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梅雨といえば必ず思い浮かぶのがアジサイの花。雨に濡れたアジサイの花びらは鮮やかさを増し、このうっとうしい時期にこそ映える。
度会郡大宮町阿曽の「あじさいの道」は、地元の主婦などが長年にわたって植え続け、今では観光名所として多くの人が鑑賞に訪れている。アジサイは挿し木で増やせて、日当たりがそれほど良くなくても花が着くことから育てやすく、「あじさいの道」にならって植えられているところが多いようだ。
この時期にいたるところで目に付く花だが、美しき咲きそろった鑑賞スポットをピックアップしてみた。
20日に第13回あじさいまつり
ほくせい万葉の里公園
いなべ市北勢町阿下喜の町民会館に隣接する「ほくせい万葉の里公園」。約6000株に上るアジサイが咲き乱れる景観は北勢地域随一。色とりどりのアジサイが来訪者の目を楽しませている。
「今年はアジサイの開花が早く、見頃は今月13日頃」(同町舎)。敷地内にはアジサイ以外にも、万葉集に詠まれた140種類の植物が移植されており、その植物を詠んだ原歌とともに紹介されている。
また今月20日の午前9時からは、同公園を含む周辺地域一帯で毎年恒例の「第13回あじさいまつり」が開催される。いばら餅の販売や各種苗の販売をはじめ、紙芝居と大型絵本、草木染め・押し花教室、抹茶コーナー、まちかど博物館、北勢線コーナー、アジサイや山野草について学ぶあじさいセミナーなどの各種催しが行われる。午前10時と午後1時からはアジサイ苗の無料配布も予定されている(先着300名ずつ)。阿下喜駅下車徒歩約15分。
問い合わせは生涯学習課=電話0594(78)3521=まで。
1万本の花に包まれる
多気郡勢和村
豊かな緑の大地に、全長30キロメートルにも及ぶ農業用水「立梅用水」が流れる多気郡勢和村。6月になると同村はアジサイの花であふれかえる。
同村はこれまで、地域住民ボランティアと「ふるさと水と土保全活動」・「地域用水機能増進活動」として、村中にアジサイを咲かせる「あじさいいっぱい運動」を平成13年から開始。立梅用水路沿いを中心にアジサイを植え、特色ある景観づくりを行い、現在その数は1万本に達した。
今月20日には、8回目を迎える「大師の里 彦左衛門のあじさいまつり」を同村丹生地区の「ふれあいの森」で開催。毎年好評の「マス釣り」や「立梅用水ボート下り」、「田んぼの綱引き」をはじめ、今年は「エコフリーマーケット」など同村の自然を生かした体験イベントが多数開催される。
問い合わせは「あじさいまつり実行委員会」(勢和村企画商工課内)=電話0598(49)4516=まで。
裏山に咲き誇る
南勢町の法泉寺
度会郡南勢町神津佐、県道磯部五ヶ所線沿いにある瑞巌山法泉寺(河井俊道住職)の裏山に約1700本のアジサイが咲き誇り、道行く人たちの目を楽しませている。
このアジサイは、同寺が平成12年に建て替えられた際、伸び放題になっていた裏山の竹や木を伐採。近所の人が自宅で栽培しているアジサイの苗を持ち寄り、寺総務の名古和行さん(71)が中心になって挿し木で増やし、毎年500本ほど4年がかりで植えてきた。
寺を囲む山の傾斜面に植えられたアジサイは、5年目を迎えて花着きも良くなり、今が見頃。山の中腹から赤、青、紫、白など色とりどりの花越しに眺める景色は、山と寺の大屋根がうまく溶けあい、一幅の画のよう。一般の人も自由に鑑賞できるように山には散策道もつけられている。
アジサイを植え続けてきた名古さんは「石灰や肥料を入れて育てているが、アジサイは土質によって色が変化するので、思った色を出すのはなかなか難しい」と話している。
問い合わせは名古さん=電話0599(66)0949=まで。
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