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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.9.13 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

町内初の私設資料館
関の宿場町並み保存に21年
旅籠「長谷屋」の資料公開へ

旅籠「長谷屋」

 宿場町の古い町並みが今も残る関町は、二十一年前から町条例を制定して、家屋や寺社など伝統的建造物群の保存・修復に町を挙げて取り組んでいる。町営の資料館も設置して、広く歴史的な遺産を公開する事業などにも着手。同時に多くの町並み見学者を受け入れながら、歴史的な特性を生かした新しい町づくりを進めている。このほど江戸時代に旅籠だった長谷屋の修復も終え、所有者の意向で近く町内で初の私設資料館としてオープンする。往時の看板や旅人の食事に使ったお膳・お椀など貴重な歴史資料を展示する。
 私設資料館を開くのは木崎町の長谷川一男さん(63)。長谷屋の子孫で「時間の許す限り歴史資料を多くの人に見てもらえれば…」と開設を思い立った。そして古くなった昔の建物を、町の保存修理修景事業の適用を受けて五月中旬から改修工事していた。

旅籠「長谷屋」

 建物は中二階建て約百平方b。道路に面した外側は格子を施し屋根もふき替えた。内部は表の二間(三十三平方b)を資料館とするため、往時の旅籠そのままに土間と縁側などを復元して、七月いっぱいで完成させた。
 展示するのは「旅館・はせや伊三郎」「休泊・長谷屋伊三郎」など旅籠の看板のほか、旅人相手の飲屋もしていた「うどんそば・御支度所」の看板。それに講札、箱火鉢、屏風、箪笥など多数。旅籠ゆえに四十組以上も『通し物』として揃っているお膳・お椀・茶碗セットも飾る予定。
 初めての私設資料館とあって、見学希望者は事前予約が必要。長谷川さんの都合を聞くなど、斡旋作業は町教育委員会の町並み保存担当者が行う。問い合わせ・申し込みは町教委=電話05959(6)1201=まで。

旅籠「長谷屋」

 これらの歴史資料は修復の際、中二階から見つかった物ばかり。大人が立つと頭がつかえる中二階は、どの町屋にもある部屋で、明治以降は物置として使用。現在でも使わなくなった物を長年にわたって保存している家が多く、『文化財の宝庫』として注目されている。
 町教委は「歴史資料は在るべき物が、その家に残りその場にあることが一番価値あること」と説明。持ち主がその気になれば「どしどし私設資料館の開設を援助していきたい」と話している。



亀山でも町並み保存へ力
屋号看板を復活へ

亀山でも町並み保存へ力

 亀山市でまちづくり活動を行っている「きらめき亀山21」の町並み保存分科会(リーダー中浦豊子さん)では、歴史的な視点から宿場、城下町としての亀山を見直そうと「宿場の賑わい復活プロジェクト まずは屋号から」を計画。市内東町一丁目、西町三・四・五町目の大手門から京口門を実施範囲として、文久三年当時の屋号を基本に、賛同する家に屋号看板をかける活動を展開している。活動を進める中で、屋号は残っていても何をしていたか分からなかったり、あらためて屋号に気付いたりと、様々な発見があるという。
今は、十月二十一日に行われる街道ウォークを、設置計画のひとつの目標として、屋号看板を掲げることを関係する各家庭に説明。十軒ほどの家から了解を得て、なかなか良い反応があがっている。また並行して、有志から提供された木に屋号を書き込む作業を行っている。
問い合わせは、亀山市役所市民課市民参画女性係=電話05958(2)1111。Eメール kameyama@aurora.ocn.ne.jp
ホームページhttp://www6.ocn.ne.jp/~kameyama/kirameki/



【ひと 人】
毎日、虫とつき合う
大宮町昆虫館館長
小野 香さん

小野 香さん

 大宮町立滝原保育園の園長から、全く畑違いの昆虫館館長に就任、八年目を迎えた。「毎日、昆虫と接しているうちに、あまり好きでなかった虫も、可愛いいと思う」ようになった。
 同館には千五百種七千点の昆虫が展示されており、今年の夏休みも多くの子供たちや愛好家が訪れた。しかし、これから冬にかけて、入館者が減少する。紙や布で作った昆虫を集めた「わいわい展」、絵画展、押し花教室など、年五、六回の企画展やイベントを開催、入館者へのサービスに取り組んでいる。
 スタッフは館長と職員一人、それにアルバイトの受付だけ。企画の立案から、トイレの掃除まで何度もこなさなければならない。「旅行先でも、掃除の行き届いたところは気持ちがいい」と、清掃には特に気を遣っている。
 「私は昆虫のことはあまり分からないのですが、自然に詳しい人が集まってきて、学者や昆虫愛好家のサロンのようになっています」。最近、地元の人たちが「大宮虫の会」を結成、地元の昆虫を採取する活動も始まった。
 二人の娘は嫁ぎ、大宮町阿曽で会社員の夫と母の三人暮らし。五十八歳。



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