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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.4.10 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

美里村営バスの運行開始
園児・生徒の送迎用にも
全区間100円均一


美里村営バスの運行開始

 美里村で1日から、村営のコミュニティーバスが運行を開始した。村内のバス交通空白地帯への運行に加え、この春から統合された幼稚園の送迎、小中学校生徒の通学用にと幅広い利用価値を伴っている。全区間100円均一のワンコインタイプのバスで、安くて利用しやすく便利だと村民からも喜びの声が上がっている。また、村内にある名所・旧跡などの観光整備に力を注いでいる村では、村営バスを観光の側面からも有効的に活用したいと、バスの将来に期待を寄せている。

 コミュニティーバスは、美里村が事業主体になり、三重交通に運行委託する形で営業運行を開始。
 初日には、村役場庁舎前で運行式典が催され、稲垣巧村議会議長はじめ、同村老人会会長、区長代表、幼稚園代表、三重交通からの代表者らが来賓として出席。黒川和義村長の挨拶の後、テープカットとくす玉割り、運転手への花束贈呈が行われた。黒川村長は挨拶の中で「高齢者や子供など交通不便者に役立つバスを目指したい。多くの村民に利用してもらえれば」と抱負を述べた。
 美里村には、現在、津市内から辰水地区を通る穴倉方面と国道163号線を走る平木方面行きの三重交通が2路線運行している。しかし、両路線間の連絡がなく不便なのが現状だった。そこに来て少子化による幼稚園の統合化が浮上。国道沿いの高宮地区にある幼稚園が辰水地区の幼稚園と統合して「みさと幼稚園」として、この4月からスタートするのを受けて、園児を持つ世帯を中心に送迎バスの実現が切望されていた。
 同時に、同幼稚園が辰水小学校に隣接するということもあり、スクールバス的な役割も担えるというメリットも望まれていた。
 また、三重交通・穴倉方面路線は厳しい運営を余儀なくされているのが現状で、廃止という将来を見越しての決断でもあった。「1年ほど前に巡回バス検討委員会を設置、地域の皆さんの声をできる限り反映させたバスにしたつもりです」と、美里村役場企画課長の石井厚人さん。

美里村営バスの運行開始

 廃止路線代替バスではないので、今の段階では補助金は受けていない村独自の運営だ。営業距離数は375|~。桂畑〜平木、穴倉〜船山〜長谷山、長谷山〜穴倉〜船山、グリーンロード経由穴倉・長谷山・辰水コースの4系統。
 バスは27人乗りのマイクロバスを2台導入。白い車体に鮮やかなグリーンのデザインで、美里村のマスコットキャラクター「ラブミー」が描かれている。バスは、子供や高齢者が乗り降りしやすいように補助ステップが自動的にせり出すようになっていて、後部には車いす専用スペースが設けられている。車内には、ラバーを表面に施した握りやすい垂直の手すりや座席ごとにシートベルトが設置されていて、山間のバスの揺れにも対応するなど工夫がされている。
 料金は、満6歳以上が100円、満6歳未満の幼児、身体障害者とその介護者は無料。回数券(11枚綴り)が1000円。どこまで乗っても一律100円のワンコインバスと呼ばれる料金形態が大きな特色。
 利用者の反応は、「雨の日に坂道を自転車通学するのは大変。本当に助かる」、「どこへ行っても100円はうれしい」など喜ぶ声がたくさん聞かれる。
 「1年目は試験運行的な要素を持たせます。今後も委員会を継続し、不備な点は是正していきたい」と石井さん。
 また、同村には、めなし地蔵、長野氏城跡、まちかど博物館や眺望が素晴しい経ヶ峰へ通じる登山コースなど名所・旧跡もあり、バスを観光と結びつけて地域活性化につながればとしている。バスの車内に美里村散策マップを置いたり、バス停の車内アナウンスのとき、一緒に付近の観光スポットを紹介したりと、他にみられない試みをすでに実施している。
 問い合わせは、美里村役場企画課=電話059(279)8112=まで。



「はにわ館」松阪に開館
船形埴輪など展示

「はにわ館」松阪に開館

松阪市外五曲町の市文化財センター内に、宝塚古墳から出土した国宝級といわれる「船形埴輪」などを常設展示する「はにわ館」がこのほど完成し、開館記念特別企画展「埋もれた松阪を探る」などが5月11日まで開かれている。
 「はにわ館」は、国宝や重要文化財も収蔵、展示可能な耐震性を備えた鉄筋コンクリート造り平屋建てで、延べ約1000平方~。外観はカネボウ跡公園の既存建物と調和するよう赤レンガ造りになっている。
 常設展は、「船形埴輪」を中心に、宝塚古墳から発見された家の床が導水設備になっている囲形埴輪、湧水を表現する囲形埴輪、柱状埴輪、円筒埴輪、盾形埴輪などが、埋設されていた形状が分かるように展示されている。
 宝塚古墳は、全国的にも類を見ない「まつりの場」とされる造り出しをもつ、5世紀初めごろの前方後円墳。飾りの付いた船形埴輪や導水床の囲形埴輪など、珍しい埴輪など約140点が当時の配置のまま見つかり、全国的にも貴重な古墳として注目されている。
 開館記念特別企画展「埋もれた松阪を探る」では、市内で発見された縄文時代から近世までの石器や埴輪、土器など貴重な資料約80点を展示。同センター内のギャラリーでは、木の造形品を展示した特別企画展「木と遊ぶ」、市民グループ「はにわづくりの会」の手作りはにわ作品展も開催中。
 開館時間は午前9時から午後5時。休館日は月曜と祝日の翌日、年末年始。入館料ははにわ館が一般100円(高校生以下無料)、ギャラリーは無料。問い合わせは同センター=電話0598(26)7330=まで。



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