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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.12.13 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

幼児期から健康的な食生活へ
「食育」推進へ県がモデル園事業
久間田保育園などで成果

「食育」推進へ県がモデル園事業

 今年度からスタートした三重の健康づくり総合計画「ヘルシーピープルみえ21」。県民の健康づくりを各方面で進める事業で、『食育推進事業にかかる食育モデル園(校)の指定事業』もその一つ。幼児期から健康的な食生活が営める能力を身につけさせる「食育」の推進事業だ。初年度は県下で久間田保育園(鈴鹿市下大久保町)など五園(校)を県指定、幼児が野菜作りをしたり収穫した物を調理するなどの実践活動を進めおり、「苦手だった野菜も自分から得意そうに食べるようになった」など成果を上げている。
 久間田保育園では「食育」への取り組みは四年前から。園児六十人を対象に「家庭の生活リズムと食事」についてアンケート調査をしたのがきっかけだった。
 調査結果では一〇%が午後十時以降に就寝、機嫌よく起床できない子が多い。朝食抜きや、遅い時間の朝食が影響して昼空腹にならない。子どもの生活習慣の乱れが気になり始めた。
 このため子どもたちに「食べることの大切さ」を伝える保育に力を入れ始めた。『楽しく食べよう元気Kids』をテーマに@よい雰囲気で食べるA自分で作って食べるB考えて食べる−の実践を進めている。
 県指定により現在は、更に具体的な実践活動を推進。よい雰囲気の食事をするためテーブルクロスや花を飾ったり、陶器の食器も使うようになった。園庭でサンドイッチパーティーを楽しむことも行っている。
 野菜作り、クッキングにも挑戦している。キュウリ、トウモロコシ、大根などの野菜を園の畑で作り生長日誌もつけ始めた。駐在さんらお世話になっている人にお裾分けもしている。キュウリの種を風船で飛ばし、それが元で愛知県のお年寄りと文通も始まった。地域との交流が強まっている。
 クッキングとしては、誕生会に年長児がメニューを考え、人参ホットケーキなどを作って大好評だ。野菜に興味を持つようになり、食べてみようとする気持ちも芽生えてきている。
 考えて食べる取り組みは、絵本などを使い食物の分類から開始。主食・主菜・副菜・スープなど汁ものに分けて給食をチェック。汁ものが不足がちのため野菜スープを自分たちで作っている。「うんちカード」を作り健康度チェックの一つとして自分の排便に興味も示している。経験を通して自分で考えるようになり、行動できるようにもなってきているという。
 同保育園の全職員は「食べることを一生懸命に考えることは、健康な体と心を育てること、人間の生きる力を育てることにもなります」と取り組みへの意欲を燃やしている。



インド大地震・台風の被災地へ衣類400箱を送る
ミコノの会

ミコノの会

アフリカ諸国やインドの恵まれない人たちに十五年前から衣類などを送り届けている「ミコノの会」(国嶋司代表)はこのほど、地域の人たちから募った衣類四百箱をインドの大地震・台風の被災者などに送った。
 今年もクリスマスプレゼントに間に合わせようと夏ごろから衣類の提供を呼びかけ、地域の人や久居市内の幼稚園、高校生などからコンテナが一杯になる段ボール箱四百箱分が寄せられた。
久居市井戸山の同会事務局では十一月二十四日、久居農林高校のJRCクラブ(小島裕美部長)の部員九人が応援に駆け付け、段ボールに入った衣類をトラックに積み込んだ。衣類は名古屋港から船に積まれ、インドのマザーテレサの支援団体を通じて、地震にあったグジャラート州や台風被害を受けたオリッサ州の難民に贈られる。
 国嶋さんは「既にパキスタンの知人から、アフガニスタンの戦争難民に衣類を送ってほしいという要請が来ていることから、来年はパキスタンを通じてアフガニスタンに送る計画を立てたい」と話している。
 問い合わせは同会=電話059(256)6301=まで。
【写真は久居農林高生も手伝った積み込み作業】



【ひと 人】
心の拠り所を守る
伊奈冨神社宮司
吉田 恵子さん

伊奈冨神社宮司

鈴鹿市の伊奈冨神社の宮司だった夫が亡くなったことを受け、平成十一年七月から宮司を務めている。今年十月には、同神社のツツジと森を守るために、樹木の整理を神社総代会の協力を得て行うなど、神社の運営に積極的に取り組んでいる。
 最近の取り組みとして、四月のつつじまつりに、皇學館大學の雅楽部を招き、演奏会を開いたりするなどしている。これは、前宮司ができなかった「神社を中心にして地域や祭りがあるように」という思いを、少しずつ実現してきているひとつの形。
 また、二十年前に出会った子ども達が成長し、神社に同じ年頃の子どもを連れてきたりすることを目にすると、「人やまちのサイクルが見える気がします。人が育つことには、見守って、関わり続けていくことが大事だと思います」という。
 今後について「戻ってきてほっとする場所、心の拠り所のひとつとして、歩くように取り組みながら、神社を守り、今あるものを並行して次の世代に渡していきたい。」と話す。
 伊奈冨神社、鈴鹿市稲生西二―二四―二〇。四七歳。電話=0593(86)4852。



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