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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.11.22 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

鈴鹿で「鎮守の森復活作戦」
伊奈冨神社、桃林寺、加佐登神社が連携
「みささぎの郷」里山づくりの会

鎮守の森復活作戦

 身近にある鎮守の森や里山の自然を守ろうと、鈴鹿市で活動するNPO「みささぎの郷」里山づくりの会(伊藤雅章会長)が中心になって、同市のつつじ祭で有名な伊奈冨神社、桜や精進料理で有名な桃林寺と連携し、立ち木など雑木が増え活力をなくしつつある森を守るために、樹木の整理を中心にした「鎮守の森復活作戦」をはじめている。
 活動の主旨は、鎮守の森を里地・里山と考え、人を含めた生物の多様性を重視した生態系として、森の保護と回復を図ること。あわせて自然の恵みを楽しむための色々な活動も展開していく。またこの活動は、鈴鹿亀山生活創造圏推進会議の事業の一環としても行われており、今後の広がりが期待されている。

鎮守の森復活作戦

 取り組んでいる活動のひとつは、カタクリなど最も弱い山野草の復活のために、森林中の空気の流れや日照量などを考えながら、除草や剪定、間伐を行うこと。このため里山づくりの会と加佐登神社では、他の「鎮守の森」復活の支援にと、データや技術を過去七年間培ってきており、現在も様々な活動を通じて蓄積している。
 伊奈冨神社では先月二十日と二十一日、稲生地区神社総代会の協力を得てツツジに陽が当たるよう、本格的に枝打ちや間伐など樹木の整理を行った。宮司の吉田恵子さん(47)は、昭和初期の同神社の映像で多くの人が満開のツツジの中で楽しむ姿を目にし「森育ては地域を守ること。山が死んだまま次の世代にバトンタッチできない。神様が居る所だからこそ、手入れをすることが大事」と思い、森の再生に取り組んでいる。
 桃林寺ではこれまで、住職の関高明さん(64)が個人で手入れをしてきたが、常緑樹を針葉樹に植え替えて四十年、寺の裏の森も密になり、その負担も大きくなり、このほど鈴鹿森林組合に依頼し間伐を行った。これからは「できれば人のつながりで、山を守り大事にしていきたい」という。

鎮守の森復活作戦

 二十四日は加佐登神社で県民里山デーとして、押し花教室や竹炭作り、バームクーヘンやパンづくりなどの他、木の伐採やせん定の講習会、山の状態の見方の講習会が開かれる。実際に活動を目にする機会になる。
 活動についての問い合わせは、鈴鹿市加佐登町二〇一〇、加佐登神社=電話0593(78)0951=まで。URLhttp://www.mecha.ne.jp/~nagato/
 =写真上から、加佐登神社、伊奈冨神社、桃林寺=



住宅設計の楽しさ教授
四日市の建築士・若山さん

四日市の建築士・若山さん

 『一家団欒(だんらん)を求めた家づくり』を目指して住宅建築に励んでいる建築家グループ「住まいづくりの会」代表で、若山建築設計事務所の所長でもある若山敦さん(41)は十三日、四日市市城西町の設計事務所に市内の山手中学校生徒二人を受け入れて、職業体験学習として住宅建築・設計の楽しさを教えた。
 体験学習をしたのは二年生の野田賛美君(14)と安田健太君(13)。二人とも建築に興味を持ち、将来は技術系の仕事に就きたいなど希望を持っている。このため進んで設計事務所での体験学習に参加した。
 二人は若山さんから4LDKの住宅平面図、立面図を見せてもらい、それを基に五十分の一の住宅模型作りに挑戦=写真。スチレンボードを切り刻み、窓には透明アクリルを張り合わせるなどして仕上げていた。
 この体験学習は、中学生の『総合的な学習』の一環。生徒が実際に地域社会の中で様々な人と交流し、生きる力や進路を探る一助とするのが狙い。若山さんは今後も「やる気があれば若い人の才能を育てたい」と話している。



【ひと 人】
新しいものに挑戦
フォトグラファー
佐古 桂子さん

佐古 桂子さん

 日本大学芸術学部写真学科を卒業後、東京で独自に写真の勉強を続け、九十七年にスタジオ山本のチーフフォトグラファーに就任。以来、写真館の写真にアーティストとしてのセンスを取り入れ活動を続けている。
 「今は人物写真が仕事ですから映画などを見てポーズの研究をしています。いつもいい写真を撮る方法を考えているので、旅行に出かけてもつい撮影の小道具を探してしまうんです」と語る。
 障害者の写真撮影にも積極的に対応しているスタジオ山本のチーフフォトグラファーだけに、普通の写真館とは違った技術・心配りが要求される。「身体の支持が必要な人やストロボが駄目な人など、ケースバイケースで本人に負担をかけずに撮影を行うことが大事です」。必要なスタッフの数などで、採算が合わないこともあるが通常の価格で撮影を行っている。
 「写真は変身することのできる世界です。良い写真が撮れてお客さんに喜んでもらえると、こちらも本当にうれしいです。それがこの仕事の原動力ですね」。
 今後はセオリー通りの人物写真ばかりではなく、新しいものにもチャレンジしていきたいと語る。久居市野村町。二十八歳。



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