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鈴鹿山系の清水を流す三滝川。その伏流水を使って地酒造りに専念する四日市市川島町の山下酒造部。代表銘柄は淡麗辛口のお酒「初波」。和食料理と相性ピッタリの食中酒だ。
創業は明治初期。よい水に恵まれた川島地区には当時、八軒の造酒屋が並んでいた。昭和に入って山下家が引き継いだ山下酒造部を含め、今では二軒しか残っていない。
現在の山下通洋代表(41)は三代目。二年前までは南部杜氏を呼び寄せての酒造り。昨年からは独自の地酒を追求するため、蔵元自らが醸造を手がけている。
「お酒と料理の両方を引き立たせる食中酒を追求」。出しゃばらず、料理をごまかさないお酒、和食を食べながらおいしく飲める地酒を一貫して目指している。
「初波」には純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、純米酒、特別本醸造、本醸造、上撰、樽酒などが揃っている。大吟醸は二年前の全国新酒鑑評会で金賞を受賞している。
にごり酒、生酒原酒、生貯蔵酒も人気のお酒だ。全種の約九割を地元へ出荷。地方発送(代引き)も受け付けている。
今シーズンは昨年九月と十二月に続き今月、三度目の仕込み中。「冬場には一週間に一回ぐらい鍋を突っつきながら、おいしく飲める日本酒を造りたい」「四日市の風土に合ったしっかりとした品質の地酒を提供し続けたい」と情熱を傾けている。川島町3921。電話は0593(21)3161。
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