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伊勢市河崎町はかつて、勢田川から伊勢の町に物資を運ぶ拠点として栄え、問屋が立ち並んでいた。交通手段が車に変わっていった昭和三〇年代ごろから、問屋は他の場所に移転し、商家が減少。しかし、昭和四十九年の七夕豪雨水害による勢田川改修を契機に町並みの保存運動が始まり、運動に呼応した人たちが、商家の蔵を活用し、昔の情緒を残しながら現代的なセンスを取り入れた店をオープンさせるなど、新しいまちづくりが進んでいる。
特に河崎二丁目の河崎本通りには、まだ商家や民家が三百軒ほど建ち並び、瀬戸物の和具屋、糸印煎餅の播田屋、山五鰹節屋、榎本砂糖店など、古い暖簾を誇る店が営業しており、蔵も約七十棟現存。また、市が買い上げた河崎の代表的な商家「小川商店」を「伊勢河崎商人館」として保存する計画が進められている。
伊勢市河崎地区の町並み保存とまちづくり運動は、二十年余を迎え、河崎地区の民間やグループなどの五団体が集まってNPO法人「伊勢河崎まちづくり衆」(冨田延男理事長)を立ち上げ、地元の祭り「天王祭」のイベント、寄席やフリーマーケットの開催などに奔走中。
今年も「天王祭」が十四、十五日に催され、名物の金魚花火、子供みこし、バンド演奏、びっくりジャンケン大会、小学校の鼓笛などのイベントが繰り広げられる。
河崎二丁目には多くの老舗がある中、今回は十五年ほど前から古い蔵などを活用して開店させた比較的新しい店を紹介する。
河崎についての問い合わせは伊勢市河崎二丁目二五の三二、伊勢河崎まちづくり衆事務局=電話0596(22)4810=まで
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