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創業は約百五十年前の嘉永年間。元々は米屋から始めた。戦後間もない昭和二十五年、先代店主の時にパン屋も手掛ける。学校給食用のコッペパン、食パンなどが主体のスタートだった。四日市市内では学校給食用パン製造の草分け。
現在は店主・武藤昌夫さん(62)と子息・章生さん(27)が、やはり学校給食用パンづくりを中心にしている。レーズンパン、黒糖パン、胚芽パン(玄米パン)、ねじりロールパン、チーズパンなども市内の小学校、保育園に納めている。四日市高校、海星高校や富士電機三重工場などの売店には調理パンを中心に納品。エビサンド、コロッケサンドが人気のパンだ。
給食用は大量生産のため、毎朝早くから大窯のパン製造機をフル稼働させる。子どもの主食となることから絶えず安全面に細心の注意を払っている。
約三十年前からは小売りの店「アンデルセン」を併設した。あんパン、クリームパン、焼きいもパンなどの菓子パンやデニッシュ、ドーナッツ、レーズンパン、食パンなどを並べている。トウモロコシ一〇〇%のマーガリンを使ったプチクロワッサンは「アトピーなどアレルギーを持つ子供に最適」と勧める。
まだまだ給食用が主体だが、章生さんは「これからは小売りにも力を入れていく」と言う。発酵バターたっぷりのクロワッサンや国内産小麦だけを使った天然酵母入りパン、各種フランスパン、シフォンケーキも試作中だ。
日本ではフランスパンづくりの第一人者と言われている大阪「青い麦」の店主から作り方の手ほどきを受けたり、来春には章生さんが本場フランスへ直接、勉強に行く。おいしいパンづくりに意欲を燃やしている。
営業時間は午前八時〜午後六時半。定休日は日祝日と第二・第四土曜日。四日市市浜一色町17の2。電話0593(31)4680。
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