ目である「後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」は、シートベルトを着用していたら助かったと推定される死亡事故が多くあることから、力を入れている。
  8月末の統計によると、県内の自動車乗車中の死者53人中、シートベルトの非着用が30人(構成比57%)もいた。このうちシートベルトを着用していれば、21人の命は助かったと推定されている。正にシートベルトが命綱となっており、「後部座席でも着用を」と推進を訴えている。
自覚と行動を
  三重県下一斉に展開されている「年末の交通安全県民運動」(11日?20日)は、県民一人ひとりの交通安全思想の普及・浸透を図るとともに、交通ルールを守り正しい交通マナーを習慣づけることにより、交通事故防止の徹底を図ることが目的だ。
  運動の進め方は、@県民は、一人ひとりが交通事故防止を自らの問題としてとらえ、交通安全の各種行事に積極的に参加するなど、交通安全意識を高め、交通事故防止に努める。A関係機関・団体は、今回の運動の重点が県民一人ひとりに定着するよう創意・工夫をして、効果的に推進するとともに、その効果が運動終了後も持続させるよう努める?の2点を挙げて、取り組みを強めている。
 
 
車検・点検の整備は公認の整備工場で

  三重県内の年間における車検継続検査台数は、約54万7000台。その中で点検整備の未実施車両も増加しているのが現状。同振興会では平成10年から、安心・安全の車検を受けてもらうために、国の認可を受けている同振興会会員の公認整備工場での車検整備を推進。車検を受けた車には振興会が発行する「整備済証ステッカー」=写真右=を車に貼付。ユーザーの点検・整備に対する意識の高揚を図っている。
  同振興会では、「車検は安全・公害面で国が定める基準に適合しているかを一定期間ごとに確認する大事なもの」と話している。
  問い合わせは、三重県自動車整備振興会TEL059(226)5215まで。
 
 
死者は7%増 県下の18年交通統計

 三重県警の発表によると、県内の今年の交通事故状況(交通統計=12月5日現在)は、総事故件数が60396件(前年同期比562件減)、人身事故件数が12058件(同265件減)、死者数が153人(同10人増)、負傷者のうち重傷者が1155人(同99人減)、軽傷者が15029人(同142人減)、物損事故件数が48338件(同297件減)。
  総事故件数、人身事故件数、負傷者数、物損事故件数はともに減少しているが、死者数だけが前年より10人多く、比率では7%増となっている。主な要因は、飲酒運転や高齢者の犠牲者増など。
 
 
交通安全スローガン 7年ぶりに一新

  年末の交通安全県民運動がスタートした翌日の12日、「三重県交通安全県民大会」(県主催)が県男女共同参画センターで開かれた。7年ぶりに一新し新年から使用する交通安全スローガンの発表や、交通安全を願って県民から寄せられた俳句、川柳の優秀作品も披露、出席者全員が交通安全運動の推進へ気勢を上げた。
  新年から使用する新しい交通安全スローガンは「安全運転 いつも三重から あなたから」(鈴鹿市、東山中さんの作品)。サブスローガンは「ゆずりあい 一人ひとりの 心がけ」(名張市、石橋愛子さんの作品)。交通安全スローガンはラジオや交通安全広報車などで放送するほか、看板や横断幕、ポスター、チラシなどに活用し県民に交通安全を訴える。
  交通安全スローガンの作品は、今年6月から3カ月間を期限に県民から募っていた。応募総数1064件。一般から680件、小・中学生から384件の応募があった。
  交通安全「俳句」「川柳」作品コンクールの応募数は全部で663首。俳句は70歳以上93首、一般の部64首、小・中学生の部238首。川柳は268首だった。審査は県俳句協会の伊藤政美副会長らが行い、県交通安全協会の岩見道生会長が表彰した。
  俳句、川柳の最優秀賞は次の通り。
  【俳句】高齢者の部=遮断機が上りて渡る青葉風(津市南が丘、直田豊人さん」)▽一般の部=指呼の間に信号変る冬日和(北牟婁郡紀宝町、西村勝之さん)▽小学生・中学生の部=今年また無事故がんかけ初詣(高田中1年、富田浩正さん)▽青信号それでも見よう右左(大紀町立七保小4年、梅田あかりさん)
  【川柳】違反金そんなに預けて利息つく?(桑名市桑栄町、片山篤さん)
 
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