松阪市
「食」と「緑」を五感で体験
農業公園「ベルファーム」がオープン
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松阪市が平成9年から進めてきた農業公園「ベルファーム(財団法人ベルファーム・中川浩園長)」がこのほどオープン。「地産地消」「スローフード」を基調とした消費者への「食育の場」と草花の成長する過程や野菜を育て収穫する喜びなど、「自然のぬくもりを体感する場」を提供していく。
同公園は3つの池を含んだ約29ヘクタールの敷地を整備、「食」と「緑」の2つのゾーンに分かれる。「食を育むゾーン」は松阪の食文化、食産業など地域に根ざした食と暮らしの在り方を体験を通じて見つめ直そうというもので、ゾーン内の「匠の館」=写真左下=には地域の野菜や農水産加工品などの販売コーナー、県産小麦を使ったうどんや地元松阪で生産した牛乳を原料にしたジェラートを味わえるコーナー、松阪の伝統を紹介する展示や各種講座などを開催するアートホール、陶芸や藍染めの体験ができる工房がある。
キッチンガーデンコーナーでは播種や収穫時期、生産者のプロフィール、栽培方法などをパネルで紹介。オープン時には、いちごの鉢植えや原木椎茸などを販売する。
隣接する食体験館「時のぶどう」では、地元の食材をふんだんに使った料理がバイキング形式で楽しめ、館の南側にある「蚤の市広場」では農産市を開催。広場には本物の松阪肉を串焼きで味わえる移動店舗があり、食べた松阪肉の生産流通の履歴を追跡できるトレーサビリティーも体験できるようになっている。
北側に広がる「学びの農場」ではトウモロコシやジャガイモなどの野菜作りが体感でき、休耕田を利用したひまわりやコスモスの花畑も作る予定だ。
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「緑を育むゾーン」は植物が育っていく過程を楽しみながら自然環境の大切さを考えてもらおうというゾーンで、注目は「イングリッシュガーデン」=写真右。屋外の4ガーデンと屋内の1ガーデンで構成され、その一つシンボルガーデンは園芸研究家”ケイ山田“氏が2003年イギリスのチェルシー・フラワー・ショーで銀賞を受賞した庭園をそのまま再現している。他にもローズガーデン、レンガ壁を利用して立体的に植栽したウォールガーデンなど、本格的な庭園を体験できる。今後は、ガーデニング講座も開催する予定。
3つの池の堤帯(約4600平方b)=写真左上=には遊歩道を設置、昆虫や野鳥、植物などの自然観察が四季を通じて楽しめる。
同公園の開園時間は午前9時30分から午後9時まで。入園無料(イングリッシュガーデンは有料。大人700円、小中学生350円)。水曜定休(5月11日までは無休)。
問い合わせは松阪市伊勢寺町551番地3、財団法人ベルファーム=電話0598(63)0050、ファクス0598(58)3712=まで。
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【気になるお店】
カツオのたたきがおすすめ
先代からの秘伝のタレ
松阪市愛宕町の割烹「愛とん」
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松阪市愛宕町の割烹「愛とん」(松本治記さん経営)は、店内に水槽があって活け魚料理を造っているが、カツオのたたき、トンカツ、串カツ、お茶漬けなど豊富なメニューがそろった庶民的な店。
先代が40年前にトンカツの店としてオープン。愛宕町のトンカツ屋さんだから「愛とん」にしたがその後、お客さんの志向に合わせて、水槽を設けて活け魚料理を始めた。
冬はフグやカワハギなど、今からは何といっても「カツオのたたき」(1000円)=写真上=がおすすめ。先代からの秘伝のポン酢風味タレに洋辛子を付けて食べる同店の自慢料理だ。
また、「カツオのたたき」に刻み野菜をたっぷり加えた「カツオサラダ」(1000円)は若い人に人気のメニュー。特製ドレッシングとスリゴマを掛けると、カツオ、野菜、ゴマがうまくミックスされ、独特の風味が生まれる。
これからは涼を呼ぶ「イカそうめん」(1000円)、アジの造り(同)、アワビ(時価)などが好まれる。さらに、トンカツ屋さんだった名残の串カツ(500円)、トンカツ(1000円)のほか、のり茶漬け(600円)、豆腐田楽(300円)、天巻き(1000円)、エビフライ(800円)など庶民的なメニューも豊富。
店内はカウンター、テーブル、小上がりのほか、2階には座敷=写真右=があり、2人から25人までコース料理(3000円から)が楽しめる。家族での夕食や飲み会などバラエティーに富んだ利用が可能で、カツオのたたきや串カツは持ち帰りもできる。
営業時間は午後4時から午後11時まで。オーダーストップは10時30分。不定休。問い合わせは同店=電話0598(21)2693、フリーダイヤル(0120)212693=まで。
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楽しんで陸上に触れる
津陸上クラブが仲間募集
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「楽しく走ろう」を合言葉に練習励む津市の「津陸上クラブ」(谷本博之代表)は、”かけっこが好き“、”陸上競技に興味ある“、”もっと足が速くなりたい“、などと考える小学生クラブ員を募集している。
募集対象は小学1年から6年生の男女。陸上競技の普及発展に努める津陸上競技協会が、8年前に同クラブを創設。活動は毎月第2・4土曜日の月2回。午前9時から主に同市末広町の海浜公園内陸上競技場で練習を行う。また同クラブでは、子供のサポートを行うスタッフも募集する。
入会金2000円の他、施設使用料などで参加毎に毎回200円が必要となる。詳細などの問い合わせは谷本さん=電話059(229)2761=まで。
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【健康クリニック】
骨折したら『ヤコージ』へ
昔から庶民派のお医者さん
薬王堂病院
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「骨が折れたら『ヤコージ』で治してもらえ」。昔から三重の各地で人から人へ伝えられている。すっかり庶民の信頼を得ている身近な医療の言い伝えだ。その『ヤコージ』と言われているのが、一志郡嬉野町薬王寺の薬王堂病院=写真上。薬王寺に在ることから、その呼び名(通称)が付けられた。そもそも江戸中期に接骨医として開院したのが前身。その歴史と長い年月を通して培ってきた医療への思いなどを西田恬事務長に語ってもらった。
病院の歴史を詳しく教えてください。
接骨医として開院したのは宮村家の6代目・久之丞。安永4年(1775年)のことでした。それ以来、近郷近在は元より遠くは愛知・岐阜・奈良からも治療に訪ねてきてもらっています。そして大正14年には病院として開院、現在に至っています。
昔は遠方からでも大八車で治療にくる人がいたほどで、皆さんから「遠いけどヤコージで治してもらったら安心」と言われるようになりました。本当に信頼してもらっています。
また昭和7年に建設した病棟は今も病院玄関として残しています。当時の近代建築技術を集めたモダンな建造物で、現在も建築家や写真家の注目を集めています。
病院の特徴を教えて下さい。
何と言っても昔から有名なのは「膏薬」=写真下=です。打撲・捻挫用と炎症止めも兼ね備えたものの2種類があります。紙に塗って患部に張り付け、その上から油紙で抑える昔ながらの治療薬ですが、今も患者さんから『ヤコージの膏薬』として重宝がられてれています。
現在の病院の診療科目と、医療への考え方を教えて下さい。
宮村元親院長の主導の元、診療科は整形外科とリハビリテーション科。ベッド数は一般病床が59床あります。患者さんに対しては親身になって治療することがモットーです。いろんなところを骨折した患者さんが来られますが、誰でも全快してから気持ちよく退院してもらっています。大病院と違ってじっくり治療に当たりますが、「骨折などの痕が残らない」と完治した人から評判です。
【メモ】所在地=一志郡嬉野町薬王寺786。電話=0598(42)1515。診療科目=整形外科、リハビリテーション科。
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【防災特集4】
『地震に強い家』に注目が
「ウインスーパー工法」住宅…その2
三重県住宅生協のオリジナル
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「全壊住宅約96万棟、死者は約2万8000人」。中央防災会議が昨秋公表した東南海・南海地震の被害想定だ。全域が東南海・南海地震の防災対策推進地域に指定された三重県下では震度6強以上の地震が、大部分の地域を襲うという。大変な事態だ。
それに対応したのが耐震性能に優れた木造住宅「ウインスーパー工法」の住宅。このほど三重県住宅生協が新開発した。「県民の命と暮らし・財産を守るため」がコンセプト。「地震に強い家」をテーマにした耐震性重視の木造在来工法という。
「ウインスーパー工法」住宅の特徴は1.高性能接合金物、2.剛圧盤基礎、3.構造用集成材、の採用だ。住まいの柱をガッチリ、シッカリと緊結するのがオリジナルの高性能接合金物。柱に使っている集成材の力を活かしながら高精度・高強度に柱を結合する要だ。一般工法の金物と大きく違うのは「下がり制御」「防錆」「のぼり梁加工」「径13・5_のピン」による施工精度。
「下がり制御」は、背の部分についた丸ホゾがあご効果を発揮し、横架材の下がりを制御するだけでなく、金物の寄りを解消している。「防錆」は鋼材に溶融亜鉛メッキ、リン酸亜鉛処理、樹脂系塗料の3層仕上げとなっており、強力に錆を防いでいるばかりか、接合金物の強度を長期間維持している。「のぼり梁加工」は接合金物のコーナーに丸みをつけて、のぼり梁にも対応したもので、金物が飛び出さないばかりか、スムーズな現場施工を促している。通常12_のところを「径13・5_のピン」を採用することで、高精度と高強度の住宅を重視。
剛圧盤基礎は、立ち上がり幅や主筋径、底盤厚さなどを公庫基準より大きく上回って施工。特に大きな力がかかるコーナーに、万一の変形を防止する補強を施しており、家の足元に抜群な強度を確保している。
構造用集成材は統一した120_幅の構造材を使用。土台・通し柱・管柱は全て4寸角、床下地合板の厚さは28_を採用している。このため反りや歪みに強く、断熱性や調湿能力をも備わっている。また圧縮強度はヒノキ材の1・2倍強を誇っている。
三重県住宅生協では『地震に強い家』としての木造在来工法「ウインスーパー工法」住宅を推進している。詳しくは電話059(225)0851まで。
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