噛みしめる昔ながらの味
伊勢市の伊勢岩尾食品
「伊勢たくあん」
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多気郡や度会郡でかつて多く栽培されていた「御薗大根」。農家の冬の副業としてその大根を使って漬けられたのが「伊勢たくあん」と呼ばれる。大地にしっかりと根をのばす御薗大根は、掘り起こす作業が大変な上に、今は品種改良された大根や、外国産の大根に押され、昭和
年をピークに作付面積は僅かとなってしまった。そんな今や数少ない御薗大根を使い、昔と変わらぬ味の「伊勢たくあん」を今も作り続けているのが、伊勢市東大淀町にある伊勢岩尾食品株式会社。
11月下旬から12月中旬に収穫された御薗大根を自然の風にさらして水分を抜き、米ぬか・塩・唐辛子・酵母と一緒に2〜3年漬け込み、完全に熟成させて伊勢たくあんは出来上がる。
「御薗大根を干す時の天候や、漬け込む時の気温など、毎年微妙に変化する自然に気を遣いながらの作業です」と社長の岩尾昇平さん( 53)。
保存食から「香の物」と、嗜好品へと変化してきた漬け物。最近は米に替わってパンの消費が増えたことや、フルーティーで柔らかい浅漬けが好まれる傾向があり、昔ながらの「噛みしめる」漬け物は減ってしまった。
「栽培する農家が減ってしまった御薗大根を守り、先人達が作り上げた『文化としての伊勢たくあん作り』をこれからも続けていきたい」と岩尾さん。
伊勢内宮前のおかげ横丁にある同社の販売店「傳兵衛(でんべえ)」で伊勢たくあんは販売されている。
伊勢たくあんを食べやすい大きさにカットした「きざみ」(150)が200円。その他「朝熊小菜」や「しぼりたくあん」などの漬け物も販売されている。営業時間は午前9時30分から午後5時まで。年中無休。問い合わせは同店=電話0596(23)8801=まで。
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ふしぎな物がいっぱい
鵜方の古美術・骨董品屋「有楽」
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狭い間口、ごちゃごちゃとがらくたのような物が積み重なった店内。これもお店? 志摩郡阿児町鵜方、三重交通ふるさと公園口バス停前にある「有楽(うらく)」(杉浦洋さん経営)は、そんな骨董品屋だ。
昔の茶道具も扱っていることから、茶道を利休に学び茶家として知られた織田信長の弟・織田有楽斎の名を店名にした。
杉浦さんは20代のころ、京都の出版社に勤務していたが、その出版社が倒産。同社で作っていた本がリサイクル専門誌であったことから、リサイクル業を営むように。そのうちリサイクル品そのものに興味を持ち、骨董品の仕事を始め、6年前に阿児に移り住んで現在の店を開いた。
店内に並べられているのは、年代物のカメラ、ラジオ、タンス、陶器類、ランプ、置物、茶道具、時計等様々。値段はただのような物からウン十万円の物まである。人気が高いのは時計や陶器類、カメラ。
なかでも杉浦さん自慢の品は江戸時代から伝わるキセル道具。店頭販売はもちろんだが、伊勢、玉城、鈴鹿、滋賀県などで開催される「骨董市」に売れ筋を持っていくことも多い。
「古い物には歴史があり味があります」という杉浦さん。家を一軒一軒まわり、「いらない物はないですか」と直接聞きにいく。「セールスとは違い、買う方ですが、急に行くため変な顔をされることもあります。しかし、『お茶でも飲んでいって』と言ってくれる人や、何度か足を運んで貴重な物を売ってもらうこともあります」と言う。
営業時間は午前10時〜午後7時、日曜日定休。問い合わせは志摩郡阿児町鵜方3061・14の同店=電話0599(43)9525、携帯電話090(4865)2916=まで。
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16日にディナーショー
白雲荘に綾小路さんら
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榊原温泉・白雲荘の新春「漫談&歌謡ディナーショー」が16日、久居市榊原町の同観光ホテルで開かれる。
ディナーショーは昼・夜の2回公演。出演はテレビでもお馴染みの漫談家・綾小路きみまろ、演歌歌手の大石まどか、中島祐希子のの皆さん。爆笑・毒舌の漫談やコブシの利いた演歌の数々が楽しめる。
昼の部は1時、夜の部は6時半から開演。食事は味が自慢の懐石料理を堪能できるほか、お酒やビールなどフリードリンクで飲み放題。料金は1人1万8000円。問い合わせ・申し込みは白雲荘=電話059(252)0231=まで。
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