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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.6.28 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

まちを歩こう
蔵のまち
伊勢市河崎町

 伊勢市河崎町はかつて、勢田川から伊勢の町に物資を運ぶ拠点として栄え、問屋が立ち並んでいた。交通手段が車に変わっていった昭和三〇年代ごろから、問屋は他の場所に移転し、商家が減少。しかし、昭和四十九年の七夕豪雨水害による勢田川改修を契機に町並みの保存運動が始まり、運動に呼応した人たちが、商家の蔵を活用し、昔の情緒を残しながら現代的なセンスを取り入れた店をオープンさせるなど、新しいまちづくりが進んでいる。

 特に河崎二丁目の河崎本通りには、まだ商家や民家が三百軒ほど建ち並び、瀬戸物の和具屋、糸印煎餅の播田屋、山五鰹節屋、榎本砂糖店など、古い暖簾を誇る店が営業しており、蔵も約七十棟現存。また、市が買い上げた河崎の代表的な商家「小川商店」を「伊勢河崎商人館」として保存する計画が進められている。
 伊勢市河崎地区の町並み保存とまちづくり運動は、二十年余を迎え、河崎地区の民間やグループなどの五団体が集まってNPO法人「伊勢河崎まちづくり衆」(冨田延男理事長)を立ち上げ、地元の祭り「天王祭」のイベント、寄席やフリーマーケットの開催などに奔走中。
 今年も「天王祭」が十四、十五日に催され、名物の金魚花火、子供みこし、バンド演奏、びっくりジャンケン大会、小学校の鼓笛などのイベントが繰り広げられる。
 河崎二丁目には多くの老舗がある中、今回は十五年ほど前から古い蔵などを活用して開店させた比較的新しい店を紹介する。

 河崎についての問い合わせは伊勢市河崎二丁目二五の三二、伊勢河崎まちづくり衆事務局=電話0596(22)4810=まで


「虎丸」

虎丸

 居酒屋「虎丸」(大西秀樹店長)、河崎二丁目一七−23。雑誌「Simple」を発行する有限会社「ゼロ」(松本泰久社長)が五年前にオープンさせた。江戸時代から続く雑貨問屋「角仙」の石造り蔵を再利用。浜買いばかりで、冷凍と養殖物を一切使わない魚料理が自慢。営業時間午後五時から午後十時三十分。定休日は木曜。電話0596(22)9298。


「河崎館」

河崎館

 珈琲工房「河崎館」(古野尚正さん経営)河崎二丁目一三−一二。河崎で蔵を改装した最初の店。十五年前にオープンし、古野さんが三代目。柱と梁をむき出しにした古風な室内は、ジャズがピッタリ。ベーシストの古野光昭さんは古野さんの弟で、月二回ライブを開いている。自家焙煎のコーヒーにもファンが多い。営業時間午前九時から午後七時。定休日は月曜。電話0596(29)5200。


「零二」

零二

 パブ「零二」(中川昌一店長)、河崎二丁目一七−二三。三年前にオープンしたゼロ経営の二号店。ここも百五十年の歴史を誇る蔵を利用、店内中央の金色ビールサーバーが洋風な雰囲気を醸している。ハイセンスな装飾だが、ランチ、コーヒーなどのメニューもあり、お昼から気軽に入れる店だ。営業時間は午後零時から午前零時まで。定休日は木曜。電話0596(24)0105


「てぃーるーむゆりちゃん」

てぃーるーむゆりちゃん

 「てぃーるーむゆりちゃん」(片出百合さん経営)河崎二丁目四−11、砂糖屋さんの石造りの蔵を十三年前に改装して造った喫茶店。サイホンでたてるコーヒー(三百五十円)と「おまかせランチ」(七百円)が人気。河崎本通りは狭いが駐車も六〜七台可能。営業時間は午前八時三十分から午後六時三十分。定休日は日曜。電話0596(23)6226。


「あじっこ」

あじっこ

 炉ばた焼き「あじっこ」(矢口憲司さん経営)、河崎二丁目。米問屋だった古い商家の座敷や渡り廊下をそのまま残し、炉ばた焼きにピッタリの店に改装。河崎のまちづくりのために、伊勢市駅前にあった店を二年前に移転した。「伊勢えびの鬼殻ぞうすい」(八百八十円)が人気メニュー。営業時間は午後六時から午後十二時。無休。電話0596(25)9696。


「河崎二丁目食堂」

河崎二丁目食堂

 ビストロ「河崎二丁目食堂」(浜口高行さん経営)、河崎二丁目7−14。横浜のレストランなどで長年修行した浜口さん(34)が、古い自宅を改装して、昨年五月にオープンさせた。柱や間取はそのまま残し、テーブル、イス、装飾などを「アジア」風に。人気メニューはベトナム生春巻(二百五十円)。営業時間は午後六時から十一時。定休日は月曜。電話0596(26)2239。



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