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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.4.24 > 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【4.5面】

海が見える峠へ

海が見える峠へ
海が見える峠へ

 伊勢市側から峠をめざす場合は、内宮宇治橋前の広場から12号線へと入っていく。五十鈴川に沿って神宮林を縫うように進んでいくと、ジョギングや森林浴をする人もちらほら。道端で湧き水を汲む人たちの順番待ちの光景もみえる。
 高麗広といわれる静かな集落を過ぎるといよいよ九十九折れの峠道。「車道幅1・8b、大型車通行不能」の標識があるので注意。道は薄暗くカーブミラーもないので対向車に気を使い慎重に運転したい。
 内宮から約35分で切通の道へ。ここが剣峠だ。清々しい木々の緑の向こうに薄藍の五ヶ所湾が浮かんだように佇んでいる。
 峠には野口雨情の詩碑がある。ここで熊野灘を見た文人の多くが作品にその思いを綴っているという。

剣峠

 伊勢市と南勢町を結ぶ県道12号(伊勢南勢線)の山越えになるのが「剣峠」(標高330b)。この道路は五ヶ所街道とも呼ばれ、明治23年に伊勢へ通じる近道として造られた。古くから神宮参拝者や伊勢への行商にと利用されてきた。

剣峠 剣峠
【写真】
峠の切通を越える、自転車ツーリングする人たち

 

野見坂峠
野見坂峠

 野見坂峠(標高280b)は、県道22号(伊勢南島線)の度会町と南島町の境界にある峠で、伊勢自動車道玉城ICから車で約30分。古くは熊野街道の脇道にあたり、熊野詣での旅人や地元民の生活の道として利用されてきた。昭和3年に真珠王・御木本幸吉の後援と村びとの努力で開通した「野見坂トンネル」は、長年の悲願が結実したもの。
 現在は、時間がより短縮、便利になった新野見坂トンネルが”主役“だが峠道も健在。ヘアピンカーブを曲がり、照明のない狭くて真っ暗なトンネルを抜けた瞬間に飛び込んでくるリアス式海岸線や太平洋の絶景は、何度見ても飽きない。トンネルを抜けて少し下ったところにある野見坂峠の看板がある場所がビューポイント。

野見坂峠 野見坂峠
【写真】
歴史を感じる野見坂トンネル

 

藤坂峠
藤坂峠

 藤坂峠(標高518b)は、南島町と大宮町の境に位置し、頂上まで登るには、かなりハードだ。しかし、峠からの大パノラマは、どこにも負けない素晴らしいものがある。
 JR紀勢本線川添駅手前、国道42号を左に折れ、七保大橋を渡り、県道46号(南島大宮大台線)をひたすら進むと細い山道に。ここから5|b強を登る。車1台分の道幅で、ガードレールがない個所もあるので、常に気を引き締めた運転が大切だ。
 頂上は四辻で、切通しを直進するとすぐに南島町になり、海まで伸びる大台ケ原山系の支脈と、その向こうに黒潮あらう熊野灘の絶景が目前に広がる。青と緑の大空間を存分に実感できる場所だ。頂上から少し南島町側に下るとレンガ造りの水飲み場があるので、ここで一休みしてから、南島町の海辺の町を散策するのも楽しみのひとつ。
 ところで、雨天やその直後は、土砂崩れやスリップの危険性があるので峠行は避けたい。くれぐれも安全第一で峠の散策を楽しんでほしい。また、市販の県内・市町村マップは、迷わないためにもぜひ、持参したい。

藤坂峠 藤坂峠
【写真】
峠の湧水(写真右)

 

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