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Home > ローカルみえバックナンバー > 2001.10.11 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

県下初のバリアフリー理容店
スロープ設け、車椅子も常備
四日市のヘアケア「ラルジュ」

理容店・ヘアケア「ラルジュ」

 三重県バリアフリーのまちづくり推進条例に適合した県下初のバリアフリー理容店・ヘアケア「ラルジュ」が、四日市市鹿間町にこのほどオープンした。入口へはスロープが付き、店内は車椅子が通行・転回しやすいように十分なスペースを確保。車椅子のままカット・洗髪・整髪もできるようにした障害者に優しい理容店となっており、注目を集めている。
 店を開いたのは理容師の加藤昌宏さん(29)。六年前、神戸市東灘区で修行中、阪神大震災に遭遇。復旧活動の一環として現地で理容ボランティアに参加したことが、開店のきっかけ。
 その時、いろいろな経験を積んだ。お互いの無事を喜ぶと同時に、ボランティアで被災者の理容を行い、そのことを通して明日への生きる力を持ってもらったことが本当にうれしかったという。

加藤昌宏さん

 「理容師になってよかった」と思い、人と人とのつながりの大切さを実感した。そして地域の人と共生して行くことの意義を痛感。郷里に帰ったらぜひ、高齢者や障害者に優しく、いつも安心して来てもらえる理容店を開くことを決意した。
 オープンしたのは八月四日。店舗はスエーデン風のお洒落な建物で、窓を大きくして明るくした。入口へは手すり付のスロープを設置。店内に入りやすいよう入口は幅九十aと広くし引き戸にした。カウンターは高さ七十センチと低くし、車椅子の人が肘を着いて支払いができる。車椅子専用の駐車場も完備している。
 バリアフリーの店内は幅百二十aの通路を確保。車椅子が不自由なく通れるようにした。トイレも広く車椅子用に整備。車椅子を常備したほか、車椅子用リフトも備えて、車椅子のままヘアカットなどができる。またオートシャンプーマシンも導入し、自動で洗髪もできるようになっている。
 店舗建築に当たっては事前に四日市市とも協議。建築指導課の指導を受けており、市の「バリアフリー施設整備基準適合」店舗の認可も受けている。ただ営業店舗には障害者向け整備への補助制度が今のところないことから、すべて自己資金で建設した。

理容店・ヘアケア「ラルジュ」

 オープンして二カ月余り。これまでに訪れた障害者は五人で「ゆったりとカットしてもらえる」と好評だ。加藤さんは「これからも多くの人に活用してもらいたい」と話している。営業時間は午前八時半〜午後七時。毎週月火定休。電話は0593(28)3000。



「インドの被災地へ衣類を贈ろう」
ミコノの会が呼びかけ

インドの被災地へ衣類を贈ろう

 アフリカ諸国やインドの恵まれない人たちに十五年前から衣類などを送り届けている「ミコノの会」(久居市井戸山、国嶋司代表)は、今年もインドの大地震にあったグジャラート州や台風被害を受けたオリッサ州に贈るため、古着などの提供を呼びかけている。
 ミコノの会は、これまで地域の人たちや高校生、婦人会などの協力でアフリカ諸国やインドに三百八十万枚以上の衣類を贈り届けた。
 今年もクリスマスプレゼントに間に合わせようと衣類の提供を呼びかけ、地域の人や久居市内の幼稚園、高校生などから段ボール箱二百箱分が集まった。コンテナを一杯にするには約六百個が必要で、今月末ごろまで提供を受け付ける。
 衣類は中古・新品を問わない。中古は洗濯をして、ボタンの取れているものはボタンを着けてほしいという。また、輸送費が段ボール一個に約千三百円かかるため、この費用負担も呼び掛けている。問い合わせは同会=電話059(256)6301=まで。
【写真は提供された衣類と国島さん夫妻】



【ひと 人】
楽しむことを大事に
ボランティアグループ「ぐるぐる」代表
加藤 小映子さん

加藤 小映子さん

 嬉野町で三年前にボランティアグループ「ぐるぐる」を設立。今あるものをリユースしていく中で、環境問題に取り組んでいけるのではとはじめた活動も、現在は楽しむことを中心に置き、多くの人といろいろな活動をしていくことで、自然と環境問題にもつながるのではと考えている。
毎月の活動は、本業である設計事務所の仕事に加え、町内各地に設置された「伝言板ぐるぐる」の運営とそのダイジェスト版の発行、年一回の「ぐるぐるマーケット」の運営、いろいろな活動を行っている「ぐるぐる勉強会」の企画など。三人の子供に囲まれながら、伝言板とダイジェスト版の製作にあたっては、子供たちが寝静まった夜中を利用している。
今後は「会員の楽しみのためにも、通常の活動を地道に、楽しみながら長く続けてやっていきたいですね」と抱負。
現在、十四日に嬉野町ふるさと会館前公園で開催される第三回ぐるぐるマーケットに向けて準備を進めており「皆さんをお待ちしています」と笑顔で話す。
嬉野町中川四〇(プラス設計室内)ぐるぐる事務局=電話0598(42)5363。四十一歳。



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