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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.8.28> 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【4.5面】

秋だ!栗狩り、栗菓子、栗ご飯
ほっこりと渋甘い里山の味

秋の代表的な果実−栗

 短かった夏が終わり、あたりは早、秋の気配。さあ、実りの秋だ。野山や畑に果実がいっぱいのうれしい季節。中でも秋の代表的な果実は栗だろう。見るからに痛そうなイガグリがはじけ、固い皮に包まれた茶色い実が顔を出す。やがてポロリと地面に落ちる。その情景はまさに秋そのもの。
 栗といえば昔、里山の雑木林に自生の山栗が生えていて、家族で栗狩りに行ったものだ。最近は雑木林が少なくなり、山栗もほとんどなくなってしまった。実に味気ない。
 しかし、その一方、畑で手塩をかけて栽培している栗農園もあり、実が大きく美味しい栗が多くなってきた。安定して収穫できることから、栗を使ったお菓子や料理の種類もたくさん見られる。その気になれば一年中味わえるが、やはり旬に入るこれからが一番美味しい季節だ。

県内唯一の栗狩り農園
白山町の「岩脇観光栗農園」

栗農園内。木の下には栗がいっぱい落ちている

 県内で唯一、栗狩りができる一志郡白山町南家城の岩脇観光栗農園(岩脇恒夫代表)では、緑色のイガグリが十数・の大きさになっており、9月初旬にはイガグリがはじけて茶色く熟した実が顔を出し、栗狩りが楽しめる。
 同園は岩脇さんが平成2年に広さ3000平方rの栗畑を父親から引き継ぎ、きゅう肥などで土壌改良するとともに、本業の測量の技術を使って水田に排水工事を施して栗を植裁。今では約1万5000平方・の広さの同園には人丸、国見、石槌など7種類の栗の木が700本植わっている。

白山町の「岩脇観光栗農園」地図

 栗の木の下にイタリアンライグラスを植えて刈り取る草生栽培や、別の場所で育てた草も肥料として投入、胆念に育て上げた栗園を平成8年に観光農園としてオープンさせた。
 入園料は平日1300円、土日祝日1500円(栗1・・土産付き、ゆで栗食べ放題)。問い合わせは同園=電話059(262)3201=まで。

【写真キャプション】栗農園内。木の下には栗がいっぱい落ちている




細やかな仕上げのモンブラン
松阪の「あかしや洋菓子店」

松阪の「あかしや洋菓子店」のモンブラン

 すべてに目が届くようにと職人は雇わず、店主の明石克己さん一人で材料の吟味から仕上げまで行い、きめ細やかな手作り菓子で知られる松阪市小黒田町の「あかしや洋菓子店」では、栗のお菓子の定番といえる「モンブラン」(280円)が秋の人気商品。
 アーモンドのロールケーキに、生クリームで練り上げた栗あんを糸のように細く絞りながらぐるぐると渦巻き状に積み上げ、その上に栗の渋皮煮とホワイトチョコレートを飾ったモンブラン。シンプルだがアーモンドケーキの歯触り、生クリームと栗あんのバランスがすばらしい。

松阪の「あかしや洋菓子店」地図

 また、秋に入ると渋皮煮の栗をアーモンドクリームとパイで包んで焼いた「マロンパイ」も作り始める。店主の明石さんは「数は多く作れませんが、一つ一つ真心を込めて作っています」と話している。
 同店ではこのほか発酵バターを使ったシュー皮と天然のバニラビーンズを用いたシュークリーム(130円)、上品なチョコレート味のクグロフ(1000円)、カボチャプリン(260円)などが人気商品。
 営業時間は午前10時から午後7時半。定休日は水曜。問い合わせは同店=電話0598(26)3695=まで。インターネットのホームページアドレスは
http://member.nifty.ne.jp/akashiya/
【写真キャプション】
美味しそうなモンブラン。職人技が光る逸品だ


特大栗を使った「栗パイ」
鈴鹿の仏菓子店「ミルク」

鈴鹿の仏菓子店「ミルク」のタルト

 シーズンになると岩脇観光栗農園の栗を使ってタルト、パイ、モンブランを作っているのは鈴鹿市南玉垣町のフランス菓子店「ミルク」(中野強社長)。
 「栗のパイ」は、18年前に一人で同店を開いた中野雅代さんが「日本一大きい」という岩脇観光栗農園の栗を渋皮が付いたままクリームで包み、さらにその上をパイ皮で包んで焼き上げたシーズン限定の人気商品になっている。1個260円。
また、「栗のタルト」(350円)は、栗とアーモンドとバターを程良く混ぜて焼いた台に、栗と生クリームを練って乗せたもので、栗とアーモンドとバターの調和がすばらしい。モンブラン(350円)もこの時期には、同農園の栗を使っている。

鈴鹿の仏菓子店「ミルク」地図


 大きなシュークリーム「シュー・アン・シュープリーズ」(350円)で知られる同店だが、栗のシーズンになると「栗の皮むきで腕が腱鞘炎になるくらい」(雅代さん)というほど、栗の菓子に人気が集中する。
営業時間は午前9時から午後6時、定休日は月曜。問い合わせは同店=電話0593(83)0025=まで。

【写真キャプション】
絶品!岩脇観光栗農園の栗を使ったタルト


「栗とエビのまんじゅう」
松阪の日本料理店「水桝」

「栗とエビのまんじゅう」

 栗は、栗ご飯をはじめ多くの料理にも使われる。「その季節の一番よい材料を選んでメニューを決める」という松阪市愛宕町の日本料理店「水桝(みます)」(野村謙己さん経営)では、栗の季節には「栗ご飯」や「栗とエビのまんじゅう」、「渋皮栗のアイスクリーム」などをコース料理の一品として作ることが多い。
 この中で、「栗とエビのまんじゅう」は、栗の甘みと渋みを生かしながらエビの味と調和させた逸品。作り方は、栗に昆布だしと少量の塩を入れて練り上げ、エビあんで包んで薄い葛あんをかけ、ワサビを上に乗せる。
 また、デザートに出す「渋皮栗のアイスクリーム」は、色はきれいではないがほどよい渋みと甘みでコクのある味が特徴。渋皮を付けたまま煮て、卵黄、牛乳、生クリームなどを混ぜてアイスにする。

 栗ご飯は、昆布だしと少量のお酒と塩、大きめに切った栗を入れて炊き上げるが、栗の色と味を良くするには、栗を別に蒸してご飯が炊き上がって蒸らす前に入れることもある。
 栗料理を作るのはもう少し先になるが、同店のコース料理は4000円から味わえる。営業時間は、午後5時から午後10時ごろ。定休日は水曜。問い合わせは同店=電話0598(21)9945=まで。

【写真キャプション】
見事な味のハーモニー。栗とエビのまんじゅう



「婦人之友」創刊100周年記念愛読者会
9月6日、津リージョンプラザ

 家庭雑誌「婦人之友」の創刊100周年を記念して、その読者による組織「津友の会」が9月6日に津リージョンプラザ・お城ホールで記念愛読者会を開く。時間は午後1時30分〜3時30分、前売り500円(当日600円)。託児はないので子供の入場は不可。当日は、テレビ、雑誌などで幅広く活躍中の料理研究家中村成子さんを迎えて「生きる力を育む食とくらし」と題した講演会を開催。また、100周年記念ビデオ「羽仁吉一・もと子と婦人之友」の上映もある。
 「婦人之友」は明治36年、羽仁吉一・もと子夫妻によって創刊され、より良い家庭の成立をめざし、衣食住に関わる生活改良の提案をしてきた歴史ある家庭雑誌として知られている。
 問い合わせは杉野さん=電話059(223)6561=または西さん=電話059(225)4931=まで。



こんにちは、ASAです
●ASA津駅西・山口新聞店●

店主の山口祐司さん

 津駅西口から車で約5分。県立美術館や県総合文化センターを抱える閑静な住宅地に位置するASA津駅西・山口新聞店。今年、設立27年目を迎えた同店は、津駅西側から安濃町を含む広範囲なエリアを担当。25人のスタッフで、4000軒以上の配達を行っている。一昨年に2代目である山口祐司さんが店主となってからは、次々に新しい取り組みを開始。同店の大きな特徴となっている。
 3年前から月1回のペースで発行している『にこにこあさひ』は、配達エリアである津市を中心とした「新聞に載らない情報」がエリア購読者の好評を得ている。「発行から今月で30号を数えました。読んで頂いている読者の視点で作ることをなにより大切にしています。津の知られていない魅力をお知らせして、町の活性化の一助にでもなればと考えています」と山口さん。
 また、顧客サービスの向上を目的に、ホテル『ザ・リッツ・カールトン大阪』の経営品質研修にも参加。店の人材育成などにも一流ホテルのサービスを取り入れている。
 昨年には、津消防署で行われている普通救命講習を受講。修了証を受けた7人のスタッフが、ガーゼや消毒液が入った救急セットを携帯して業務に当たっている。これに併せて、登録制で応急救命や深夜見回り、一人暮らしのお年寄りのケアを行う『A・E・S(アサヒ・エマージェンシー・サービス)』も段階的に試行を開始した。「私たちが主に仕事をする深夜は、犯罪などが多くなる時間。このサービスを提供することで顧客の皆様に安心して生活して頂ける地域を守りたいと思います」と山口さん。今後も地域での新しい役割を積極的に模索する考えだ。
 「販売店という括りを超えて、地域に感謝の気持ちを表したい、地域の皆様に必要とされる店でありたいと考えています。お気づきの点などがありましたら、気軽にご相談下さい」。



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