子どもに自主性、実行力が
自然の中の教育、成果着々
5年目迎えた山の寺子屋「風の子塾」
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自然環境に恵まれた鈴鹿山系の麓、菰野町杉谷の尾高高原の山間をベースにした山の寺子屋「風の子塾」(松谷行成塾長)が開塾して五年目を迎えた。入塾した子どもたちは、山の中の小さな学校で、自然に親しみさまざまな体験を通して、幅広い知識と生きてゆく力を継続的に身につけながら、心豊かに大きく育っている。
「風の子塾」は、小学校教員を退職した松谷塾長が平成九年七月に開塾。無気力、無関心、無感動の子どもが増え続ける現代っ子に憂いを感じたのがきっかけ。その子どもたちに自信や好奇心を高めさせ、自主性や実行力を身に付けさせたいと考えた。学校の枠内では教えることに限界を感じていたことから、思い切って教員を辞め、自然環境に恵まれた山間で塾を開いた。
入塾児の対象は小学生。日・祝祭日や学校が休みの第二・四土曜日、春夏冬の休業日の午前十時から午後四時前まで開塾。子どもたちが自然と遊び・自ら工夫していろんな物を作る自由時間を主な活動としている。昼食は自分たちで作るアウトドアクッキング。継続して参加することを重視して入塾制を採用。遠くは松阪や名古屋からも休みの度に通ってくる。
子どもたちが一緒にする共通の活動は毎回、一つだけ設定。講師は松谷塾長や、塾の趣旨に賛同した多数の人が担当。竹細工・野焼き・楽器作り・木の実狩り・魚とり・登山・沢登り・いかだ下り・昆虫採集・キャンプ・乳搾り・田植え・紙すき・草木染めなどにチャレンジしている。
与えられた物でしか遊ぶことができなかった子どもたちは、回を重ねる毎に、自分で見つけるようになってきた。『自然・物・人』と接しながら経験を積み重ね、いろんなものに興味を示し感動し、創造力も養われてきているという。
松谷塾長は「継続することに意味がある」と、長期的な塾での活動指導に力を入れている。問い合わせは電話0593(96)4716まで。
今月の主な塾日程は、十一日に「秋祭り」、二十五日に「森のつるや木の実を使って素敵なリースを作ろう」「ビーフシチューやクリームシチューに挑戦しよう」を開く。
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“市民の交流の場”大勢が活用
白子駅前の「情報雑貨店」
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鈴鹿市の白子駅前商店街に『情報雑貨店』=写真=が開設されてから約一カ月が過ぎ、市民の交流の場として活発に利用されている。
運営するNPOの「すずかのぶどう」では、代表の井田輝人さんと北村倫子さんがほぼ毎日、訪れる人たちの対応をしている。一日約十人ほどの人たちが立ち寄り、入口には各種のイベントや案内などのチラシが置かれ、夜は地域の会議などに利用されている。
また、活動の一環として市主催のIT講習をサポート、講師派遣の拠点としても活躍している。利用できる期間はあと半年ほど。井田さんは「これからはどのように自分たちがアピールしていくか、情報発信を積極的に行っていきたい。なにか情報があればもってきて下さい」という。
また、IT講習・ステップアップ講座も開催しており、関心のある人は問い合わせてほしいという。
鈴鹿市白子駅前一七―一三。電話とファクス0593(87)0767。Eメールbudou@mecha.ne.jp
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【ひと 人】
自然に花を生ける
華道家 爪橋 静香さん
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琳派風生け花「真生流」の教室を伊勢と名古屋に持ち、和裁、着付け、茶道も教えている。作品は、竹や流木、藤づる、野の草花など、地味で質素な素材を使い、落ち着いた雰囲気のものばかり。
展示会では生花と着物、茶道を織り交ぜて、総合的な流れを演出。特に竹が好きで、会場にはいつも竹を飾っている。
小学生のころから始めた生け花は、当初別の流派だったが、三十年ほど前、山根有三東京大学名誉教授の講演を聴き、自然に生けることのすばらしさに感銘を受け、山根氏の提唱する真生流に転向した。
また、十年ほど前から「わら文化」の大切さを認識、わらの穂など作った筆で水墨画を描き続けている。十月三十一日から約一カ月間、伊勢市おはらい町の喫茶店「水青」で、水墨画では初の作品展を開催中。
描いているのは、やはり好きな竹。横一・四b、縦四十二aの大作から少し言葉を添えた額縁入りの小さなものまで約七点を展示している。伊勢市円座町。六十四歳。
問い合わせは伊勢市河崎二丁目の同教室=電話0596(22)1068=まで。
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