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名張市蔵持町の株式会社松山酒造場(松山哲常務取締役)は、藤堂家出入りの油屋を営んでいた歴史を持ち、明治初期に創業者の松山七四郎さんが、酒屋に転業した。代表銘柄は「東海松」。第2次世界大戦ごろに伊豆からの引き合いがあり、東海地方の東海と、松山の松をあわせて命名した。
松山常務の酒造りのポイントは、こだわりの部分を残しながら、消費者の声を反映していく酒造り。酒の特徴は、旨口も辛口も淡麗型で、後口の切れが良いこと。また純米酒は、米の良さを残すため、精白60%以下のものは造っていない。
仕込みの水は、蔵から600b離れた井戸から汲み上げられ、水切れしたことがなく、鉄分を含まない水質と共に自信があるという。酒米は求める酒質にあわせるために、現在は県外産のものを多く扱っている。
「新しいことをしながらも、日本酒という筋を壊したくない」という常務が、最近新しく取り組んだものが「ドリームファンタジー」(500_g入り1000円)。奥さんの意見を取り入れたこの酒は、ワイン酵母を用いて醸し、その時に出る独特の香りを抑え甘口に仕上がり、日本酒の苦手な人にも飲みやすくなっている。
東海松の入門として常務のおすすめは、本醸造の名張川(720_g入り952円)と、純米酒のかわたろう(720_g入り1068円)。そのほかにも東海松「大吟醸」(720_g入り2913円)などもあり、問い合わせてほしいという(価格は全て税別)。
名張市蔵持町里2743番地。電話0595(63)0168、ファクス0595(64)0005。
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