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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.2.13 > 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【4.5面】

【まちを歩こう】
旧東海道を訪ねる
四日市・諏訪栄町〜日永追分
車の流れが絶えた街道に静かに往時の面影が漂う


四日市・諏訪栄町〜日永追分
四日市・諏訪栄町〜日永追分
四日市・諏訪栄町〜日永追分 四日市・諏訪栄町〜日永追分
四日市・諏訪栄町〜日永追分 四日市・諏訪栄町〜日永追分
四日市・諏訪栄町〜日永追分

 四日市駅前から日永の追分にかけての旧街道筋は、終日、車が往来する喧騒な道路。しかし、昔の名残をとどめる町並みや名所旧跡、老舗が点在する隠れた観光スポットでもある諏訪神社から南へ、浜田、赤堀、日永追分と続く東海道は全長約4・3キロ。中でも、浜田から赤堀にかけて緩くカーブを描きながら続く町並みは、旧街道の面影が残る場所。
 ナローゲージの電車で知られる近鉄内部線赤堀駅近くまで歩いて来ると、連子格子の立派な家屋に目が止まる。創業200年を超える鈴木薬局(旧鈴木製薬所)だ。代々「赤万能即治膏」などの膏薬を製造してきた老舗の家屋は、嘉永5年(1852)に建てたもので、土蔵とともに膏薬をつくった作業場が今も残る。
 その昔、赤堀一帯で手広く薬を製造し、全国にその名を知られた製薬会社が、元亀年間創業、420年の歴史を持つ加藤翠松堂製薬。同社を一躍有名にした便秘薬「百毒下し」は、幕末の軍医界の重鎮、松本順が加藤ニに滞在中に処方した抗生物質のない当時の、「万能薬」だ。
 「その昔、お伊勢参りの街道筋で”精進落とし“で遊郭で遊ぶ人がたくさんいました。性病を恐れて必ず買っていったそうです」と、同社相談役の加藤信子さん。現在も主力品として製造、全国で愛用されている。
 追分までの途中で、腹ごしらえしたいなら、割烹旅館「太田館」のうなぎ料理(うな重800円〜)や「岡広」のうどん(並うどん450円〜)。どちらも手頃な値段で食べられる。食事をしながら店主に、町のこと、街道の歴史などの話を聞けば、またひとつウォーキングが面白くなるに違いない。
 「日永は、なが餅の発祥地で、うちわ(日永うちわ=株式会社イナトウ)、梅干、足袋が旅のお土産として人気があったそうです」と太田館の当主・中島泰浩さん。
 同館のすぐ南側には、国の重要文化財に指定されている不動明王を安置した、真言宗醍醐派の大聖院がある。ここは、聖武天皇の御代に行基により創建されたという歴史を持つ。
 街道をさらに南下していくと、左手に大きな松が1本。東海道名残の一本松といい、江戸時代、道の両側が土手で、その上に松が並んでいた頃の名残だそうだ。
 泊駅も過ぎ、さらに南へ。追分も近くの所に、味噌・醤油を製造する式井醸造がある。大正3年創業の老舗が醸し出す味噌は、昔懐かしいおふくろの味が自慢の豆味噌、特等赤だし、米こうじの3種類。醤油は、溜まり醤油の「本格一年半仕込」、濃厚な味が特長の「浅五分たまり」など。
 店では3種類の味噌の計り売りをしている。「これが、一番お客に人気があります」と社長の式井康裕さん。
 東海道と伊勢参宮街道の分岐点、日永の追分は、五十三次の宿場ではないが旅人が集まる場所として大いににぎわいをみせた場所。追分には、伊勢神宮に行けない人がここで代わりにお参りできるようにと、神宮遥拝鳥居が伊勢に向かって立っているのが特徴。また、式年遷宮に合わせて約20年ごとに補修が行われてきたのも歴史を感じさせる。



北海道と三雲町が伝統文化・食文化の交流
第8回武四郎まつり

第8回武四郎まつり

三雲町大字小野江にある松浦武四郎記念館で 日午前 時〜午後3時まで「武四郎まつり」が開催される(雨天決行・入場無料)。 
 「北海道の名付け親」と呼ばれる松浦武四郎は幕末に三雲町で生まれ、明治に北海道を探検・調査し、多くの日誌類・地図類を著した。2月は武四郎の生没月にあたり、それを記念し毎年祭りが開催されている。
 今年は北海道より「帯広カムイトウウポポ保存会」によるアイヌの古式舞踊が披露される(午前 時 分〜 時 分・午後2時 分〜3時)。他にも地元の郷土芸能、三雲中学OBによる演奏会、武四郎研究発表会、講演会も催される。
 また「北海道および三雲町物産展」も開催され、北海道の乳製品や海産物と、三雲町の新鮮な野菜や青さのりなどが販売される。
 「今年は地元の小・中・高校生がボランティアとして数多く参加し、祭りを盛り上げます。この祭りを通して、松尾芭蕉、本居宣長と並ぶ三重の三大偉人である多芸多才な松浦武四郎と北海道、そして三雲町のことを多くの方に知ってもらいたい」と同館学芸員の山本命さん。当日は館内展示は無料開放。また先着2000名に大根を一本プレゼント。暖かい甘酒とコーヒーの無料サービスもある。
 問い合わせは同館=電話0598(56)6847。または武四郎まつり実行委員会=0598(56)7916=まで



店内に「町かど博物館」
谷クリーナーズが無料開放中

町かど博物館

 桑名市の市街地・八間通り沿いにあるクリーニング店「谷クリーナーズ」の店舗一角にこのほど、来店するお客さんの目を楽しませる「町かど美術館」が誕生。「市民の皆さんに少しでも文化・芸術に親しんでもらえれば」と願う谷聰社長の発案によるもので、手持ちの美術品を飾る以外、希望があれば美術愛好者らの作品展示スペースとして無料開放している。
 「町かど美術館」は昨年末にオープン。1階のお客様ロビーの一角を活用して、20日まで第1弾の展示会を開催中。作品は桑名市内の主婦・菊野ひろみさんが、古くなった着物の帯を再利用して作ったタペストリーやテーブルセンターなどを飾っている。作品は期間中2、3回入れ替える。
 谷クリーナーズは、以前から店内数カ所に絵画や書などを展示。2階への階段の壁には、同市内に住む日展作家・水谷勝子さんの日本画を定期的に作品入れ替えして展示しており好評だ。今回の「町かど美術館」の開設は、より多くの人に美術・芸術への感心を持ってもらうことも狙い。「自分の美術作品などを展示したい人には無料開放します。申し出てください」と話している。申し込みは電話0594(22)1688まで。



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