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社団法人日本建築学会東海支部(名古屋市・久保哲夫支部長)は10月25日(土)午前10時30分から午後3時まで、東海道の面影を残す歴史的町並みの関宿を会場に、親と子の建築・都市講座「東海道関宿でむかしの生活を体験しよう」を開催する。このイベントは、建築に関わるあらゆる事柄に興味を持ってもらい、同学会の活動を知ってもらおうと各地の支部が行っている普及活動の一つで、東海支部の歴史意匠委員会が主催するもの。
当日は、資料館になっている旧旅籠「玉屋」の見学、昼食時のかまど体験、町並み探検などを実施。昔の建築物に触れ、旧街道をウオッチングするのは「温故知新のまたとない機会」と同学会同支部は東海4県(静岡県含む)の親子を対象に参加者を募っている。
会員数約4万人、全国に9支部35支所を持つ同学会は建築学の専門分野別に16の常置調査研究委員会があり、歴史意匠委員会もその一つ。東海支部では親と子の建築・都市講座で、これまでに名古屋市内の商店街でのワークショップやタウンウオッチング、西洋館などでよく見るステンドグラス、古い石造りのビルに見られる装飾石柱のレプリカ制作などユニークな体験型講座を実施してきたが三重県で行うのは初めて。
「住むため、集うために生まれてくる建築物の歴史は、なかば人の歴史でもあります。それだけに専門家だけの狭い世界で終わらせずに一般の人にも、もっと関心を持ってもらえれば」と同学会同支部三重支所メンバーで講座の担当者である菅原洋一さん。
今回は、東海道の宿場町として栄えた町並みがそのまま残り、昭和559年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された鈴鹿郡関町の関宿の町並みと、当時の宿場を代表する大旅籠旧玉屋(現在の関宿旅籠玉屋歴史資料館)を見学して体験する。帳場、座敷、土間など風情あふれる江戸時代の建築の旅籠には、当時使われていた膳、徳利などの道具類や旅の歴史資料が展示され、往時の様子を余すことなく再現している。来館者は実際に旅籠の中に入り、帳場や2階の座敷などを見て回れる。入場料は大人300円、小人200円。
同講座では当日、座敷でお茶と関宿の銘菓「関の戸」でくつろいだり、かまどを実際に使って煮炊きをして自分たちの昼食を作ったりと、通常の資料館では実施していないこの行事のための特別なプログラムを用意、貴重な体験ができるようになっている。午後からは関宿の町並みを見て回り、自分たちの住む町との違いやそこから感じたことを絵はがきにして、親しい人に関宿から手紙を出す企画を予定している。
「参加する子供たちにとって関宿の町並みは新鮮に映る場所。そこにしかない楽しさや良さをぜひ見つけてほしい」と菅原さん。
同講座の参加人数は親子で20組(40人)。対象は小学校高学年(4・5・6年生)で参加費は無料。申し込み方法は往復はがきに返信用宛名、通信面に氏名(親子とも)、子供の学校名・学年、住所、電話番号を記入の上、9月19日までに申し込む。応募多数の場合は抽選。
申し込み・問い合わせは、〒514―8507 津市上浜町1515 三重大学地域共同研究センター 菅原研究室内「親と子の建築・都市講座」係=ファクス059(231)9047、Eメール
sugawara@crc.mie-u.ac.jp=まで。
【写真キャプション】上から
毎年多くの観光客が訪れる
大旅籠だった旧「玉屋」の外観
旧旅籠「玉屋」内のかまど
江戸時代の帳場の様子を再現
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