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今月初め、県内産の木材をふんだんに使用した学習塾が津駅東口の第一ビル5階にオープンした。これは桑名市野田に本部を置く「J&Sachi塾」で、教室はヒノキで作った机といすを並べ、棚、壁、柱、床などにもヒノキや桐、カリン材を使用。健康面や精神面においても好環境と、塾に通う子供や親たちにも好評だ。このように健康へのこだわりや本物志向、自然環境への関心が高まりつつある中、あらためて木の良さを見直す動きが出てきている。これを受け木造住宅など、三重県産木材の利用による地産地消の取り組みが県内でも徐々に増えてきている。
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「J&Sachi塾」は小・中・高の一貫教育に加え、2歳から6歳児までの英才教育コースも行う、開校26年目の学習塾で、津校の他に桑名、愛知の蟹江に各校を持っている。蟹江校は15年前にログハウス風の木造の建物に、桑名校は7年前に木造の棟を増築していて、3校とも木の特性や質感を活かした教室で生徒を教えている。
その中でも津校は、教室の天井以外はすべて木材を使用。机といすは県内産ヒノキを用いてデザイン・製作されたオリジナル性の高いものを採用し、棚は防虫効果がある桐、教室内を見渡せようにしたガラス窓がはまる壁面の柱や腰板はヒノキ、床は傷に強く汚れにくいカリンと至る所に木材を使っているのが特色。室内は木の持つ明るい色と仕切りの壁に大きいガラス窓を設けてあり、ゆったりとした雰囲気。
「帰ったらヒノキの香りがするってお母さんに言われた」、「家でテキストを開いたらほんのりヒノキの香りがした」と生徒もjヒノキの教室kに驚きの様子。
「塾に来て落ち着きのない子が3日目には、静かに勉強するようになりました。木の効用でしょう」と同塾代表取締役の中村ももこさん。実際、ヒノキの精油に含まれるアルファピネン、ボルネオールなどの成分は鎮静効果や防虫効果があるといわれている。日常生活で以前から健康や環境によいことに気を配ってきた中村さんは、塾に来る生徒にも好環境の下で学んでほしいと、蟹江や桑名で木造教室の塾を展開してきたjこだわりの人kで、津校の床下にはマイナスイオンを出す天然石も敷き詰められている。
夏休みや冬休みには1日12時間の長時間学習を実施しているが、「生徒も集中力が途切れることなく励んでいますし、先生も慢性的な疲れが鉄筋コンクリートの教室で教えるよりも少ないようです」と中村さん。
将来的には総ヒノキで有機食材の食事やおやつを提供する託児所をつくるのが夢とのこと。
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このように健康面や精神的にもストレスを和らげる人に優しい特性を持った木の活用は、近年増えてきている。三重県では平成9年から木の良さを知ってもらい、県産の木材を活用してもらうために「三重の木を使おう、森を育てるために」県民推進運動を行っている。「ここ数年、小中学校など公共用施設の木造化も増えてきています。これと並行して個人住宅向けの県産材のPR普及にもっと力を入れていきたいですね」と県農林水産商工部農林業振興グループの柳田国男さん。
今年の8月には、県産木材の需要拡大を図るための施設「スマッキー」が木材コンビナート・ウッドピア松阪(松阪市木の郷町)にオープン。来年2月からは、環境にやさしい・健康に良い・高価な物ではないという木造住宅の良さを体感してもらう「すまい塾」を開講するなど、積極的に活動をしている。また6月に設立した、森林所有者から住宅生産者までが一体となり家づくりを提唱する「顔の見える三重の家づくり支援協議会」(辻本林義代表)では、家づくりに関して消費者と業者間を調整するコーディネーターを11人設置して県産材の利用促進をめざす。民間レベルでの活動も見られ、大宮町では「宮川流域の木で家をつくる会」(梅田喜文代表)が、地産地消プロジェクトの助成金を受けて、森林体験ツアー、地域材住宅見学会、住宅相談会などをすでに行いはじめている。
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