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Home > ローカルみえバックナンバー > 2003.10.9 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

国道166号高見峠年度末に完全2車線
11月26日に記念シンポ
飯南郡飯高町

  国が昭和42年から進めてきた飯南郡飯高町と奈良県東吉野村にまたがる国道166号の2車線化の改良工事が今年度末で完了することになり、松阪市郷津町の紀勢国道事務所ではこれを記念し、シンポジウムなどの記念イベントを計画している。シンポジウムは11月26日午後1時半、松阪市川井町の松阪コミュニティーセンターで、「街道にいきづく人・まち・文化」をテーマに、コーディネーターの残間里江子氏の基調講演などを行う予定で、参加者を募っている。

ループ状になっている木梶大橋

 国道166号は松阪市から大阪府羽曳野市を結ぶ全長約152`bの道路。松阪から櫛田川沿いに飯南町、飯高町を通り、高見峠を越えて奈良県の吉野地方に抜けるのには非常に便利な道だが、県境あたりは急峻な山に阻まれた地形で、工事の難所を抱えている。このため、同町森から奈良県東吉野村杉谷までの18・1`bを国が直轄で工事を行っている。
 これまでに全長2470bの高見トンネル(昭和58年開通)や弧を描いて空中に張り出したループ状の木梶大橋、下を通る166号線を跨ぐ高見大橋など13の橋(平成5年開通)を造り、今年度の森地区の1・1`bの工事などが終われば国の直轄工事が完了する。
 国道166号のその他の区間は、松阪市から飯高町田引までがすでに2車線化されているが、田引から同町森までの約11・2`bの間に、普通車が対向できない狭い部分が残されており、県が改良工事を進めている。
 県の工事区間は、現在、飯高町田引から粟野間(約5`b)の工事が行われており、この区間の工事完了目標は平成18年。同町森から七日市間(2・35`b)がすでに事業化され、今年度に用地買収、19年度に工事完了の目標となっている。残る七日市から粟野間の約3`bはまだ事業化されていない。道幅の狭い部分の工事は残っているものの、国の工事が始まった昭和42年頃に比べると、大変 便利になっている。
 飯高町の中村正則助役は「高見トンネルの開通で峠は20分の時間短縮になった。同町は166号1本しか道路がないようなもの。産業道路であり生活道路でもある。交通の安全と山崩れ防止にも役立っています」と心境を語っている。

奈良県との県境となる高見トンネル

 また、片浦清五産業振興課長は「昭和50年ごろの観光客の入り込みは年間8万人程度だったが、平成14年度は28万4000人ありました。道路や観光施設の整備で、観光客の入り込みは増えていますが、まだまだ未整備の個所がたくさん残っているので、一日でも早い整備を望んでいます」と語っている。
 また、波瀬地区にある宿泊施設「山林舎」の小東吉久マスターは「森から奈良に抜ける道路が良くなったので、この辺の人は、奈良県の榛原や橿原に買い物に行く人が増えています」という。
 工事完成の記念シンポジウムは残間氏が「立ち止まることで見えてくるもの」と題して基調講演するほか、コーディネーターに伊藤達雄・名古屋産業大学学長、パネリストに渡辺悌爾・三重大学人文学部長、青山佳世・フリーアナウンサー、吉田悦之・本居宣長記念館研究員、宮本里美・飯高町長、広瀬輝・国土交通省中部地方整備局道路部長を迎える。入場無料。参加申し込みは郵送またはファクス、インターネットで、国土交通省紀勢国道事務所「一般国道166号(高見峠)完成記念シンポジウム」係まで。
 このほか、地域住民との座談会(10月)、歴代担当者座談会(11月5日)、記念誌作成(16年2月)、開通式などの完成記念行事(16年3月中旬)などのイベントを予定している。
 問い合わせは同事務所=電話0598(52)5360=まで。

 



巨大地図で津の街再発見
津の市民グループ
住民の生の声を「まちづくり」へ

 津市のお城公園を中心とした1`b四方余りの範囲の巨大な地図に、街の様々な情報を書き込み、街を見つめ直そうという催しが26日午前10時から、津市の養正小学校体育館で行われる。

イベントの告知ポスタ

 「お城公園は、もう少し使い勝手がよくならないものか」と感じていた、市会議員の小菅雅司さん(41)、市内で都市設計コンサルタントを営む吉田昌弘さん(42)、市内で学習塾を経営する岡田康之さん(49)ら、県のホームページの「e―デモ会議室」内の「j遊びkのくにづくり」で出会ったメンバーが中心となり「まちらく倶楽部」を6月に結成。以前に吉田さんが松阪などで仕事として企画した『地域住民による情報地図』作りを市民主導で津市でも行うことを決め、準備に取りかかった。
 「まちらく」とは「街に落書き」と「街を楽しむ」を合わせた造語。その言葉通り、当日はまずグループに分かれ、いくつかのコースを歩きながらj探検kし、その後、体育館に広げられた縦10b×横15b、縮尺150分の1の巨大な地図「ゴジラマップ」に、街を歩いてあらためて気づいた「生の声」をフェルトペンで直接書き込んでいく。
 今月1日には「まちらく倶楽部」の中心メンバー15人による6回目の会議が行われ、イベント当日に向けた参加募集状況や具体的な内容について話し合った。

「まちらく倶楽部」の会合

 この作業を通じて「出会いと情報」を生み出すことがこのワークショップのねらい。この地図の情報はインターネットのウェブ上にまとめられ、当日新たに発見した街の問題などは、今後あらたなグループが生まれ、取り組むことになると予測される。
 同倶楽部の岡田さんは「私自身、津市に住んでいながら、津の街がどんな所なのか、何があるのか、知らないことの方が多い。老若男女問わず、地域の多くの人が『街で発見した』事柄や思いを、この機会に交換することによって、この街に住んでいることが楽しくなればいいなあと思っています」と語る。
 市民主催のイベントであり、巨大な地図を制作するため、このワークショップの予算は総額で30万円以上になるが、小学生からお年寄りまで幅広い年齢の人に気軽に参加してもらうため参加は無料にし、同倶楽部では個人千円、団体一万円の協賛金を募っている。
 参加の申し込み、問い合わせは連絡先となっている「すくーるひろば」の岡田さん=電話059(225)0567=まで。



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