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松阪市駅部田の有限会社夢創社(坂口静夫代表)は、この春から、地震の揺れで倒れると自動的に点灯する懐中電灯を考案、「地震倒(灯)」(980円税別)の商品名で販売をはじめた。
懐中電灯は、お尻の部分に錘(おもり)が組み込んであり、お尻の底の部分には、バネ仕掛けの赤い突起が飛び出している。この底部を下にして懐中電灯を垂直に立てると赤い突起が本体に押し込まれ、電源がオフ状態に。これが地震で倒れると突起が押し出され、もとの状態になり、電源がオンになるというシンプルな仕組み。
単1形乾電池2個を使用し、電球も市販のクリプトン球(2・4V 0・5A)に対応している。倒れたときのガード用に懐中電灯の白いカバー部分に装着する太い輪ゴムも2つ付く。
「ほら、ストーブで揺れを感じると自動に消火するのがあるでしょう。これの逆の発想です」と坂口さん。阪神淡路大震災があってからは、他人事とは思えず、本業の旅行代理店の経営のかたわら懐中電灯の案を温めていった。
どの程度の振動で倒れるかなどの試作を繰り返す一方で、昨年3月には特許申請。発注は中国のメーカーに依頼するなどして安価な価格をめざしたという。
「寝室などに置いてもらうと緊急時にもすばやく身動きがとれます。また、ホテル、旅館も各部屋に防災用常備品として置いてほしいものです。暗闇相手ではなにもできませんから」。
東海地震や東南海地震が年々声高に言われるようになってきている昨今、「この懐中電灯で防災意識が少しでも盛り上がってくれれば」と坂口さんは思いを語ってくれた。
問い合わせは、同社=電話0598(25)5211、ホームページアドレスhttp://www.jishinto.com/
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