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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.5.22 > 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【4.5面】

6月14日、いよいよ始まる!
小津安二郎生誕100周年記念
三重映画フェスティバル2003


伊勢市の古本屋「ぽらん」

 「東京物語」「秋刀魚の味」など、日本映画の黄金時代に数々の映画を世に送り出し、没後も世界的な映画監督として名高い小津安二郎(1903年〜1963年)。今年は青春時代を三重で過ごした小津安二郎の生誕100年目。それを記念して6月14日から22日まで、三重で初めての本格的映画祭となる「三重映画フェスタ2003」が三重県総合文化センターで行われます。この映画祭について実行委員会事務局の田中忍さん(44)に聞きました。


―田中さんは小津安二郎の大ファンということですが、その魅力はどういうところにあるのでしょうか。
 最初に見た小津映画は「晩春」でした。そのころ学生だった私は「不思議な映画だな」くらいの印象しかありませんでしたが、心にずっと残りました。「東京物語」はもう5、6回は見ていますが、作品全般に潜む「なつかしさ」をいつも感じ、見るたびに作品に対する印象が違います。それが名作たる所以だと思います。

―田中さんはその「小津好き」が高じて、「全国小津安二郎ネットワーク会議」で事務局長をされているそうですが。
 小津安二郎の命日でもある平成12年12月12日に、小津監督にゆかりのある方を中心に設立し、今では全国に160名以上の方が会員登録されています。全国の小津ファンにむけて会報を送ったり、各地で行われる映画祭に参加したりと、小津映画を愛して止まない会員との交流を行っています。

―この映画祭のプレイベントとして、既に様々な催しを行っていますね。
 昨年の6月と9月の2回に分けて、公開勉強会として小津映画の上映や映画祭の全容説明などを行ってきました。今月29日にはプレイベントの3回目として、元・小津の助監督、篠田正浩監督の最新作にして最後の作品「スパイ・ゾルゲ」を先行上映します。地元の多くの映画ファンやボランティアの方々の協力もあって、映画祭本番に向け、準備を行っています。
―最後に、この映画祭への「思い」を一言。
 県内では最近、三重と映画のかかわりを深めるきっかけつくりとして「伊勢志摩フィルムコミッション」「みえシネマアーカイブ」が発足し、映画の情報を地方から発信しようという試みも活発になっています。また、近日全国上映予定の映画「いずれの森か青き海」は四日市でロケを行うなど、三重と映画の新しい動きもあり、嬉しく思っています。今回の映画祭を通して、三重と映画の現在・過去・未来について幅広い年齢の方から多くの意見が集まることを期待しています。映画祭は前夜祭を含め9日間、小津映画5作品を含む全23作が上映されます。この機会に映画が好きな方、そうでない方も少しの時間でも楽しみながら参加していただきたいと思っています。



三重ゆかりの映画監督

衣笠貞之助

●衣笠貞之助(きぬがさ ていのすけ 1896年〜1982年)【写真左】
 新派の女形俳優の後、監督として数々の実験映画を制作。「地獄門」でカンヌ映画祭グランプリを受賞。生涯116本の映画を撮る。日本映画の黄金時代を築いた巨匠。亀山市出身。
  (写真提供/亀山市歴史博物館)


伊勢市の古本屋「ぽらん」

●藤田敏八(ふじたとしや1932年〜1997年)
【写真右】
 「八月の濡れた砂」「スローなブギにしてくれ」など青春の輝きと挫折を哀愁を交えて活写。自らも俳優として「ツィゴイネルワイゼン」などに出演する。旧制神戸中学を経て四日市高校・東大法学部を卒業。
 (写真提供/藤田慶二氏)


巨匠たちの風景〜みえシネマ事情〜

■3人の監督については、この本に詳しく書かれている。
「巨匠たちの風景〜みえシネマ事情〜」 (伊勢文化舎 定価1500円+税

 



小津安二郎青春館

 松阪市愛宕町に昨年の12月にオープンした「小津安二郎青春館」。小津安二郎の生誕100周年を記念して、地元のファンの熱望により松阪市が開設。
 この記念館は小津が実際に住んでいた家の跡地にあり、館内には小津の青春時代の日記や写真パネル、実家で使われていた家具などの遺品を展示。松阪市内と郊外の小津ゆかりの地も映像で見ることができる。
 開館時間は毎週金・土・日・月曜の午前10時〜午後4時。入場料は100円(資料代)。問い合わせは同館=電話0598(22)2660=まで。



その他のイベント
●『スパイ・ゾルゲ』特別試写会
 29日(木)午後6時〜三重県総合文化センター・中ホール 前売り1000円 当日1300円 篠田監督の舞台挨拶あり。

●小津安二郎資料展〈築山コレクション〉
 6月10日(火)〜27日(金)
三重県総合文化センター・第2ギャラリー

●衣笠貞之助展・藤田敏八展・ローアングル公募写真展・高校生〈小津〉書道展
 6月14日(土)〜22日(日)
三重県総合文化センター・第1ギャラリー
●映画祭ボランティアスタッフ募集中
 準備期間や開催期間中のボランティアスタッフを募集している。1日だけの参加も可。詳しくは左記の実行委員会事務局まで。

■「三重映画フェスティバル2003」に関する募集申し込み・問い合わせは、同実行委員会事務局=電話059(233)1120 (月曜を除く午前 時〜午後5時)=まで。最新情報はHPで確認できる。
http://mie-cinemafesta.net/top.htm 
または
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/1163/
まで。

■チケットのお求めは
チケットぴあ=電話052(320)9999=まで。


浅草の笑いを楽しむ
7月15、16日 朝日友の会 特別企画
ザ・演芸「さがみ三太と仲間たち」

 朝日新聞購読者を会員とする「朝日友の会」は、特別企画として、ザ・演芸「さがみ三太と仲間たち」を7月15、16日に開催する。 出演者は、「毎度〜皆様おなじみのぉ〜、ちょうど時間となりましたぁ〜」のフレーズでおなじみ、浪曲漫才の「さがみ三太・良太」、浅草フランス座出身、息の合ったコミカルでユーモアに満ちたコントの数々で盛り上げる「ビッグボーイズ」、美空ひばりや八代亜紀など女性歌手の声帯模写で知られる「森野ひろし」など、浅草演芸の実力派ばかり。当日は、会場を爆笑の渦に包んでくれること間違いなし!
 会場は15日(火)が、津リージョンプラザ、16日(水)が四日市市文化会館。ともに午後1時開演。入場料は、朝日友の会会員1300円、一般2000円。
 申し込み・問い合わせは、三重県朝日会事務局=電話059(224)1071、ファクス059(223)0996=まで。



京都、「小京都」の物産展 開催中 = 津松菱 =
=26日まで=

初雪

 「津松菱」は、26日(月)まで同店6階催事場で「第2回京都と全国小京都展」を開催中。
 新登場の和菓子や伝統工芸品が加わり内容もより充実。京都からの新たな出店は明治16年創業の「中村軒」。昔ながらのかまどでクヌギの割り木を燃やしてじっくり炊き上げた粒あんをつき立ての餅で包んだ名物「麦代餅」が初登場。人気商品のため、午後0時から6階商品券売場前で整理券を配布。午後1時からの販売になっている。
 岡山県津山市からは「武田待喜堂」の「初雪」。美作産のもち米と小量の砂糖で作る口中でふんわりとける感じの和菓子だ。広島県尾道市からの初お目見えの名産品は、「ウオスエ」の「鯛めしの素」。
 伝統工芸品も福岡県甘木市「小森草木染工房」の帯、石川県金沢市、加賀友禅「木倉や」の酒袋シンプルバッグなどが新たに登場。
 さらに伝統工芸体験として、24日(土)午後2時からは、京扇子の手書き体験がある。紙扇子の絵付けをしてオリジナルの扇子が作れる。参加費用は2500円(要予約。希望者は6階呉服担当者まで連絡)。
 問い合わせは、津松菱=電話059(228)1311=まで。

【写真】中村軒の麦代餅



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