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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.8.23 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

海水煮詰めた『岩戸の塩』
塩造りを二見町の地場産業に
「岩戸館」の女将・百木さん

女将・百木さん

 度会郡二見町内の有志が、海水を煮詰めて塩を製造、町の地場産業として定着させる活動に取り組んでいる。多くのミネラル類を含むこの塩は、健康食品として活用され、古くから二見浦で作った塩が伊勢神宮に納められていることから、町のPRにもなると期待が寄せられている。
 塩作りを始めたのは同町江の旅館「岩戸館」の女将・百木智恵子さん(57)。夫で社長の万博さん(62)の腰痛などの治療にと針灸師や医者などから勧められ、海水のミネラルを含んだ自然塩を使用したところ、病状が改善したのがきっかけ。その効果の大きさに驚き、二見浦の海水で塩を作って知人に配り、大変喜ばれたという。
 塩の製法はいたって簡単。同町の東部に位置する神崎海岸で海水を汲み、岩戸館の裏庭で大きな鍋に入れ、薪をたいて煮詰めるだけ。
 平成九年に、ちょうど塩の専売制が撤廃されたことから、財団法人・塩事業センター海水総合研究所で成分検査を受け、保健所の許可を得て「岩戸の塩」という名称で販売を開始した。
 新聞や雑誌、テレビなどで紹介され、人気は上々。町内の菓子店「五十鈴製菓」がこの塩を使った「塩ようかん」を製造。「角屋清次郎商店」も味噌に活用するなど徐々に普及しつつある。しかし、鍋で海水を煮詰めるといいう製法は、生産量が限られ、採算も合わないのが実状という。

海水煮詰めた『岩戸の塩』

 真夏に薪をくべる作業は熱くしんどいが、百木さんは「海水には人間に必要な有効成分がたくさん含まれており、自然塩という形で摂取することにより、人間が持っている自然治癒能力を高めてくれます。これによって、いろいろな病気の改善に役立つのでは」と、塩作りに励んでいる。
  百木さんは昨年の十二月、町が塩作りに取り組むよう町議会に請願を提出。採択されて現在、町の産業観光課で採算性や販路などについて調査・研究を進めている。請願の紹介議員になった宮後朝訓町議は、「町おこし事業として地場産業に発展させたい。法人格のNPO組織にして、障害者の授産所としても活用できる」と話している。
「岩戸の塩」は、三百七十六c(百匁)二千四百円。「岩戸館」と同町の民話の駅「蘇民」で販売している。問い合わせは度会郡二見町大字江五六六九、岩戸館=電話0596(43)2122=まで。



10月、初お披露目
桑名・石取祭の交響曲

桑名・石取祭の交響曲

 『くわなルネッサンス』記念事業の一つとして誕生した「桑名の石取祭」の交響曲「石取祭・交響曲“O′katsuan”桑名賛歌」が十月二十一日、桑名市民会館ホールで開かれる「くわなルネッサンスコンサート」で初めて披露される。
 この交響曲は、日本一やかましい天下の奇祭として知られる桑名の石取祭を題材に制作。「桑名の殿さん」「おかっつぁん」など、昔から伝わる桑名の歌、石取祭唄、歴史を盛り込んである。合唱、管弦楽のほか祭の主役である鉦や太鼓の演奏も彩りを添えており、まったく新しい交響曲となっている。
 交響曲を演奏するのは、桑名弦楽合奏団を主体に、公募で集めた「鉦・太鼓の叩き手チーム」=写真=なども加わっている。叩き手チームは十代〜四十代の男女十一人。合奏団との音合わせなど猛練習をしてきた。
 コンサートは午後一時四十三分に開演。ほかにヴィヴァルディ「グロリア」、レスピーギ「リュートのための古代舞曲とアリア」第三組曲も演奏する。チケットは指定席五千円と三千円、自由席二千円。桑名市民会館などで販売中。問い合わせは桑名弦楽合奏団=電話0594(21)9949=まで。



【ひと 人】
家庭問題に体当たり
家庭危機管理学会常務理事
関本 蘭子さん

関本 蘭子さん

 「子どもの不登校、引きこもりなどは家庭に問題が潜んでいる」。悩み深い家庭問題をサポートしながら、その危機管理カウンセリングに情熱を燃やす。
 特に家庭問題は「お母さんと子どもの関わりが重要」と説く。親中心で子どもを動かしてくると、思春期に強い拒否反応を示す。母と子の心のズレが生じている現象で、そのことを母親が気付いていない場合が多い、とも指摘する。
 問題の根の深さは予想以上で、普通のカウンセリングでは解決の糸口すら見い出せないのが実態という。問題児の里親を引き受けたり、時には子どもと取っ組み合いをすることも。「生半可な気持ちでは務まらない」と全力を注ぐ。
 家庭危機管理学会常務理事。家庭危機管理士の全国第一号。NPO「家庭危機管理・ひまわりの仲間たち」の代表なども務める。多忙で自宅に帰ることができるのは月に二日程度。
 忙しい中でも「家庭の危機管理を分かりやすくすることが使命」。そして「そのことを全国に情報発信したい」と張り切っている。 四日市市鵜の森1-2-15-703。四十九歳。電話は0593(50)1660。



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