【三重の地酒探訪】
地元嬉野産の米を活かす
嬉野町「船木酒造」
「えびす顔・倭姫」
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嬉野町井之上の船木酒造株式会社(船木雅文社長)は創業大正七年。もともとは養蚕を営んでいたが、初代の兵衛さんが酒造りを始めた。
代表銘柄は「えびす顔」。これまでは端麗辛口が特徴だったが、今年の造りから全体的にすっきりした甘めのお酒になっている。これは、今年から息子の健司さん(23)が酒造りに取り組み、雅文さんと近所の蔵人の三人で仕込んでいることから。
また四年前からは醸す酒の全て、こうじ米に五百万石、掛米には大空、ヤマヒカリといった地元嬉野産の酒米を用いている。このことで、雅文さんは「米を作る水と、酒を仕込む水が同じ水系になったことで、酒の味が良くなった」と話す。
くわえて、蔵の特徴的な酒として「倭姫」がある。これは嬉野産の赤米を一〇〇%原料に用いているため淡いピンク色になっている。花見の時期や、他府県へのお土産として人気がある。
これからの酒造りについて健司さんは「手間ひまかけたよい酒、これからの世代が楽しめる酒、飲んできれいでやわらかく優しい味で、アルコールをあまり感じさせないものを作っていきたい」と話す。
倭姫七百二十_g千八百円、えびす顔特別純米七百二十_g千円、えびす顔純嬉野酒七百二十_g八百五十円、こうじ米も掛米も五百万石を用いた純米吟醸七百二十_g千六百円(全て税込み)。
一志郡嬉野町井之上。電話0598(42)1012。
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県産材活用で山を再生
遊木の会
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県産材を活用することで、山村地域の活性化と良い山作りを考える「遊木の会」は、昨年十二月に発足した。会に参加しているのは、佐々木満さん、萩原純さん、平田勝美さん、藤崎昇さん、水野保さん、水野清郷さん、柳田国男さん、金子洋之さんの八人。代表はこれからの話し合いで決める。
会の目的は、県内の木材資源を有効に使うことで、山村も復活し、手入れの行き届いた良い山もよみがえるだろうということ。県産材を利用して、住宅や内装材の設計・施工、家具などの設計製作・販売を行いながら、森林に楽しむイベントの企画や実施、また他のNPOとの連携を行っていく。
その初めての活動として、十六日に美杉村倉骨林道の頂上から尼ヶ岳の山頂までのルートの清掃を行った。参加したメンバーは、ゴミを捨てないよう立て看板を設置、ゴミ拾いを精力的に行った。
今後は「環境について考えながら、荒れた山をよくするためにできることから活動し、環境に寄与できれば。また、物つくりと建築に関する相談を受け付けることも考えています」と平田さんは話す。
問い合わせは、津県民局農林業振興グループ柳田さん=電話059(223)5103=まで。
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4月7日まで花まつりフェア
伊勢市・高柳商店街
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伊勢市の高柳商店街振興組合(橘正志理事長)は、三十日から四月七日まで、花に関する商品の限定販売や鉢花プレゼント、茶会などの「エスポアたかやなぎ花まつり」を開催する。
「花まつり」は、商店街の各店がその日にしか手に入らない選りすぐりの花に関する商品を販売するほか、商品買い上げの客に花鉢をプレゼント、企業・団体の出店、フリーマーケット、お茶会、琴の演奏などを行う。
問い合わせは同商店街=電話0596(28)1101、インターネネットホームページhttp://www.isetakayanagi.com=まで。
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空をテーマに版画展
4月29日まで、かめやま美術館
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毎回、趣向を凝らしたテーマで浮世絵版画の世界を紹介している「かめやま美術館」は四月二十九日まで、企画展「― 空(KU)のいつしみ
― 浮世絵にみる空の色・かたち」を開いている。
企画展は広重が描く「東海道五拾三次・日本橋」の朝焼けの空、国芳の「東都三ッ股の図」の清涼感ただよう空に流れる雲の様子など、当時の絵師たちがそれぞれに魅了され描いてきた〈空〉の表現にスポットを当てている。
展示作品は館蔵コレクションの中から東海道五拾三次、五十三次名所図会を中心に四十三点。「あさの空」「ひる・夕の空」「よるの空」「空の表情」の四部構成で紹介している。
伊勢国(三重県)を描いた作品も四日市、亀山、伊勢二見ヶ浦など九点を展示している。
「絵師は現代で言えばグラフィックデザイナー。流行の先端を行く彼らが、空や海など自然をどう表現したのか見ていくのも興味深い」と同館職員の玉田さん。
開館時間は午前十時〜午後五時三十分(入館は五時まで)。入館料は大人・五百円、高大生・四百円、小中生・三百円。休館日は第一・二・三火曜日と四月三十日と十月三十一日の展示替日。問い合わせは、かめやま美術館=電話05958(3)1238=まで。
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