【味めぐり】
粒々の餡たっぷり 桑名の「和」、材料を吟味
最中
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桑名市街地の国道1号沿い、矢田バス停前の古い町屋風建物が目に留まる。和菓子処「和(かず)」だ。
「いい材料で、おいしい和菓子を」。職人気質の店主・山本亨さん(53)は絶えず心掛けている。
一番のお勧めは最中。少し大きめの正方形型で、粒々の餡が隅々までたっぷり入っている。丹波産の大納言小豆を、独特の炊き方で仕上げた自信作。「粒々感がたまらない」と評判だ。
小豆は圧力釜を使って一回に二升しか炊かない。豆が潰れてしまうからだ。また炊いてる間は一切混ぜたりしない。じっくり時間をかけて小豆に砂糖をしみ込ませる。
最中の皮に餡を詰める作業も独特だ。普通はヘラを使って餡を押し入れるが、「小豆が潰れる」ためやらない。和では、餡を平らに大きく固め、最中の寸法に切って餡のパーツを用意。それを皮にはめ込む。あくまでも粒々感にこだわっている。
口に入れると、ふっくら小豆の触感が伝わってくる。ほどよい甘さも広がり、おいしさを堪能できる最中だ。一個百五十円。箱詰めにして贈答品ととしてよく使われる。
昭和五十年に開業。山本さんが初代店主。あまり宣伝をしないが、桑名市内ではおいしい和菓子処として知られている。
季節に合わせた生菓子、羊羹、かすていら、干菓子や婚礼用の子持ち饅頭「蓬莱」なども作っている。生菓子以外は宅配便も取り扱っている。
営業時間は午前八時〜午後七時半。水曜定休。電話0594(23)3498。桑名市東矢田町七五。
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【お店拝見】
大にぎわい家庭料理
松阪の「みち乃く」
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松阪市久保町の家庭料理「みち乃く」は、新鮮な魚、日替わりの煮物、野菜を使ったまんじゅう、秋田県の郷土料理・キリタンポやハタハタ料理など豊富なメニューで、昼も夜も大にぎわい。
店長の西村飛姿(たかし)さん(32)は、十八歳から名古屋の料亭などで十四年間修行した本格的な料理人。一つの素材でいくいろのもの料理を作るため、毎日違うメニューが百種類ほどできる。
特に煮物には定評があり、その日のよい素材でオリジナル料理を考え、日替わりでそろえる。お昼は、この煮物が五種類入ったランチ(八百円)が女性客に人気。
また、カボチャまんじゅう、ゆり根まんじゅうなどその季節の野菜を使ったまんじゅうも人気メニューの一つ。魚はいつも十種類ほどそろえているが、「天然ものしか使わないため、量に限りがあるのでお早めに」という。
さらに、この店の特徴はキリタンポ、ハタハタ、ショッツル鍋など秋田の郷土料理があること。県内で本格的なキリタンポ料理が味わえる貴重な存在だ。
夜は飲み客でいつも満員になる。美味しい料理に加え、西村さんの舌で厳選した全国の地酒が十五種類ほど並んでいるのもその一因。今は、石川県の純米吟醸酒「天狗舞」、和歌山県の「黒牛・無濾過」、新潟県の「久保田」などが人気という。
営業時間は午前十一時半〜午後二時、午後五時半〜十一時。定休日は日曜。問い合わせは同店=電話0598(29)7336=まで。
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「東海道と桑名の歴史展」
5月6日まで桑名市博物館
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桑名市博物館(桑名市京町)は五月六日まで、「東海道と桑名の歴史展」を開いている。入館無料。
展示作品は、初代桑名藩主・本多忠勝の出陣姿を描いた紙本著色(市指定文化財)や、忠勝所用の具足「黒糸威胴丸具足付鹿角脇立兜」(重要文化財)、二代藩主・本多忠政画像、三代藩主・本多忠刻と再婚する時に千姫が父親の将軍・秀忠から授かり持参した印字金、文政年間(一八一八〜一八二九年)の桑名市街之図など約百点。
特に忠勝の具足は、五十余度の戦いにかすり傷一つ負わなかったもの。動きの早さや、実用性も考慮して作られた当世具足と呼ばれる形式。
開館時間は午前九時半〜午後五時。月曜と五月一日は休館。ただし四月三十日は開館する。電話は0594(21)3171。
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29日まで「ネコ展」
四日市「スペースE」
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ネコにちなんだユニークな作品を集めた「ネコ展」=写真=が二十九日まで、四日市市中川原二丁目のギャラリー「スペースE」で開かれている。
作品は焼き物、七宝、彫金のアクセサリー,Tシャツやタイ、インドネシアの置物なっど約三百点。出品作家は四日市市内の水谷満さん、服部京子さん、小川千佳さんや海山町の大西華代さんのほか、県外の人も多数いる。
春の恒例の展示会で、毎年楽しみにしている人が大勢いる。特にネコ好きの人にはたまらない企画展。
営業時間は午前十一時〜午後七時。営業日は木曜日〜日曜日。電話は0593(54)1637。
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展覧会の企画講座生を募集
斎宮歴史博物館
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多気郡明和町竹川の斎宮歴史博物館(藤沢英三館長)は、館蔵の資料を用いた展覧会の企画を体験してもらう講座「みんなでつくろう展覧会」の受講生を募集している。応募締め切りは二十七日。
斎宮の歴史や文化財への理解を深めるための講義や実習、展覧会の企画、ポスターや展示図録の製作などを年間十五回にわたって実施する。
講座は毎月第二、第四土曜日の午後一時から同三時まで。第一回は五月二十六日に斎宮の歴史の講義と収蔵庫の見学などを行い、最終の十五回目は三月二十三日に展示の撤収作業と総括を行う。
参加資格は、高校生以上で年間を通して参加できる、斎宮歴史博物館の展示を知っている、専門的な知識は必要ないが文化財に対して真剣に取り組む、共同作業に協力して取り組む。以上の条件をすべて満たしていること。応募人数は十五人程度。
応募方法は所定の申込用紙に必要事項を記入して同館「みんなでつくろう展覧会」係まで申し込む。問い合わせは同館=電話059(52)3800=まで。
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