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健康食ブームが広がる中、今や国内だけでなく海外でも親しまれ、広く食されている豆腐。県内でこだわりの豆腐づくりを行うお店を紹介した。
五十鈴川を眺めながら
いただく豆腐料理
「とうふや」
伊勢神宮内宮前「おかげ横丁」内にある豆腐・あなご料理専門店の「とうふや」は、豆腐を使った創作料理が味わえるお店。
同店自慢の「寄せ豆腐」(単品500円)は国産の厳選した大豆のみを使った舌触りのよい一品。大きな鍋に豆乳を入れ、にがりを加え毎朝ていねいに手作りで作られる。出来立てはほんのり温かく、大豆の甘みがいっそう引き立つ。おたまですくって盛りつけられるので、見た目も丸く柔らかい印象。
豆腐を使った料理の他に「おからを使ったコロッケ」、「豆乳入りの茶碗蒸し」、「湯葉のお刺身」などがコース料理で味わえる。また、春のお花見や秋の季節に応じて御膳やお弁当も限定発売される。
田舎造りの風情を感じる日本家屋の同店。窓からは五十鈴川を眺め、ゆったりとした気分で料理を味わうことができる。
◆伊勢市宇治浦田1―4―1
рO596(28)1028
営業時間/午前11時〜午後2時30分 午後5時〜午後9時(土・日・祝日は通して営業)
手作り豆腐を県内に
広く移動販売
「岡村とうふ」
松阪市山室町に本社を持つ有限会社岡村(西口鐵也代表取締役)は、「岡村とうふ」の名前で今では珍しくなった豆腐の移動販売を行っている。
先代は昔ながらの自転車での販売を続けていたが、3代目に当たる西口さんがお店を法人化し、車での販売を始めた。現在は四日市・津・伊勢にも営業所を持ち、北勢地区から南勢地区まで広く豆腐を移動販売している。
注文の多い日では一万丁以上を製造する同社。しかし西口さんの豆腐づくりへのこだわりで、毎朝必ず西口さん自身の手によって木製の櫂(かい)=写真=で豆腐の素となる豆乳をかき混ぜる。「機械も導入していますが、この行程だけは手作業で行っています。豆腐の味は気温に左右されやすく、味の微妙な調整が必要。手作業でないと、まだ思い通りの味は出せません」と西口さん。原料となる大豆にもこだわっており、地元の農家と契約し、専用の大豆畑を持つ=写真=。
国内産100%大豆使用の豆腐は木綿、絹ごしとも一丁150円。素朴で濃厚な味の「寄せ豆腐」は一丁250円。また同社オリジナルの「ひりょうず」(150円)は、「山菜ひりょうず」「キムチひりょうず」など種類が毎月変わり、そのまま食べてもおいしい。
◆松阪市山室町2264―11
рO598(29)0210
ホームページhttp://www.1028.co.jp/
豊富な種類を販売
「手作り豆腐教室」も開催
「嬉野とうふ」
一志郡嬉野町に店を構えるのが「嬉野とうふ」の有限会社野瀬商店。初代がこんにゃくの製造販売を始め、2代目からは豆腐の製造を開始。今もこだわりの豆腐づくりを続け、地元の消費者に愛されている。
同社は豆腐を使った豊富な種類の商品を販売している。大豆の甘さが引き立つ「嬉野とうふ」(一丁200円)をはじめ、人気の「ごまどうふ」(90円)、山芋を練り込んだ「京風手あげ」(150円)、また豆乳を使ったシフォンケーキ「とうふエンゼルシフォン」(500円)や、豆乳を使ったお好み焼き(300円)など種類は書ききれないほど。
もちろん大豆にもこだわり、自家農園で生産する大豆など、商品に応じて3種類の大豆を特徴を生かして使い分ける。収穫後の大豆は低温倉庫で保管し、品質の管理も徹底して行っている。「地元の大豆を使った豆腐づくりは、地元の消費者だけでなく、地元の大豆生産農家にも還元できることだと思います」と同社代表取締役の野瀬宏朗さん(48)は語る。
同社では手作りの豆腐づくりを体験できる教室も開催している。一見、作るのが難しそうな豆腐もミキサーや鍋など簡単な調理器具を使って作ることができる。教室は4人から予約制で一人1500円(昼食付きは3000円)で受け付けている。
◆一志郡嬉野町権現前7
рO598(42)2521
ホームページhttp://www.ztv.ne.jp/nosetofu/
無農薬大豆使用の
豆腐が評判
「スズカ川北食品」
鈴鹿市石薬師町にある有限会社スズカ川北食品は、菰野町の契約農家が生産した無農薬大豆を使った豆腐「福豊」を製造販売。豆乳をじっくり熟成させて作る同社の豆腐は、淡泊でまろやかな歯触りで人気が高い。
同社は主に四日市・鈴鹿・亀山市内のスーパーに商品を卸しており、対面販売を行っている=写真左。隔週で定期的に各店を回るが、リピーター客に評判ですぐに売り切れてしまう。
同社代表取締役の川北茂明さん(40)は「豆腐の生産量や値段では、大きな会社に負けてしまいますが、うちは品質と味で勝負。消費者は少し高くても、おいしくて、安心して食べられるものを選んでくれます」と語る。季節により気温が変化しても、いつも変わらぬ味を保つことが一番苦労する点だと川北さん。
豆腐の他に、同社ではおからを利用したドーナツ「卯の花どう夏」も製造している。この名前は同社のある石薬師町出身の歌人で国文学者の佐佐木信綱作詞の唱歌「夏はきぬ」の一節から採用している。
◆鈴鹿市石薬師町1863
рO593(74)1904
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