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清酒「勳泉」で知られる松阪市庄町の清水酒造場(清水寛代表)は、江戸時代末期、土地の庄屋で鳥羽藩の御用商人だった下倉浅右衛門が始めた造り酒屋。鉄分が少なく有効なミネラルに恵まれた櫛田川の伏流水が、この酒の源になった。
米は、麹米、もと米が兵庫県産の酒造好適米、一般掛米は伊賀上野周辺の県産米、吟醸酒は山田錦を使用している。
人気銘柄の「勳泉」は、昭和初期に久居の連隊に納入していた際、連隊長が「勳功の泉」から命名。現在、地元の松阪をはじめ伊勢、四日市などに出荷している。さらに「大吟醸」と本醸造原酒の「しぼりたて」は、関東方面からも注文があり、小口で送っているという。
特に、山田錦を四〇〜五〇%精白した香りの良い大吟醸酒は、松阪市殿町の高級料亭「八千代」で使われており、料理と相まって人気を博している。
「米から出る味を大切にしたい」というのが清水代表の持論。兵庫県城崎の杜氏・井堀保さんが十一月から四月まで住み込みで担当。「酒造りはどの工程も難しく、気を抜けるところがない」という。
普通の「勳泉」は、上撰と佳撰があり、佳撰は甘口と辛口の両方製造。大吟醸酒の値段は七百二十_g二千五百円。しぼりたて原酒は一・八g二千百円、七百二十_g千円。
問い合わせと注文は電話0598(29)2055へ。
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