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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.12.25 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

“三重県産そば”実現へ
そば店主と農家が協働

 年越しそば”まであと1週間。この一年を振り返りながら食するそばは、美味しいものに越したことはない。ところで三重県でも手間と努力を惜しまず、そばの名産地に劣らないほど美味しいそばを育てている人たちがいる。全国のブランド農産物に負けまいと情熱を燃やし続ける農家、とことんそばを愛しこだわり続けるそば店主。2人による協働で「三重県産そば」の文化を花開かせようと努力を続けているところだ。

そば処 老梅菴のそば

   三重県は、そばよりもうどんの方が食生活の中心にくる関西の食文化圏。その中にあって四日市市西新地の「そば処 老梅菴」店主、堀木栄二さん(41)は、長年そばにこだわり続けている。うどんの方が商売になることは明白であったが、ずっとそばを愛し続けてここまで来た。最近は客層もうどんとそばが逆転し、毎日そば好きが通う店として繁盛している。
 今、堀木さんの店で出しているそばは並、挽きぐるみの田舎そば、そして手挽きの3種類。すべてつなぎを使わない十割そばでもある。特に手挽きそばは、自分で石臼を挽いて、つなぎ無しでこねていくので体力がいる仕事になる。一度に数多くは作れないので、売り切れになることもしばしばという。これでも傍から見ると、かなりのこだわりように見えるが、まだあった。
 そば粉である。北海道、常陸、信州といったいわゆる、そば名産地のブランド一辺倒でなく、県内産のそば粉を使っているのが大きな特色だ。店で使う量も年々増えてきている。

横山さん(左)と堀木さん(右)

 「自然農法で米や小麦、そばを作っている横山さんと知り合いになれたのは、自分にとっては大変大きい出来事。有機栽培のそば粉を作ってもらっています。会うたびに情熱のパワーをもらう、そんな人です」と堀木さん。
 安濃町で専業農家を営む横山重治さん(57)が手塩にかけ育てた農産物は、常に高い評価があり、県外にも多くのファンを持っており、直販の他、自然食品店やホテルなどにも提供し喜ばれている。好奇心が旺盛で、安全で美味しい農産物を作ることに結びつくようなヒントを見つけたり、機会があると積極的に関わっていく行動派でもある。

そばづくり体験で種を蒔く参加者

 二人が出会ったのは平成13年の初め。横山さんが代表を務める安濃町稲作経営者部会の研修の帰りに美味しいそば屋があると、メンバーと一緒に来店したのが最初。そばの作り方で横山さんが堀木さんに助言をしてもらったことがきっかけ。その後、横山さんもそばに今まで以上に関わることに。
 その年の夏にはそばの愛好家が集まり、そばの種を蒔き、秋に収穫祭をした。昨年も同じようにそばづくりをして、今年は稲作部会の主催で「そば丸ごと体験」と銘打ち、そばづくりを広く一般募集した。8月初めの種蒔きの時には60人が参加。10月にそばの花見、11月には収穫、試食を体験。「来年もやってもらいたい」、「そば粉を分けてほしい」と大好評だった。
 「優良な農作物を作っているという自信こそ新たな展開を生む原動力と思います。まずは消費者に理解してもらうことが一番大切なことでは」と堀木さん。
 ここ数年、県内に手打ちのそば店が増えてきている。堀木さんのような熱心なそば打ち職人が増え、そのうち各地でそば粉が違う”ご当地そば”が出来れば面白い。

 



伊勢神宮へ無料バス
サンアリーナも新たな駐車場に

初詣の交通渋滞解消に一役

 毎年、年末年始は数多くの初詣客でにぎわう伊勢神宮(内宮)。マイカーや観光バスで参拝に来る客も多く、周辺の道路では深刻な交通渋滞が起きている。その対策として「内宮周辺交通渋滞対策協議会」では、12月31日から来年1月3日まで、県営サンアリーナ臨時駐車場と内宮間で無料バスを運行する。

パーク&ライド地図

  伊勢神宮内宮のある伊勢市宇治地区周辺で毎年起こるこの渋滞は、初詣客だけでなく、地域住民の交通にも支障をきたしている。近年、深刻さを増したこの渋滞の背景には、伊勢自動車道の開通や「おかげ横丁」のオープンに伴う交通量と滞在時間の増加などが考えられる。
 これまで、この渋滞対策として、周辺の交通規制や交通案内看板の設置、警察官などによる車の誘導を実施してきたが、抜本的な解決には至らなかった。
 こうした現状から昨年10月、国土交通省や県、道路公団、伊勢市など19の関係機関で構成される「内宮周辺交通渋滞対策協議会」が設置された。渋滞緩和対策として、今年5月4日のゴールデンウィークの渋滞時には、五十鈴川河川敷駐車場の利用促進の実験を行い、多大な効果を得た。
 今回、同協議会がこの年末年始の渋滞対策として打ち出したのがjパーク&バスライドk。伊勢市郊外の県営サンアリーナ臨時駐車場と内宮の間でシャトルバスを運行し、渋滞緩和を行う。期間は12月31日の午後10時から平成16年1月1日午後4時と、2・3日の午前9時から午後4時まで。県営サンアリーナ臨時駐車場の料金は車一台につき1000円必要だが、シャトルバスへは無料で乗車できる。
 同協議会事務局のある伊勢市まちづくり推進課は「このjパーク&バスライドkは、年間を通して混雑の度合いが一定でない渋滞に有効で、早期に着手可能な対策です。この社会実験を成功させるためにも、地域住民と観光客の皆さんの協力をお願いしています」と語る。
 問い合わせは、同協議会事務局=電話0596(21)5592、期間実施中は県営サンアリーナ駐車場=電話0596(26)1836=まで。また携帯電話でも当日のシャトルバスの運行状況や、駐車場の空き情報を提供する=下表。

●i-mode http://www.kisei.go.jp/i
●Vodafone http://www.kisei.go.jp/j
●EZ-web http://www.kisei.go.jp/ez



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