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一志郡美杉村に蔵を構える稲森酒造(稲森孝生社長)は、創業百四十年の老舗。 造りには、県内産の山田錦やヤマヒカリ、大空、右近をはじめとして、富山の五百万石などの酒造米が使われ、また、水は蔵の近くの湧水をせきとめ用いている。出来上がった酒の味は、やや甘口に、香りを程よく出したもので、村内での人気も高い。
代表銘柄は「出世鶴」と、村内のみで販売されている「稲の玉」の二つ。特に出世鶴の大吟醸は、全国新酒鑑評会で二年連続金賞を受賞するなど高い評価を得ている。また、十二月十日ごろから販売が開始され、三月までの限定販売となる「初しぼり生原酒稲の玉」は人気の品で「その年々の味について、お客さんの反応を聞くのが楽しみ」と専務の正樹さん(38)は話す。
蔵は伊勢本街道筋にあり、美杉山系へハイキングやドライブに来る人が立ち寄り、お土産として買っていくことも多い。
今後について「直接お客様にアピールするような高い品質と、時代に合わせたものをつくりながら、できれば、一〇〇%美杉産の米を使った、酒造りをしていきたいですね」と正樹さんは話す。
大吟醸出世鶴全国金賞受賞酒五百_g二千五百円(数量限定)、大吟醸出世鶴一・八g五千円、「初しぼり」生原酒稲の玉一・八g二千三百円。
美杉村奥津一一〇〇=電話059(274)1111、ファクス059(274)1112。Eメールinamori@ztv.ne.jp
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