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太平洋と英虞湾に隣接し、リアス式海岸の美しい景観と豊かな漁場を持つ浜島町は、「伊勢えびと温泉の町」として人気の観光スポットだ。昔はカツオ漁船の遠洋漁業基地として栄えた同町だが、現在は後継者不足など漁業をとりまく環境は厳しい。そこで同町は、国と県のバックアップを受け、水産業の現状回復を目的にした漁村コミュニティー基盤整備事業「元気な漁村づくり事業」の一環として、今月1日、磯体験施設「海ほおずき」をオープンさせた。
全国的にも珍しい「磯体験施設」として新たに完成したこの施設は、人工の磯で魚介類とふれあえる「わんぱく磯」、郷土料理体験ができる「ふるさと味番屋」、海の学習体験室「無限亭」、干物など水産加工品つくりが体験できる「ひもの創房」、地域の農水産品等のフリーマーケット「えびす朝市」の5つのエリアで構成されている。今回の特集では、この「海ほおずき」の魅力を探ってみた。
わんぱく磯
ヒオウギ貝をイメージした屋根を持つ、人工の浅磯体験施設=右タイトル写真。潮の満ち引きが人工的に再現され、水深は40aから60aと、子供から大人まで年齢に応じて、安心して磯体験ができるよう設計されている。磯には絶えず海水を循環させ、ヒトデやサザエ、ヒラメなど約100種類の魚介類が800から1000匹ほど放してあり、箱メガネなどで自由に観察したり、ふれあえる体験ができる。屋根があるので、日差しの強い日や雨天でも利用は可能。また、車イスでも磯の中に入ることができるのも特徴となっている。更衣室も完備されており、水着に着替えて利用する。
無限亭
地元の漁業者や、さまざまな語り部の方による講座、海洋生物の話や海にまつわる風習などを学習できるスペース。隣の「ふるさと味番屋」で作った料理を食べるために使用するなど、イベントに応じて、多目的に活用できるよう設計されている。
ひもの創房
魚を三枚におろしたり、干物をつくったりと、実際に知っておくと便利で役立つ水産加工体験が可能な施設。干物乾燥機や、本格的な厨房も備えている。車イスの方でも調理体験できるよう、高さの低い調理台もある。つくった干物は持ち帰ることもできる。
ふるさと味番屋
この地方で水揚げされる魚介類を使った郷土料理や、豪快な漁師料理を実際に作りながら体験できる施設。厨房台は料理講師を囲む形で配置。ここもバリアフリーで車イスの方も料理体験が可能。また、「漁師の朝飯体験」として、漁師の朝食を食べることができる(要予約1300円。午前7時30分から午前10時30分まで)。
○施設所在地
志摩郡浜島町大字浜島465―14
○電話
0599(53)1002
○利用料金
大人・子供とも500円(小学生未満は無料)年間パスポート6000円有り
○営業時間
午前9時30分〜午後4時
○休館日
浅磯・漁業体験11月1日〜翌年3月31日休館(冬季イベントは随時開催)体験学習棟は通年営業
○HPアドレス
http://www.umihozuki.org/
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