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平成3年にオープンした川越町豊田一色の「アート・サロン華御堂」(大塚寛オーナー)は、タイやベトナム、カンボジアなどの東南アジア地域で作られた陶器の展示販売を中心に行う県下でも珍しいギャラリー。
整然と並べられる多数の古安南製の陶器は、16・17世紀に作られたものが中心。その中には、コバルトの下絵がぼんやりとにじんだ「絞手(しぼりて)」や、中央が上下に比べて太い「南蛮ちまき」など、独特な様相の陶器が数多く見られる。
陶器などの古美術の収集だけでなく、茶にも造詣が深い大塚さんは、毎年2、3回タイやベトナム、インド、トルコなどを訪ね、展示や茶会に適した古陶器を探し歩く。現地の陶工に自分の希望を伝えて製作依頼するなど安南陶器への入れ込みが強い。
「家元のお箱書きの付いた由緒のある茶道具も良いですが、私は茶道具でないものを上手く転用した道具で茶会を開く方が好きなんです。古安南の陶器は畳映りが良いものが多く、使い方次第でお茶席の趣が増します」と大塚さんは話す。
古安南陶器を常設展示する他にも、師事する東大寺の清水公照さんの陶器や絵や書、または、安南やインドの古布なども随所で眺められる。茶会や個展も定期的に開催している。
開館は、火・木曜以外の午前10時から午後5時。入場無料。問い合わせは、同ギャラリー=電話0593(65)7538=まで。
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