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「あけまして、おめでとうございます」。昨年の新聞、雑誌、テレビなどの話題の筆頭はなんといっても北朝鮮の拉致事件だろう。忘年会でパッと忘れるというわけにもいかず、今年も当分、事件解決と日朝国交正常化交渉から目が離せない状況だ。さて、明るい話題といえば、サッカーのワールドカップ開催、東京・多摩川に現れたタマちゃん、ノーベル賞のダブル受賞などがった。
この中で特に、田中耕一さんの受賞は、普通の人のような木訥(ぼくとつ)とした態度に親近感を感じ、自分のことのように喜んだ人が多いようだ。「普通の人」、「普通の国」がもてはやされる世相だが、この普通とはいったい何かと問われても答えにくく、普通に暮らすことさえ難し時代だと感じるこのごろだ。
今年は「未」年。未は「未来」の未でもある。明るく分かりやすい未来につながっていってほしいものだ。
度会郡二見町江の栄野神社(片岡昭雄宮司)では毎年1月14日、湯の中に浸した笹を参拝者の頭上で振り、しずくを浴びて無病息災を祈願する「湯立て神事」が行われる。
今年も午前11時から、夫婦岩で名高い二見興玉神社の神職が、栄野神社の神殿で祈祷。境内では氏子が大釜に湯を沸かして湯立て神事の準備。神殿での祈祷を終えた神職は、煮立った湯に笹の葉を浸け、宣(のりと)を唱えながらその笹を参拝者の頭上で二振り、三振り。
笹からしずくが飛び散り、参拝客の頭や顔に降りかかる。小粒のしずくは冷たいが、時々、熱い大粒のしずくが飛んでくる。それでも、「湯を浴びると一年間病気をしない」との言い伝えから、参拝者らは進んで頭を垂れ、周りに歩み寄る。湯がかかると一瞬、「ワッー」と驚くが、次の瞬間にはもう笑顔。三々五々と家路に就く。
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