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Home > ローカルみえバックナンバー > 2004.9.9 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

嬉野だいこん普及へ
近く栽培体験会、参加者募る
定年退職者に栽培土地提供も

 定年退職した会社員などに土地を提供してダイコン作りを行うなどユニークな活動を展開する一志東部農協の露地だいこん部会(青山茂雄会長)や津一志地域農村女性アドバイザーなどは、「肌が柔らかて甘く、サラダやおろしに最適」な「嬉野だいこん」をもっと広く知ってもらうため、「嬉野だいこんづくりにチャレンジ」と題して、9月に種まき、10月に間引き、12月に収穫を行う栽培体験を計画、参加者を募っている。

嬉野だいこん

 「嬉野だいこん」は、ダイコン栽培に適した水はけの良い土壌を利用して「JA一志東部軟弱ハウス部会」が二十数年前から栽培を始めた特産品。地元にもっと親しんでもらおうと、平成9年には「だいこん祭り」を開催するなど、そのブランド名が定着したものの、同部会員も高齢化が進み、多いときは20軒ほどあった栽培農家が平成10年には5軒まで減少した。
  このままでは「嬉野だいこん」のブランド名が消えてしまう|と危機感を持った農家が、露地栽培に切り替えて「JA一志東部露地だいこん部会」(青山茂雄会長)を結成。定年退職した会社員などに土地を提供して、ダイコン栽培を指導。嬉野だいこんを普及させるためJR名松線沿いにPR看板を設置したり、ダイコン料理や家庭菜園講習会を開催するなど、普及活動も積極的に実施している。このかいあって年々、作付け面積を広げて今では6・1ヘクタールで、栽培農家も22軒までに回復。昨年は365トンを収穫した。

嬉野だいこん2

  嬉野だいこん栽培の特徴は、麦を栽培した後の土地を部会で借り受けて栽培農家に割り振り、種や資材も一括購入し栽培方法を統一し、品質の向上と安定を図っていること。種まき機も部会で購入。全会員の農地の種をこの機械でまいている。
  また、「マルチ」と呼ばれるシルバー色のポリエチレンシートを畝(うね)に被せ、穴をあけたところに種をまくことによって、ムシが寄りつかず、雑草が生えないという独自の「マルチ栽培」を開発。殺虫剤や除草剤などの農薬を極力抑えたダイコン栽培を実現させている。
  ダイコン栽培は9月20日から10月10日ごろに種をまき、約2週間後に間引きを行い、12月10日から翌年3月15日ごろまで収穫するのが主な作業。収穫したダイコンは葉を落として10キログラムの段ボールに詰めて、大阪や県内3市場に出荷する。

嬉野だいこん3

  青山部会長によると、栽培のポイントは水はけの良いところに植えること。砂地で上方に養分を含んだ「ニコ」という土があるところが良いという。また、稲を栽培した田んぼは、ワラが土に混じって水はけが悪くなるため利用できない。このため、麦を栽培した後の農地が適しているという。
  嬉野だいこんはヒゲ根が少なく白くつるつるした感じで見た目も美しいのが特長。みずみずしくて甘いことから野菜サラダやおろしなど生で食べるのに最適。その上、煮物にしても美味しいとあって人気が高く、値段も少し高めになっている。このため、取り扱っていないスーパーもあり、確実に手に入れるにはJA一志東部管内の「Aコープ」かJA一志東部=電話0598(42)1611=に問い合わせる。
  栽培体験会は嬉野町豊地の農地で9月18日(土)午前9時(集合)から種まき、10月9日(土)同に間引き、12月18日(土)午前10時から午後1時にダイコンの土産付きの収穫祭を行う。集合場所は同町下の庄の嬉野町豊地農構センター。募集対象は小学生の親子50組で、3回とも参加できる人。参加費は1組500円。参加申し込みは9月10日までにファクスか電子メールで。問い合わせは津一志地域農業改良普及センター経営普及グループ=電話059(223)5123、ファクス059(223)5151=まで。電子メールはtanaky05@pref.mie.jp



高齢者に優しい住まいの講座
10月26日に第2回開催
WAC長寿社会住宅研究会

WAC長寿社会住宅研究会

 高齢者が自立した生活を送るための住環境を提案している「住まいプロデュース社」(一志町高野)の「WAC長寿社会住宅研究会」は10月26日、今回2回目となる「高齢者に優しい住まいの講座」を県総合文化センターで午後1時30分から開催する。
  「介護が必要になってから居住環境を整備することは、当人や家族の意識・費用の面から難しい現状があります」と同研究会代表・大市日出男さん(51)。大市さんが高齢者住宅の啓発に取り組み始めたのは10年前。バリアフリーという言葉もまだ理解されていない時代だったが、将来は高齢者が暮らしやすい住宅が求められると確信して啓発を続けてきた。一人一人の使い勝手に合わせて作られたキッチンや電動式の雨戸など、年を取って初めて気づくバリアに対応した住宅を提案している。
  「いま家を建てる大半の人は、家の外観や素材、お洒落なシステムキッチンなどのファッション性を重視して、自分が年を取った時に自立して生活していくことができるかという大切な要素を見落としています。少子化が進行する現在、子どもたちへの負担を考えて、自分自身で老後の住まいを準備しておくことが何より大切です」と大市さん。8月31日に行われた第1回講座では、多くの参加者が来場して熱心に高齢者住宅について学んだ=写真。
  講座の内容は10月26日が高齢者住宅の必要性、高齢者の家作りのポイント、ティータイム。11月9日が終の住まいづくりの体験談、高齢者に優しい設備、癒しのガーデンデザイン。参加費は2000円(2回分)。募集人数は10人。
  申し込み・問い合わせは住まいプロデュース社・WAC長寿社会住宅研究会=電話059(293)3682=まで。
  HPは、http://www15.ocn.ne.jp/~sumaipro/



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