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創業天保八年(一八三七年)。四日市市新々町、岩嶋屋の自信作は酒素うすかわ饅頭。厳選した北海道産の小豆を、独特の製あん方法で炊き上げた風味ある粒あんを、ほんのりと酒の香りが漂ううす皮で包んだ逸品だ。何といっても日本酒醸造と同じ行程で造った酒素を、原料にしているのが特長。まず炊き上げたもち米に米こうじを入れ、適温で発酵させる。その上澄みである酒素に小麦粉を混ぜ、一次発酵・二次発酵と続けながら生地を作る。さらに生地で粒あんを包み室に入れて発酵させた後、蒸し上げる。
膨張剤など添加物を一切使わず、手間ひま掛けて作り上げる。酒素の特質上、時間が経つと皮が固くなるが、焼いたり蒸して食べてもおいしい。特に蒸しても酒の香りが飛ばず、程良い酸味の利いた『本物』の味が楽しめる。一個百二十円。進物用の箱詰めがよく出る。代引きでの宅配便も扱っている。
お酒が苦手な人用に、酒素を使わず黒砂糖と山芋を皮に混ぜたうすかわ饅頭も二年前から製造。値段は同じ百二十円。
ほかにイチゴやパインなど果物入りの和菓子シリーズが八種類、ニンジンやほうれん草など野菜入りの一口饅頭「てづくり包子」も八種類ある。またコーヒーや抹茶味の生クリームを包んで冷凍にした、和菓子シリーズ「夢ふうせん」や、餅にココアパウダーをまぶした「生チョコ餅」も若者向けに開発し、売り出している。
営業時間は午前八時半〜午後七時。年中無休。電話は0593(52)3611。
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