土産物として喜ばれる伊勢根付
朝熊ツゲが最高の材料
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日本人が普段着として着物を着ていたころ、たばこ入れや巾着などを帯に挟んで落ちないようにする根付が、伊勢神宮参拝者の土産物として重宝されていた。現在では使われることが少なくなったもの、キーホルダーや携帯電話のストラップなどに利用され、また、美術工芸品として海外にもコレクターが多い。
国際根付彫刻会に所属する根付作家は全国で61人。この内、伊勢地方で7人が作品を作っている。この地方に作家が多いのは、伊勢神宮のがあることと、根付の材料になる良質のツゲ(柘植)の木が産出されることに影響されている。
世界根付彫刻会伊勢支部長の中川忠峰さん(56)は、「象牙で作られる根付もあるが、ツゲの方が木の温かみがあり、さわり心地が良い。特に伊勢市の朝熊山に生える朝熊ツゲは成長が遅く、20〜30aの太さになるのに、20年から30年かかる。年輪が詰まっていることから細工をするのに最適」と絶賛する。
根付は、木の根っ子を使っていたことからこの名前が付いたといわれており、根っ子そのままのものや丸いものものもあるが、動物や人物、七福神などの形に細工をされたものが好まれている。大きさは2aから3a程度のものだが、ほとんど手彫りのため、デザインから仕上がるまで20日ほどかかる。このため、細かな細工を施したものは1万円から60万円ほどの値段になる。
伊勢市上地町にある伊勢根付彫刻館は、国際根付彫刻会伊勢支部の工房と事務局を兼ねており、さらに「まちかど博物館」として無料で入館でき、同会の作家の作品や制作現場を見学することもできる。また、後継者育成のため体験(1回1000円)も受け付けている。
開館時間は午前10時から午後3時まで。定休日は火曜。電話予約すれば定休日や夜でも入館可能。問い合わせは同館=電話0596(25)5988=まで。
【写真は中川忠峰さんの作品】
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旬の野菜が百円均一
安濃町の「ふれあい朝市」
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安芸郡安濃町曽根のスーパー「食材工房 ぜにや」の軒下で、毎週日曜日午前9時から正午まで開いている「ふれあい朝市」は、新鮮な季節の野菜が安く買えるとあって、スーパーの客にも人気の朝市。
いまの時期は、白菜、レタス、キャベツ、ブロッコリー、ホウレン草、大根、にんじん、里芋、大豆など20種類もの野菜が売り台にズラリ。しかもうれしいことに、すべて100円均一。目当ての野菜をゲットせんと朝早くから並ぶ人もいるほどだ。
「減農薬、新鮮、安い。この3つがここの朝市の特色です」と、朝市を開く地産地消グループ「Aguriロマンあのう」代表の小林きみさん(78)。同グループは、同町の農家の主婦らが集まり、平成3年にスタートさせた安濃町生活改善実行グループが始まりで、13年に現在の名前に。メンバーは27人。60〜70代が中心だが、「喜んで買っていただくと野菜作りに張り合いが出る」と、みなさん元気そのもの。売り物の野菜には、すべて生産者の名前が入っているのも励みになっているようだ。
また、スーパー内の地産地消産品コーナーにも、同グループが生産した野菜類が販売されていて、日曜日は、店内コーナーと朝市を行ったり来たりする人も少なくない。
問い合わせは、「Aguriロマンあのう」の小林さん=電話059(268)2489=まで。
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丹精込めて作るまろやかな茶を賞味
菰野町の「お茶の里きらら」
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茶処水沢で先々代から製茶業を営む萩村製茶が、菰野町内で直営する「お茶の里きらら」(萩村恒子さん代表)。煎茶やかぶせ茶、玄米茶、ギャバロン茶(各500〜2000円)など約30種そろい、なかでもギャバロン茶(1000〜1500円)は血圧を下げる作用があるγ.アミノ酪酸を多く含む保健飲料として看板商品に定着。いずれも高品質と口コミで評判を呼び、地元はもとより愛知や岐阜からの利用客も多い。
萩村製茶は抹茶の原料で栽培方法が困難なてん茶の生産に県内で唯一成功し、かぶせ茶にいたっては関西茶業振興会の品評会で毎年上位に入賞。店頭で生産者の声が直接聞けるのも人気の秘訣だ。通信販売も行い、急須や茶器なども扱っている。
「開業前は地元でギャバロン茶の通信販売のみ行っていましたが、主人と息子が栽培から製品管理まで片時も目を離さず作り上げている“はぎむら製”のお茶を堪能してほしいと思いオープンしました。喫茶コーナーもありますので気軽にお立ち寄りくださいね」と萩村さん。
和菓子がつくかぶせ茶セット(380円)など6種類の茶が手頃な値段で味わえる併設の喫茶室ではソフトクリーム(220円)など茶を原料とした甘味も充実。「ご家庭にある品質保持期間が過ぎたお茶をほうじ器で風味良く飲めるように加工します」とのこと。営業時間は午前10時から午後6時。月曜定休(祝日の場合翌日休)。問い合わせは=電話0593(91)2828まで。
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