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狭心症、心筋梗塞など生命に関わる心臓病の治療を専門に、上野総合市民病院などで勤務医として緊急治療に携わってきた高橋岳夫医師(54)。この5月11日には自らが院長となって、津市西丸之内に「たかはし内科」を開院した。これからは「近隣の方々に親しまれる医院を目指したい」と、地域医療への貢献を誓う高橋院長に医療への抱負を語ってもらった。
開院した医院について詳しく話して下さい。
診療科目は内科・循環器科・呼吸器科・消化器科・アレルギー科・リハビリテーション科です。旧三重信用金庫津中支店跡を全面改装して開院しました。診療時間は午前9時〜午後1時と午後4時〜7時。木曜・土曜日の午後と日・祝日は休診です。
専門の心臓病治療についてお話下さい。
成人病の中で高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満などは冠動脈危険因子といって、これら因子を多く持ち合わせるほど、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)を発症する可能性が高くなることが知られています。その症状は、前胸部に締め付けるような痛みで始まります。発作の強さが冷や汗の出るほど強くなったり、安静にしても改善せず持続時間が長くなったり、くり返して生じるようになった場合は、心臓の血管が詰まり、心筋は壊死し始めていると考えられ、このような場合は早く専門医に相談すべきでしょう。
急性心筋梗塞は6時間以内に処置することが、その後の生活能力に大きく影響します。前述のような症状のある時は、迷わずご相談いただき適切な判断の元、近隣の施設と連携して迅速な処置をさせていただくことが当院の役目と考えております。
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心筋梗塞の治療法について教えて下さい。
急性期には主に腕の血管よりカテーテルという細い管を挿入して、心臓を栄養する血管(冠動脈)に造影剤を注入します(冠動脈造影検査)。その検査で見つかった狭窄個所や閉塞個所に対しては、特殊なカテーテルを挿入して血管の内部でバルーン(水風せん)を膨らませて狭窄部を広げる経皮経管冠動脈形成術などの治療をおこないます。
慢性期には、障害冠血管、心筋の保護を目的とする治療と、先の冠動脈危険因子の治療を徹底することが再発防止に重要となります。この時期の治療は、私共施設が大きな役割を担うものと思っております。
経歴を教えて下さい。
三重大学医学部を卒業後、同学部第一内科学教室で心臓疾患を主に研究。勤務医としては松阪中央病院、山田赤十字病院の後、昭和60年からは18年9カ月、上野総合市民病院におり内科部長、循環器科部長を勤めました。
(なお俳句誌「小鹿」を創刊主宰した俳人・故高橋沐石は実父)
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