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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.11.27 > 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【2面】

【企業訪問】嬉野町の「有限会社 野瀬商店」
原料の大豆生産から取り組む

嬉野豆腐をはじめとする商品の品々

 嬉野町権現前で豆腐店を営む「有限会社野瀬商店」(野瀬岩朗代表取締役)は、原料となる大豆の生産を地元の営農組合に委託し、豆腐や大豆製品の製造から販売までの一連を全てとり行う。
 同社は昭和24年に初代が豆腐屋を開店し、野瀬さんは4代目。同業他社同様、製造と卸を行うh一般的なf豆腐屋さんだった。
 契機は平成8年。同町のまちづくり推進課が町の特産品を模索していると知り、豆腐の原料となる大豆作りに着手。所有する約60≠フ土地を大豆畑に転作。低農薬で大豆栽培し、「嬉野豆腐」と名付けて販売を始めた。「本来の豆腐は豆の味が濃くて甘みがあり、とても美味しいです。自ら材料の大豆栽培から携わった豆腐を口にしてみて、材料でこれほど味が違うとは、と改めて原料となる大豆の大切さを再認識させられました」と、野瀬さんは振り返る。

嬉野商店外観

 この豆腐の評判が口コミで広まり、さらに地元の農家で結成した営農組合の畑で、大々的に大豆の委託栽培を開始した。ほぼ同時期にオープンした店には、豆腐や油揚げ、納豆といった定番以外にも惣菜やおからコロッケ、豆乳、豆乳を使った饅頭やケーキやアイスクリームなど、バラエティーに富んだ商品が並べられている。消費者に本来の豆腐の味を伝えたいと始めた、予約制の豆腐作り教室も開く。
 「農業に携わるなど豆腐作りの全てを体験してみて、これまでは見えていなかった改良点をたくさん見付けることができ、それをそのまま商品開発と改良につなげられた。今後は農業の大切さを消費者の方たちに伝える役目を担えたら。これからも、常に均一した品質の商品を提供する、『嬉野町の豆腐屋さん』としてあり続けたい」と、野瀬さんは語る。
 店の営業時間は午前10時から午後6時。月曜定休。商品の宅配も行っている。問い合わせは同社=0598(42)2521=まで。



家族への思いを百編の言葉に
鈴鹿市井手幸博さん 詩集・言葉集を執筆

詩集を手にする井手幸博さん

 「わが家と同じ幸福な家族が少しでも増えてほしい」。鈴鹿市平野町在住の井手幸博さん(52)は、32年にわたる家族への感謝の気持ちを綴った「詩集・心」と「言葉100集・心」を今年7月にまとめあげた。
 福岡県出身の幸博さんは、幼なじみの洋子(51)さんと20歳で結婚。「自分の職場があった鈴鹿市にバイクの後ろに乗せて駆け落ち同然で連れてきた」。苦しい時も家族全員で助け合って暮らす中で、人一倍、家族というものの大切さを感じるようになったという。
 5年前に洋子さんへ感謝の気持ちを贈るために家族史の執筆を開始。お互いの子供時代の思い出から、結婚後に子供が生まれて家族が増えていく課程やそれぞれの気持ちを記す中で、心に浮かんできた「家族」というものへの思いを詩集・言葉集として2冊にまとめることを思いついた。
 「わが家は子供3人、孫4人の大家族。何をするにも家族全員が集まる。今まで幸せに暮らしてこれたのは、この家族の支えがあってのことで、心を大切に生きることがなにより大切だと実感した。世の中で家族の崩壊や陰惨な事件が報道される現在、自分の家族に対する思いを多くの人に知ってもらうことで、少しでも周りの家族も良い方向に向かってくれればと願っています」と幸博さん。
 今年7月に形になった「言葉100集・心」は、鈴鹿市の男女共同参画センター「ジェフリーすずか」の図書コーナーに3冊が寄贈された。hお父さん 僕たち子供の前でも お母さんに一言「今でも好きだよ」といえますか?など、家族の形を問いかける内容に、「家族の絆の大切さを思い出させる素晴らしい言葉集だと思う。もっと多くの人に広めてほしい」などの感想が寄せられた。12月中旬には同市のショッピングセンター「ハンター」の3階ギャラリーでも展示会を行う予定。また本書の発行を資金面でサポートしてくれる協賛者も募っている。
 問い合わせは井手さん=電話090(1830)7590=まで。



【開店 開業】津市の「まかないや」
確かな腕の中国料理店


まかないやの料理

 津市渋見町にこのほどオープンした中国料理「まかないや」は、広東、四川、北京、上海の味はもちろん、オリジナルなメニューもふんだんに楽しめる店。
 店主はホテルオークラ神戸や岐阜の長良川ホテルなど一流ホテルで20年間勤めた小林眞明さん(39)。その確かな腕前で供されるエビチリ、麻婆豆腐、杏仁豆腐などのメニューの数々は「どれもリクエストしてもらえれば、お客様の好みの味に仕上げますよ」とのこと。料理の味を微妙にコントロールするのも熟練の技があるからこそ。
 ランチのセットメニューは3種類から選べる。「ランチコース」は小前菜、点心、本日のメイン料理2品、スープ、ご飯、漬物、デザート、ドリンクが付いて1500円。「まかないランチ」は点心、本日のメイン料理1品、サラダ、スープ、ご飯、漬物、デザートが付き980円。「麺飯セット」はご飯もの、スープ、サラダ、または麺類、ご飯、サラダで780円。ランチタイムサービスで「本日のデザート」が200円、ソフトドリンクを150円で付けることもできる。

まかないやへの地図

 ディナーコースは(2人から)1人前3000円からご予算に応じて提供。3000円の「まかないコース」は前菜2種盛り、点心、ふかひれスープ、料理3品、ご飯、漬物、デザートが付く。
 「まずは当店の味をみなさんに知ってもらいたく美味しい中国料理に頑張ります。余裕ができたら裏メニューとして、普通、お客に出すことがない、店のhまかないf料理の品々も出していきたい」と小林さん。
 店内は24席。駐車場(9台)あり。当分は無休。問い合わせは、津市渋見町292―1の同店=電話059(246)9484=まで。



語学を通して国際交流
NPO日本語塾「ゆうごう」

NPO「ゆうごう」のみなさん

 伊勢市を中心に活動するNPO日本語塾「ゆうごう」(八木和美代表)は、市内近辺在住の外国人に向けての日本語講座と文化交流を行う団体。
 県内には外国籍の人が4万人(県内人口の約2%・今年7月現在)、そのうち伊勢市内には700人以上が住んでいる。その中には県内の学校で学ぶ留学生、または企業などで開発技術を学ぶ研修生も多い。彼らは修学目的での来日で、経済的負担も大きく、日本語や日本での生活に馴染めない苦労がある。
 以前に東京やニューヨークの大学で日本語を教えてきた経験を持つ八木さんは、このような在日外国人のために、日本語講座と文化交流を目的に今年1月、同団体を立ち上げた。
 団体名の「ゆうごう」は「多文化交流の共存・共生=融合」から名付け、現在は伊勢シティープラザなどで週2回、日本人ボランティアを対象に外国人に教えるための日本語講座を開講。休日は、地元の祭りなどに外国人の参加を呼びかけ、日本文化と地域社会への交流に取り組んでいる。
 「長年の経験から、『教える・学ぶ』ことに国境はなく、『教えることは自分自身が学ぶこと』だと感じています。多くの外国人、または日本人にも異なった常識があることを知り、異なった価値観を共有することを体験してもらえれば」と八木さんは語る。
 同団体への問い合わせは、伊勢市本町4―7ペアコート1階の八木さん=電話0596(28)1636、または0596(28)1313=まで。
【写真は今年10月の「伊勢おおまつり」での交流の様子】 



「色のうつろい」展や
「女忍譜原画展」など
亀山美術館

「上野不忍(しのばず)の池 雪の景」

 相対する色彩の白と黒で彩られた浮世絵を展示した「色のうつろい 白と黒の世界」展が、亀山市太岡寺町の「かめやま美術館」内の「浮世絵版画館」で開かれている。会期は12月23日まで。
 歌川広重の「保永堂版 東海道五拾三次 蒲原」や同「上野不忍(しのばず)の池 雪の景」=写真=、溪斎英泉「夜能梅」など浮世絵版画36点を展示。h白fのイメージからは明るい雪の光景、h黒fのイメージからは闇や暗さの情景が表現されている。風景を通じた色彩の持つ表現の可能性や色彩心理などを、見る人に感じてもらうことが狙い。

「女忍譜(にょにんふ)」

 また併設する「富永一朗漫画館」では、漫画家・富永一朗氏から寄贈された漫画集「女忍譜(にょにんふ)」の原画展を、30日まで開催するほか、12月1日からは「急襲雪崩組」などの冬景色を中心に心温まる作品の数々を紹介していく。入館料は大人500円、高大生400円、小中学生300円。毎月第1・2・3火曜日休館。問い合わせはかめやま美術館=電話0595(83)1238=まで。



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