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大規模農業など独自の手法で事業に取り組む多気郡明和町前野の農業生産法人「有限会社松幸農産」(本社・伊勢市川端町、松田丈輔代表取締役)に先月17日、同町の上御糸小学校の児童が環境学習に訪れた。
同社の事業の一つである自然養鶏は、天然のエサや水を使い、風通しや日当たりの良い鶏舎での画期的なもの。糞も土着微生物を利用して自然分解し、鶏舎の外に持ち出さず、臭いも全くない。
同小学校では現在、児童がEM菌(有効微生物群)づくりに取り組み、校内の掃除などに役立てている。同じ微生物の働きを知る上で、今回同社の自然養鶏を見学することになった。
当日は午前9時から同小の4年生児童29人が鶏舎に見学に訪れ、農場長の高瀬宏一さん(42)から自然養鶏の説明を聞いた。児童は皆興味深げに高瀬さんの話に聞き入り、時折質問も交えながら自分たちのEM菌づくりについても話した。
見学を終えた児童は「自然養鶏の鶏が産んだ卵は、殻も黄身も堅かった」と感想を話し、同校で飼われている鶏との違いを実感。引率した同小の中村美加子教諭は「この見学で、児童が環境問題だけでなく、『命の大切さ』も感じてくれれば」と語った。
同社では現在、3つの鶏舎で約2000羽を飼育。卵は同社内で直売もされており、インターネットでも販売している。
問い合わせは同社=電話0596(55)3578=まで。
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