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一志郡美杉村上多気1447、北畠氏館跡庭園のある北畠神社近く、旧街道沿いに静かに佇む「東屋」は明治時代から続く、練ようかんの店。
林業を営んでいる3代目店主の中川衛さん(68)に代わり、店を預かるのは康代夫人。娘さんにも手伝ってもらい、ようかんを手作りしている。北海道産うずら豆をかまどで炊いてふやかして皮を取り、さらに炊き込みトロトロにする。それに寒天・砂糖を加え、微妙な火加減を保ちながらとろ火で煮つめ、練り続ける。 煮炊き用の薪は、衛さんが山から持ってきた杉、ヒノキの端材や橡(トチ)の木などの雑木を薪割りして使う。鉄製の大鍋で1回分しか作れないので、製造本数は1日に200本程度。夕方には売り切れることもある。「手仕事なので無理をせずにのんびりとやっていければ」と康代さん。
味はうずら豆のやさしい味わいの緑色、柚子の香りを利かせた紅色の2種類。細やかでしっかりとした歯ざわりも手作りならでは。経木を巻いただけの個包装で日持ちがしないのもこのようかんの特色でもあり、まさに、ようかんと一緒に里山の“風味”も一緒に錬り込んだような素朴な逸品といえる。
価格は3本入500円、5本入750円、10本入1400円ほか。地方発送可。営業時間は午前8時〜午後6時。不定休。問い合わせは同店=電話・ファクス059(275)0026=まで。
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